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近代科学再考 (ちくま学芸文庫 ヒ 12-1) 文庫 – 2008/12/10
広重 徹
(著)
- 本の長さ291ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2008/12/10
- ISBN-104480091793
- ISBN-13978-4480091796
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2008/12/10)
- 発売日 : 2008/12/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 291ページ
- ISBN-10 : 4480091793
- ISBN-13 : 978-4480091796
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,005,961位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月26日に日本でレビュー済み
広重徹氏の近代科学に冠する4つの短編がまとめられた一冊である。私は、第1章の内容が17世紀の科学革命以降の科学思想の変遷の要約がされており、大変興味深かった。コペルニクスやニュートンといった科学革命黎明期の科学者達は、自身の理論の究極的な正当性を保証するものは、神の御業であると考えていた。そういった状況から、次第に力学を始めとした諸分野で壮大な科学大系が構築されていき、最後には科学は神の手を離れ、制度化されていくのである。そういった一連の科学史的な事実と思想の変遷を簡潔に述べられている。「科学の制度化とは、科学がその出生に由来する余分要素を切り捨て、合理化されて行く過程である。」という近現代の科学思想史の本質を見事に要約した一文にははっとした。第1章以外の文章も近現代の科学の発達の思想的な背景を各論的に扱っており、とてもよくまとまっている。
2012年2月10日に日本でレビュー済み
本書は、世界的な科学史家広重徹氏の没後に関係者によって編まれた編著。氏が雑誌に寄稿した文章や、未発表原稿を収めた本書は非常に貴重なもの。ありがたい本です。
ことに未発表だという「19世紀の科学思想」と「20世紀の科学思想」は、コンパクトに書かれながら、実に見事に描かれた科学思想史の叙述。科学がその起源からすでに近代社会の拡大のための技術的要請に応じて発展してきた経緯があることを忘れないよう注意を促しています。世界貿易と流体力学(そして力学の解析化へ)、鉄鋼生産と熱放射(そして量子革命へ)、高射砲と自動制御(そして情報理論の革命へ)、という具合です。
科学の歴史は、まぎれもなく、近代社会の激動の歴史を映し出し、そして、それ自体がその激動を現実に突き動かす原動力ともなっていたのだということがわかります。
ことに未発表だという「19世紀の科学思想」と「20世紀の科学思想」は、コンパクトに書かれながら、実に見事に描かれた科学思想史の叙述。科学がその起源からすでに近代社会の拡大のための技術的要請に応じて発展してきた経緯があることを忘れないよう注意を促しています。世界貿易と流体力学(そして力学の解析化へ)、鉄鋼生産と熱放射(そして量子革命へ)、高射砲と自動制御(そして情報理論の革命へ)、という具合です。
科学の歴史は、まぎれもなく、近代社会の激動の歴史を映し出し、そして、それ自体がその激動を現実に突き動かす原動力ともなっていたのだということがわかります。
2003年1月19日に日本でレビュー済み
世界観の変革が求められている。その中で、この本は今一度読み直されるべきであろう。機械論・要素論論的世界観の成り立ちや変革、つまり、現在の我々が持っている世界観の根本にある近代物理学、近代科学が如何に登場してきたのかがとても分かりやすく解説されている本である。
この本を読んでから、話題になっている『知の欺瞞』や『サイエンス・ウォーズ』へと読み進めることで現在議論されている最先端が見えてくるのではないだろうか。
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