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ちくま日本文学全集 19 江戸川乱歩 文庫 – 1991/11/1
江戸川 乱歩
(著)
白昼夢,火星の運河,二銭銅貨,心理試験,百面相役者,屋根裏の散歩者 他
- 本の長さ476ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日1991/11/1
- ISBN-104480102191
- ISBN-13978-4480102195
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1991/11/1)
- 発売日 : 1991/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 476ページ
- ISBN-10 : 4480102191
- ISBN-13 : 978-4480102195
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,224,997位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,059位全集・選書 (本)
- - 8,826位アート・建築・デザイン作品集
- - 233,976位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月20日に日本でレビュー済み
半世紀以上前、私が小学校低学年のことだ。当時、本は高価で、近所の貸本屋から、一晩5円で、江戸川乱歩の「怪人二十面相」を借りて読んだ。著者の醸し出す、不気味な雰囲気は、本書でも変わらない。本書で一番、印象に残るのは「恋と神様」だ。二学年上の娘に恋した主人公(8歳)は、彼女の下駄の鼻緒に半紙の紙を小一時間挟み、この紙を彼女の霊が乗り移った物として、後生大事に安置、自身の寂しさを紛らわすという効能も得る。恋愛と信仰の原点を解き明かすヒントをあたえてくれる。
2021年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
江戸川乱歩の短編やエッセイが入った単行本です。デヴュー作が収録されるなど、入門編として良さそう。
2014年12月10日に日本でレビュー済み
短篇とエッセイが3:1ほどの割合で収録され、巻末には16ページに及ぶ年譜が載せられている。「心理試験」や「屋根裏の散歩者」といった殺人の起こる本格推理小説もあるが、奇妙な味をもった小説がより多く収録されている。驚くべきは、登場する多様な変人の生き生きとした描写であり、そこに注がれる作者の視線に温かみを感じることだ。自身の幼年や初恋の回顧などを含むエッセイからも窺えるが、乱歩自身もかなり変わった人であったことが関係しているのかも知れない。また、小説においてもエッセイにおいても、乱歩の語りの見事さには舌を巻く。順序立っていて無駄がなく、しかも平易な語り口によるので読みやすい。最後に、乱歩の著作からは、彼が生粋の都会人であるという印象を感じることを記しておく。どの物語も都会を舞台にして、人間と人間の作る道具が中心になって進んでいく。もちろん、大正から昭和にかけての都会ではあるが。
収録作は以下の通り。
白昼夢、火星の運河、二銭銅貨、心理試験、百面相役者、屋根裏の散歩者、人間椅子、鏡地獄、押絵と旅する男、防空壕、恋と神様、乱歩打明け話、もくず塚、旅順海戦館、映画の恐怖、幻影の城主、群集の中のロビンソン・クルーソー、「探偵小説の謎」より(奇矯な着想・意外な犯人・隠し方のトリック・変身願望)
収録作は以下の通り。
白昼夢、火星の運河、二銭銅貨、心理試験、百面相役者、屋根裏の散歩者、人間椅子、鏡地獄、押絵と旅する男、防空壕、恋と神様、乱歩打明け話、もくず塚、旅順海戦館、映画の恐怖、幻影の城主、群集の中のロビンソン・クルーソー、「探偵小説の謎」より(奇矯な着想・意外な犯人・隠し方のトリック・変身願望)