この本は、ロラン・バルトの1950年代から1960年代にかけての
「モード論」を集めた論集ですね。
「シャネルvsクレージュ」といったファッションとしてのモード
の評論や、自著『モード体系』についてのインタビューなどが
収録されています。
バルト曰く「モードとはまさに体系」であって、即興とか、気まぐれ
とか、ファンタジーとか、自由な創造とかといったものとは全く違い、
強固にコード化されているとのことです。
モードとは、一つの"結合術"であって、有限の要素と変換規則からなって
いて、毎年のモードの特徴の全ては、文法と同じ様に制約や規則を伴った
規則性から取り出されていると論じられています(p.153)。
モード×記号学の組み合わせが印象的です。
学芸文庫としては、とても読みやすくまとまった内容になっていますね。
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ロラン・バルト モード論集 (ちくま学芸文庫 ハ 9-7) 文庫 – 2011/11/9
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- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2011/11/9
- 寸法10.8 x 0.8 x 15.2 cm
- ISBN-104480094105
- ISBN-13978-4480094100
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2011/11/9)
- 発売日 : 2011/11/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 184ページ
- ISBN-10 : 4480094105
- ISBN-13 : 978-4480094100
- 寸法 : 10.8 x 0.8 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 161,414位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 536位ちくま学芸文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年3月27日に日本でレビュー済み
2020年1月13日に日本でレビュー済み
2020年2冊目/1月2冊目/『ロラン・バルト モード論集』(ちくま学芸文庫)/ロラン バルト/P.184/2011年/★2.8 #読了 #読了2020
体力もなく電車で同じところを何度も読んでいて、理解もできずストレスフルに読了。山田登世子氏(『ブランドの条件』著者)が編訳しているから読みやすいと思ったものの、全然違いました。具体的なモード論や批評を読みたいと思ったが、内容はモードを対象にした記号学的分析でした。確かにサルトルの言うように、”衣服のおかげで人間は「自由を引き受けることができ」、自分がこうあろうと選択した存在になることができる。”無意識に全身ユニクロを着ていてもそこには衣服と人格が互いに他の成立に関わっていると言える、気がします。
体力もなく電車で同じところを何度も読んでいて、理解もできずストレスフルに読了。山田登世子氏(『ブランドの条件』著者)が編訳しているから読みやすいと思ったものの、全然違いました。具体的なモード論や批評を読みたいと思ったが、内容はモードを対象にした記号学的分析でした。確かにサルトルの言うように、”衣服のおかげで人間は「自由を引き受けることができ」、自分がこうあろうと選択した存在になることができる。”無意識に全身ユニクロを着ていてもそこには衣服と人格が互いに他の成立に関わっていると言える、気がします。
2017年1月15日に日本でレビュー済み
大著『モードの体系』よりも噛み砕いてわかりやすい、ロラン・バルトの初期のモード論集です。シャネルとクレージュを対決させたエッセイ「シャネルvsクレージュ」は、歴史と未来との対決であったり、また伝統と変革のそれぞれ両義性として現れたりと、読み応えがありました。
一番気になったのは、「衣服の歴史と社会学」です。私自身、自分で衣服産業史と名付けた分野で研究を続けてきましたが、その過程で宙づりにしていた用語が、「服装」と「服飾」でした。「衣服」を物として扱うことは決めていたのですが、「服装」と「服飾」を厳密に自分へ定義づけていません。服装は着用衣服の組み合わせ、服飾は装飾品を加味したイメージで考えているだけです。
一番気になったのは、「衣服の歴史と社会学」です。私自身、自分で衣服産業史と名付けた分野で研究を続けてきましたが、その過程で宙づりにしていた用語が、「服装」と「服飾」でした。「衣服」を物として扱うことは決めていたのですが、「服装」と「服飾」を厳密に自分へ定義づけていません。服装は着用衣服の組み合わせ、服飾は装飾品を加味したイメージで考えているだけです。
2012年7月16日に日本でレビュー済み
ファッションにおけるモードとディスクールを記号学的に分析した著作です。
エッセイ的に軽く読めるものもあれば,論文的著作のための導入となる文章も収録されています。
分析の手法はオーソドックスなソシュール言語学的なものですが,そのポストモダンな論調と相俟って,懐かしくも興味深いものになっています。
難しい術語もひねくれた論法も用いられていないので,記号学入門としてもお勧めできる著作だと思います。なかなか面白いです。
エッセイ的に軽く読めるものもあれば,論文的著作のための導入となる文章も収録されています。
分析の手法はオーソドックスなソシュール言語学的なものですが,そのポストモダンな論調と相俟って,懐かしくも興味深いものになっています。
難しい術語もひねくれた論法も用いられていないので,記号学入門としてもお勧めできる著作だと思います。なかなか面白いです。