2014年に出版された、カール・ポランニーの論文や講演を集めたアンソロジー。
20の章から構成されていて、講義録などもあるので、比較的短い文章で読みやすい。
テーマも、市場経済に対する批判などのお馴染みの内容や、時事的な話題などもある。
ポランニーといえば、1964年に亡くなっているが、最近話題になっているベーシックインカムなどの理論的な背景になっていることもあり、再び注目が集まっている。
その意味では、ポランニー入門と言ってもいいような内容になっている。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ポランニー・コレクション 経済と自由:文明の転換 (ちくま学芸文庫) 文庫 – 2015/7/9
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,870","priceAmount":1870.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,870","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"vhSaDDqqbMCtGt1%2F0vd6a4T4Ay1IObTKvsI8690Tvimrvb5uHTmMvz%2FKYnyTwpBpELSPOMPhIjz2HRGRnu4s7NGMJG3UVWle47x%2BQC5Mwd6tCFC2LYrPDOf86DBuGKwG9PpAXkwDSis%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
二度の大戦を引き起こした近代市場社会の問題点をえぐり出し、真の平和に寄与する社会科学の構築を目指す。ポランニー思想の全てが分かる論考集。
- 本の長さ560ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2015/7/9
- 寸法10.5 x 2 x 14.8 cm
- ISBN-104480096663
- ISBN-13978-4480096661
よく一緒に購入されている商品
対象商品: ポランニー・コレクション 経済と自由:文明の転換 (ちくま学芸文庫)
¥1,870¥1,870
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
¥1,540¥1,540
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り8点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2015/7/9)
- 発売日 : 2015/7/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 560ページ
- ISBN-10 : 4480096663
- ISBN-13 : 978-4480096661
- 寸法 : 10.5 x 2 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 237,379位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 263位経済思想・経済学説 (本)
- - 657位その他の地域の世界経済関連書籍
- - 900位ちくま学芸文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年5月24日に日本でレビュー済み
2021年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ケインズとハイエクの資本主義運営論上の喧嘩や、マルクス・エンゲルスの分析は正しいが実は机上の計算でしかなかった計画経済学などを尻目に、(ましてやハイエクの子孫と称する新自由主義経済屋(馬鹿共はシカゴベアーズでも応援しとけ)などは物ともせず)、マリノフスキのクラに感動した我らがポランニーは、独自の人間尊重的な文化人類学的経済学的哲学を提示した。なんとなくその方向は、EFシューマッハーや、センや、ユヌスの「哲学」と通じる感を覚える。哲学に憧れる方々にはお勧め本。小泉竹中グローバルスタンダードと聞いて意識高揚する方々にはドライアイス的冷却本。
2015年8月16日に日本でレビュー済み
ポランニーは、昔懐かしい経済人類学者クリシンの種本の著者であるという事しか知らなかった。彼の大部の本格的な著作は読んだ事がなかったので、ポランニーのまとまった思想を把握できるとのふれこみに引かれて、購入し読んでみた。
内容は、短い断章が大きく4つに分類されて並べられている。おおざっぱには、経済における自由論、戦争と平和の諸問題、経済人類学、ロシア革命以後の世界情勢に対する時評である。スターリン批判やソ連崩壊を知る我われからすると、どのように偉大な知識人にも限界がある、と思わせる部分が特に最後の部分にはある。協同組合的社会主義、著者の言う自由な社会主義、に希望を見いだそうとしても、ユーゴスラビアの自主管理社会主義の崩壊をみてしまうと、首を傾けざるを得ない。ただ、戦争に関する彼の分析は、この人はかなりのリアリストである事を感じさせた。経済学的には、本書の大部の解説にもあるように、土地と労働の商品化を問題にしているが、市場経済の批判としては有効でも、どのようにしてそれを実現するか、については何も提案されていない。
批判的な事を述べてきたが、随所に、はっとさせる一流の箴言を見いだす事ができる点は大いに評価したいし、その点に本書を今読む価値があるのではないだろうか。イタリア人学者による解説が2編、これはかなり読みつらく感じたが、日本人訳者による解説は、簡潔でよくまとまっていると思う。
内容は、短い断章が大きく4つに分類されて並べられている。おおざっぱには、経済における自由論、戦争と平和の諸問題、経済人類学、ロシア革命以後の世界情勢に対する時評である。スターリン批判やソ連崩壊を知る我われからすると、どのように偉大な知識人にも限界がある、と思わせる部分が特に最後の部分にはある。協同組合的社会主義、著者の言う自由な社会主義、に希望を見いだそうとしても、ユーゴスラビアの自主管理社会主義の崩壊をみてしまうと、首を傾けざるを得ない。ただ、戦争に関する彼の分析は、この人はかなりのリアリストである事を感じさせた。経済学的には、本書の大部の解説にもあるように、土地と労働の商品化を問題にしているが、市場経済の批判としては有効でも、どのようにしてそれを実現するか、については何も提案されていない。
批判的な事を述べてきたが、随所に、はっとさせる一流の箴言を見いだす事ができる点は大いに評価したいし、その点に本書を今読む価値があるのではないだろうか。イタリア人学者による解説が2編、これはかなり読みつらく感じたが、日本人訳者による解説は、簡潔でよくまとまっていると思う。
2015年7月19日に日本でレビュー済み
索引も入れれば557ページの大著だが、思ったより平易で読みやすかった。
一応4部20章に分かれているが、それそれが独立した論考なので頭から通読する必要はないと思う。
講義・講演(草稿)は「ですます」調で訳されている上、個々のセンテンスが短いので、わかりやすい。
最初にこうした文体で訳されている部分を拾い読みするのも良いかもしれない。
時に「判読不可能」という、難易度の高い原資料に格闘される訳者の方々には頭が下がる。
今後もこうした出版企画は大切にして欲しい。
一応4部20章に分かれているが、それそれが独立した論考なので頭から通読する必要はないと思う。
講義・講演(草稿)は「ですます」調で訳されている上、個々のセンテンスが短いので、わかりやすい。
最初にこうした文体で訳されている部分を拾い読みするのも良いかもしれない。
時に「判読不可能」という、難易度の高い原資料に格闘される訳者の方々には頭が下がる。
今後もこうした出版企画は大切にして欲しい。