”力学的な考え方は、ちょうど古代ギリシャ人のヘラレイトス学派のもっていた、自然の現象はすべて戦いと争いで説明できる、という考え方を思いおこさせます”という文章が本書の結び(p.358)にあります。
この結びに到達するまで集合とかベクトルとかの数学的概念が本書のなかで豊富な図とともに説明されています。
それで正確には理解できなくでも最初から最後まで一種の安心感をもって読むことができます。
そんな訳で文系、理系を問わず一度はよむべき啓蒙書といえるのではないでしょうか。
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トポロジー: 基礎と方法 (ちくま学芸文庫 ノ 6-1 Math&Science) 文庫 – 2007/8/1
野口 廣
(著)
- 本の長さ366ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2007/8/1
- ISBN-10448009086X
- ISBN-13978-4480090867
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2007/8/1)
- 発売日 : 2007/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 366ページ
- ISBN-10 : 448009086X
- ISBN-13 : 978-4480090867
- Amazon 売れ筋ランキング: - 546,119位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2018年1月24日に日本でレビュー済み
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2013年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前ハードカバー仕様にて同じ内容の本が発売されていました. 図書館でそれを借り内容が気に入ったので,文庫本になった本商品の購入に至りました. トポロジーの歴史,集合,写像といった基本から始まり,関係,実数直線と,順序よくトポロジーを教えてくれる内容です. 目次より引用すると,"力学系と構造安定性","形態形成論"とモデルといった内容も含まれているお得な本です. また,著者独特な語り口調も好きです.
2009年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、ハードカバー版を中学の時に図書館で見かけ、前半の三分の一くらいで挫折した経験があります。そのあと、高校でも読んでみて、やはり挫折。
大学でやっと後半も含めて読むことができました。
書き方はとてもわかりやすいですが、それがわかりやすいと思えるには、目的意識と周辺知識が必要になります。
それがなくて、これだけ読んでも、だから何なの?で挫折するでしょう。
とりあえず、大学レベルの解析を学びそれと関連付けるか、位相を他の書籍で学んだけれど書き方が抽象的でよくわからなかったという人が、具体的なイメージをつけながら位相を学ぶのに適した本です。
大学でやっと後半も含めて読むことができました。
書き方はとてもわかりやすいですが、それがわかりやすいと思えるには、目的意識と周辺知識が必要になります。
それがなくて、これだけ読んでも、だから何なの?で挫折するでしょう。
とりあえず、大学レベルの解析を学びそれと関連付けるか、位相を他の書籍で学んだけれど書き方が抽象的でよくわからなかったという人が、具体的なイメージをつけながら位相を学ぶのに適した本です。
2007年8月24日に日本でレビュー済み
この本は、1971年に日本評論社から出版されたものに対して、少し手を加えたものです。文庫本サイズになっています。
私は一応理系ですが、数学の出来はよくありませんでした。
昔から位相・トポロジーの話にも興味ありましたが、大抵の数学の教科書は無味乾燥な定義や公理から出発してどんどん話が進んでいくので途中で挫折してきました。私のような者からすると、それらのような本は詰め込まなければいけないことが多すぎるように思えるからです(私の脳の出来が悪いからです。)。向いていないんだろうと思っていた頃に、この本の存在を知り、古本で手に入れてみました。読んで目からウロコと言いますか、なんでこのようなことを考えるようになったのかの背景とともに、すばらしい語り口調で説明されています。しかし古本なので装丁が悪く、綺麗な本が欲しいと思っていました。今回、再出版されたことに感謝しています。野口先生のあとがきを見て、ご健在であることも分りうれしく思いました。
色々な数学の本を持っていますが、この本ほど素晴らしい本は見たことがありません。
筑摩書房さん、日本の宝を再発掘してくれてどうもありがとう!
ちなみに、瀬山先生の2冊の本もお勧めです。
私は一応理系ですが、数学の出来はよくありませんでした。
昔から位相・トポロジーの話にも興味ありましたが、大抵の数学の教科書は無味乾燥な定義や公理から出発してどんどん話が進んでいくので途中で挫折してきました。私のような者からすると、それらのような本は詰め込まなければいけないことが多すぎるように思えるからです(私の脳の出来が悪いからです。)。向いていないんだろうと思っていた頃に、この本の存在を知り、古本で手に入れてみました。読んで目からウロコと言いますか、なんでこのようなことを考えるようになったのかの背景とともに、すばらしい語り口調で説明されています。しかし古本なので装丁が悪く、綺麗な本が欲しいと思っていました。今回、再出版されたことに感謝しています。野口先生のあとがきを見て、ご健在であることも分りうれしく思いました。
色々な数学の本を持っていますが、この本ほど素晴らしい本は見たことがありません。
筑摩書房さん、日本の宝を再発掘してくれてどうもありがとう!
ちなみに、瀬山先生の2冊の本もお勧めです。