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日本の百年 7 1931~1937 (ちくま学芸文庫 ニ 9-7) 文庫 – 2008/4/9

4.7 5つ星のうち4.7 4個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2008/4/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/4/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 555ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480090770
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480090775
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 4個の評価

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橋川 文三
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上位レビュー、対象国: 日本

2016年9月9日に日本でレビュー済み
満州事変勃発(1931年9月18日)から南京攻略(1937年12月13日)までの6年間、当時の日本で起こった社会風俗などを扱っている。
様々なことが起こった時代だが、この時代の本を読むとどうしても政治や外交、軍部関係ばかりに焦点が当てられ、一般社会で何が起こり、人々は何を考えていたのかがよく解らない。そうした疑問に答えてくれる内容になっている。この手の本はなかなかないのではないか。

私としては、当時の大学生がアンケートに答えた内容が最も印象に残っている。
質問 時代について 
回答 明瞭であるごとくに見えて、不明瞭な半端な時代です。従って、右にいってよいものか、左にいっていものか迷っている。そうした日和見主義者が中産階級の大部分を占めています。右でも左でもよい、ひとまず極端にまでゆけば、そこにまた新しい時代が生まれてきましょう。

質問 政治家について
回答 はなはだ押しのきかない政治家による政治と考えます。日本もッムッソリーニやヒットラーのような人物が出れば、人心も、左右がはっきりと定まり、かえってはっきりしてくるでしょう。そして来るべき時代も幾分は早く来ることとなるでしょう。

恐慌による生活不安や相次ぐテロによる社会不安に怯える当時の日本国民。そうした閉塞した現状を打ち破ってくれるのであれば、極端なことをやる独裁者が現れても構わない。極端な為政者を求める心情がハッキリと表明されている。
ここ数年、新聞などで戦前戦中を生きながらえてきた高齢の方の、現在の日本が戦前戦中の雰囲気と似てきたという言葉を聞くようになった。今の日本とやや異なるが、基本的人権や憲法を軽視することがあっても時代の閉塞感を打ち破り、強い日本をアピールしてくれる極端なリーダーを求める雰囲気がある点では同じように思われる。そのような心情がなぜ生まれるのか、当時のことをよく知ることが必要だと思う。そして、それがどんな悲しい結末をもたらしたのか、をも。
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2009年6月10日に日本でレビュー済み
 復刊を待望されていた、筑摩書房発刊の日本の歴史シリーズ。橋川文三編纂の7巻「アジア解放の夢」は、このシリーズの白眉である。

 文字と静止画によるドキュメントとして、画期的な手法を選択している。当時の公式資料だけでなく、その時代の流行歌、雑誌、体験談、新聞記事などを織り込み、社会風俗を本の中に再現することで、その時代を多方面から照射する、学者とも思えない、分かりやすい手法で、現代のわれわれに当時の社会状況を伝えている。

 発刊からかなりの年数を経過したが、この時代を鮮烈に伝える歴史書として、まったく輝きを失っていない。この時代を学ぶ上で、私にとっては、今なお「基準」のような本である。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年12月17日に日本でレビュー済み
 大正から昭和にかけての、その後の昭和20年8月15日に至るまでの大日本帝国の『破綻』を決定づけた時期を描く。
 タイトルに象徴されるように、アジアのリーダーとして西洋文明に立ち向かうか、遅れてきた帝国主義国となるか・・・明治維新、日清・日露戦争を戦い抜き、一応の近代国家として自立した日本が岐路に立たされたのである。というよりも、日本は明確なビジョンを持ちえず、アジア諸国を十分に味方につけることも、西洋の仲間入りすることもかなわなかった。
 この時期の社会情勢、国家主義、社会主義などの様相を膨大な資料の緻密な検証によって描き出す本書は、安易な左右の政治的攻撃などをものともしない、決定的な歴史論考といえる。
 そして、ある意味ではアジアかヨーロッパか、という命題は今日の我々日本人が今なお突きつけられている命題であることを忘れてはならない。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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