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新釈 現代文 (ちくま学芸文庫) (ちくま学芸文庫 タ 30-1) 文庫 – 2009/6/10
高田 瑞穂
(著)
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- ISBN-104480092234
- ISBN-13978-4480092236
- 出版社筑摩書房
- 発売日2009/6/10
- 言語日本語
- 本の長さ259ページ
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商品の説明
著者について
高田 瑞穂
1910(明治43)~1987(昭和62)年、静岡県生まれ。東京帝国大学文学部国文学科卒業。大学院では国文学のほかに哲学も専攻。府立第一中学校(現・日比谷高校)教諭、成城高等学校(旧制)教授、校長などを経て、1954年に創設された成城大学文芸学部教授に就任。その後、成城大学名誉教授。近代文学研究の第一世代として活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1910(明治43)~1987(昭和62)年、静岡県生まれ。東京帝国大学文学部国文学科卒業。大学院では国文学のほかに哲学も専攻。府立第一中学校(現・日比谷高校)教諭、成城高等学校(旧制)教授、校長などを経て、1954年に創設された成城大学文芸学部教授に就任。その後、成城大学名誉教授。近代文学研究の第一世代として活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2009/6/10)
- 発売日 : 2009/6/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 259ページ
- ISBN-10 : 4480092234
- ISBN-13 : 978-4480092236
- Amazon 売れ筋ランキング: - 176,605位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月21日に日本でレビュー済み
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抽象度高い文章の正確な理解に,本書は応えてくれて難解な本の面白さが分かるようになった。今となっては買いなおして教養本として本棚に大切に保存してあります。じぶんは,無学でカネの話しかしない暴力父親が嫌で嫌で逃れたくて,小学校低学年の頃から親のカネをくすねて鬼のように本を買って読みまくることで知的で刺激的で幸せな世界と出会えたし,受験現代文はかなり得意だったが,この本と早い時期に出合えたことについては,もの寸ごく割りとマジでリアルに超感謝している。本書を楽しく読めれば現代文はすでに得意なんだろうけれども,心構えとして大人が教養本として読んでも知的に満たされコンゴの読書経験を豊かにする名著である。
2023年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本で感覚を学び
現代文解釈の基礎で着眼点を学び
現代文と格闘するで技術を学べば
受験現代文は完成します
現代文解釈の基礎で着眼点を学び
現代文と格闘するで技術を学べば
受験現代文は完成します
2011年1月23日に日本でレビュー済み
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少しは世の中というか人生というものがわかるようになった気がして,高校時代に挫折した本書に再挑戦しました.やはり難しかったです.大学受験用の現代文の参考書で良くレビューされているものと比べても相当難解のような気がしました.時代の移り変わりとともに,少しズレ?ブレ?があるのでは?とも感じました.このような本があったという記録,記憶は持ち続けるべきでしょうが,今の世の中の難関大学を目指している高校生の即戦力にはなれないと思います.
2020年9月5日に日本でレビュー済み
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現在の現代文は、論理的に文を読むということで、概ね、それ以上でもそれ以下でもないものになってきています。
論理的な読書法というのは、悪質な誤読を防ぐという意味ではいいのですが、膨らみがない、教条主義のような雰囲気もあり、個人的にはあまり好きにはなれない読み方です。
本書のような古い現代文のガイドを読むと、文の読み方に関して、キーとなる単語が圧倒的に高い複雑性を持っているということが分かります。
そういった点だけでも、得るものは多いかなと。
論理的な読書法というのは、悪質な誤読を防ぐという意味ではいいのですが、膨らみがない、教条主義のような雰囲気もあり、個人的にはあまり好きにはなれない読み方です。
本書のような古い現代文のガイドを読むと、文の読み方に関して、キーとなる単語が圧倒的に高い複雑性を持っているということが分かります。
そういった点だけでも、得るものは多いかなと。
2022年4月17日に日本でレビュー済み
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字が小さく,また,読みづらい文章を集めてあるので,最初は,読むのに気合いがいるかもしれない (もともとの本も,読みづらい)。。
ざっとあちこち読み直してみたし,現在の現代文参考書とも比べてみたが,現在主流の方法,つまり,文章をていねいに読んでいく,自分の感想では答えない,という方法と同じだ。
と言うより,この本が,現在主流の方法の先駆けだったのだ。
もちろん小論文では,自分の感想を書く。
しかし,現代文の問題では,感想を書いてはいけないと,おそらくは,この本が最初に明言した (間違っているかもしれないが)。
私個人としては,永らく予告されていたのに,たぶん書店には,ついに出回らなかった 小西甚一 “テーブル式現代文” (評論社) のゲラ刷りのほうが優れていると思うが,ないものねだりをしても,しようがない。
現在出回っている現代文参考書は,易しいものが多いようなので,永らく現代文で最高評価をとり続けたこの本を読んで,難問に備えるのもよい。
もちろん,現在の本で,解説が的確な (難しめの) 問題を,たくさん解くのもいいだろう。
また,旧来の現代文参考書の解説は,現在では,現代文単語集に,同様の解説のものが,引き継がれているようだ。
こうした本は,見出し語以外,読む価値はないが。
岩波国語などの国語辞典・スマホなどを,常に調べ,暗記したほうがよい。
2021年早稲田大学教育学部の現代文問題では,文章の作者・各予備校・大学側すべてで,解答がバラバラだったことが明らかになった (大学側は批判をつっぱねた。受験生救済もなかった)。
このように,現代文で満点を獲るのは,不可能な場合がある。
この本の著者 高田瑞穂氏 が,その早稲田教育学部でかつて教えていたのは,皮肉だろうか?
