「とんだ清元の文弥の文句じゃねえけど
“きッちり詰まった脂ギセル……”
にッちもさッちも、いかねえ」
●『
お直し
』より
「本当にモテるのかい?オマエさん?
別れたくないって、妓ァに食いつかれた?
ははァ、こりゃ、ひ どい痕だなァ、うん。
でも女にしちゃ、どうも口が大きいなァ」
●『
首ったけ
』より
「この楼は、牛と狐の泣き別れ、
もう、コン、コン、来んッ」
●『
五人廻し
』より
「お父ッつァーん、おやすみなさァい、
……へッ、うまいもんでしょう?」
「なんだァ?」
●『
干物箱
』より
「どうも懐中が、淋しくって……
懐中から、幽霊が出やァしねえかと
思うくれェ、淋しいや」
●『
付き馬
』より
「その妓ァ、
年齢は、二十四くらいで、
鼻はツンと高くて、
目が二つあって……」
「あたりまえだよッ」
●『
三枚起請
』より
「今ごろ来てさァ……、
気の利いた化け物なら、
トウに引っこんじゃってるよ」
●『
文違い
』より
「刺身だけ持って来やがって、
醤油がねえじゃァねえか、えッ。
おらァ、ネコじゃァねェんだぞッ!!」
●『
居残り佐平次
』より
「桟橋は長いよ」
「命は短けえや」
●『
品川心中
』より
「女なんてえなァ、
世間にいくらでもいるんだよッ、
棒ォつっこんでかきまわせば、
ドンドン出てくるンだッ」
●『
子別れ
』より
『錦の袈裟』『白銅の女郎買い』
『茶汲み』『坊主の遊び』計14席
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志ん生廓ばなし ちくま文庫—志ん生の噺〈5〉 文庫 – 2005/6/8
- 本の長さ356ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2005/6/8
- ISBN-104480420657
- ISBN-13978-4480420657
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2005/6/8)
- 発売日 : 2005/6/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 356ページ
- ISBN-10 : 4480420657
- ISBN-13 : 978-4480420657
- Amazon 売れ筋ランキング: - 843,452位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,148位落語・寄席・演芸 (本)
- - 3,015位ちくま文庫
- - 5,300位演劇 (本)
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2012年4月15日に日本でレビュー済み
志ん朝のそれに比べると、くすぐりなんかが古い印象は否めない。
が、与太もんを描写するときの透徹した純度の高いバカな感じは、やはりこの人に限る。
また、ところどころに出てくる比喩の秀逸さにも、舌を巻く。
「うわべが堅くって、芯がやわらかいてえから、何のこたァない、
日なたに出しといた売れのこりの食パンみたいなもんですな」(『坊主の遊び』)
こうした本は、音読するのが楽しい。噺家になったようで、気分がいい。
でも、志ん生の呼吸を真似るのは難しいことを、音読しながら僕はとてもよく痛感した。
桂米朝が小沢昭一との対談で、
「(志ん生さんのは)真似をしたらいかん芸」といっていたけれど、なるほど至言。
が、与太もんを描写するときの透徹した純度の高いバカな感じは、やはりこの人に限る。
また、ところどころに出てくる比喩の秀逸さにも、舌を巻く。
「うわべが堅くって、芯がやわらかいてえから、何のこたァない、
日なたに出しといた売れのこりの食パンみたいなもんですな」(『坊主の遊び』)
こうした本は、音読するのが楽しい。噺家になったようで、気分がいい。
でも、志ん生の呼吸を真似るのは難しいことを、音読しながら僕はとてもよく痛感した。
桂米朝が小沢昭一との対談で、
「(志ん生さんのは)真似をしたらいかん芸」といっていたけれど、なるほど至言。