皆さんお馴染みの*1ベイトソンや、スラヴォイ・ジジェクを引用すると明確になるように、権力の言説ってのは、そもそも分裂したダブルバインドなものであることによって機能するわけです。ダブルバインド状況を構成する必要条件は、われわれの見るところ、以下の通りである。1 ふたりあるいはそれ以上の人間2 繰り返される経験3 第一次の禁止命令 これは次のふたつのうち、どちらかの形... 続きを読む
みのもんたは思いつきでものを言う - 日記&ノート(転叫院)スラヴォイ・ジジェク著『否定的なもののもとへの滞留』(田崎英明・酒井隆史訳)の読書ノートの続き。(以下、すごい長いです) 前回書いたように、ラカンが「男性的」と呼んだタイプの論理(カントのいう「力学的二律背反」にかかわる)は、現象(われわれの経験的な世界)の彼方、外側に「例外」(神、彼岸、理想郷)を作り出すことによって、主体と世界との間の矛盾を解決し、この世界を普遍的... 続きを読む
Arisanのノート - 中上健次との関連でジジェクをミクロ政治的に読んでみる読書1.ジジェクの主体 ジジェクは主体を復権させた、とはよく言われることである。ではジジェクの主体とは何か。重要なのは主体($)と主体化・同一化を区別することである。これは否定性と肯定性の区別である。主体は「○○である」と肯定的に付加できる述語=内容を持たない空虚な否定性であるのに対して、主体化・同一化は主体が肯定的な諸内容を引き受けることを意味する。ジジェクが主... 続きを読む
ジジェクによるデカルト/カント/ヘーゲル的主体、あるいは<絶対知>...