ざっとあちこち読み直してみたし,現在の現代文参考書とも比べてみたが,現在主流の方法,つまり,文章をていねいに読んでいく,自分の感想では答えない,という方法と同じだ。
と言うより,この本が,現在主流の方法の先駆けだったのだ。
もちろん小論文では,自分の感想を書く。
しかし,現代文の問題では,感想を書いてはいけないと,おそらくは,この本が最初に明言した (間違っているかもしれないが)。
私個人としては,永らく予告されていたのに,たぶん書店には,ついに出回らなかった 小西甚一 “テーブル式現代文” (評論社) のゲラ刷りのほうが優れていると思うが,ないものねだりをしても,しようがない。
現在出回っている現代文参考書は,易しいものが多いようなので,永らく現代文で最高評価をとり続けたこの本を読んで,難問に備えるのもよい。
もちろん,現在の本で,解説が的確な (難しめの) 問題を,たくさん解くのもいいだろう。
また,旧来の現代文参考書の解説は,現在では,現代文単語集に,同様の解説のものが,引き継がれているようだ。
こうした本は,見出し語以外,読む価値はないが。
岩波国語などの国語辞典・スマホなどを,常に調べ,暗記したほうがよい。
2021年早稲田大学教育学部の現代文問題では,文章の作者・各予備校・大学側すべてで,解答がバラバラだったことが明らかになった (大学側は批判をつっぱねた。受験生救済もなかった)。
このように,現代文で満点を獲るのは,不可能な場合がある。
この本の著者 高田瑞穂氏 が,その早稲田教育学部でかつて教えていたのは,皮肉だろうか?
2022年1月13日に日本でレビュー済み
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私はとうに還暦をすぎた者です。昭和の終わり頃に、某旧帝大医学部医学科に入学して卒業しました。現代文の勉強は知識ではないので何をしたらいいか分かりませんでした。
そんな中、テクニックや知識を全く標榜しない本書を手に取りました。
目から鱗でした。
たった一つのこととは。
日記などの私的な文章と違い、公的に表現したい文章には何か明確な目的があるということです。
その目的のために、説明的な補助文を入れたりしますが、まともな文章には明らかな目標があるということです。
私は、本書を一読し感激しました。ニ読目はしませんでしたが、本書のいう『たった一つのこと』は、その後の人生で文章を読んだり書いたりする上で常に物差しとなりました。
言い換えれば。
ある文章を書く場合、目標をまず設定し、それに向かって論旨を展開していくことを念頭に置くようになりました。
また他人の書いた文章を読む場合、目標が明確か?それに向かう論旨が適切か?を意識するようになりました。
本書の考え方は、単なる入試の現代文の読み書きだけでなく、私の人生に於ける思考や思索についての正に基本となっております。
そういう意味では、受験生に留まらず本書の価値はあらゆる人にとって有益でしょう。
そんな中、テクニックや知識を全く標榜しない本書を手に取りました。
目から鱗でした。
たった一つのこととは。
日記などの私的な文章と違い、公的に表現したい文章には何か明確な目的があるということです。
その目的のために、説明的な補助文を入れたりしますが、まともな文章には明らかな目標があるということです。
私は、本書を一読し感激しました。ニ読目はしませんでしたが、本書のいう『たった一つのこと』は、その後の人生で文章を読んだり書いたりする上で常に物差しとなりました。
言い換えれば。
ある文章を書く場合、目標をまず設定し、それに向かって論旨を展開していくことを念頭に置くようになりました。
また他人の書いた文章を読む場合、目標が明確か?それに向かう論旨が適切か?を意識するようになりました。
本書の考え方は、単なる入試の現代文の読み書きだけでなく、私の人生に於ける思考や思索についての正に基本となっております。
そういう意味では、受験生に留まらず本書の価値はあらゆる人にとって有益でしょう。
2022年9月12日に日本でレビュー済み
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四十問あまりの入試問題とその解説からなる。その多くは選択肢の問題だが、大学入試問題となると迷うところもある。
これまで、なんとなくの雰囲気で答えていたことが多かったが、高田先生の解説を読むと納得もするし問題文の論旨も鮮明になる。
最後まで読み進めていくうちに、確かに読み方が身に付いた実感が湧いてきた。
これまで、なんとなくの雰囲気で答えていたことが多かったが、高田先生の解説を読むと納得もするし問題文の論旨も鮮明になる。
最後まで読み進めていくうちに、確かに読み方が身に付いた実感が湧いてきた。
2013年10月10日に日本でレビュー済み
昔々の大学合格体験記にはこの書物が必須かつ十分と絶賛されていた。
本当に読んでそう書いていたのだろうか?
確かに現代文を読む姿勢を語ったものとしての価値はあるが、現代文の問題を解くための方策をほとんど教えてはくれない。
そのような状況で藤田修一氏の「記号読解法」やそれに連なる種々の読解法が提案されるに至った。
受験対策の歴史を振り返ることができる一つの史跡的著作とは言えよう。
本当に読んでそう書いていたのだろうか?
確かに現代文を読む姿勢を語ったものとしての価値はあるが、現代文の問題を解くための方策をほとんど教えてはくれない。
そのような状況で藤田修一氏の「記号読解法」やそれに連なる種々の読解法が提案されるに至った。
受験対策の歴史を振り返ることができる一つの史跡的著作とは言えよう。