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与太郎戦記 (ちくま文庫) 文庫 – 2005/2/9

4.2 5つ星のうち4.2 19個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2005/2/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/2/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 328ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 448042069X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480420695
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 19個の評価

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春風亭 柳昇
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年4月5日に日本でレビュー済み
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「後期日中戦争」を読んで、昔読んだこの本を思い出し、文庫になった本著を再び読むと内容を全くといいほど忘れていて非常に新鮮だった。旧日本軍で一番強かったのは下士官だったと言われているが、著者はその下士官として戦地に赴く。

師匠が中国大陸に渡った昭和18年頃の大陸の勢力分布を「複雑怪奇」と表現していて「中国本部の大部分を占領している日本軍、日本がバックアップする南京の国民政府の中国人部隊、これがたがいに協力し合っていた。対抗するのが重慶の蒋介石ひきいる国府軍。別に毛沢東麾下の新四軍があり、これが日本軍を攻撃するかと思うと、ときには国府軍と衝突したりして、忙しく動きまわっている。そのほか、地方地方にも独立の軍隊があった。軍閥というのだろう。これが、その日その日の風ぐあいで、敵になったり味方になったりして、いろいろと出没するから、ややこしい」とあるが、まさにその通りだった。

その後年を追うごとに日本軍の状況がひっ迫していくのが著者の日々の生活、任務から察せられて、最後は一番忠誠心の熱い人間が最前線に狩りだされる様子もわかる。今のウクライナでのロシア軍も忠誠心の高い兵士はとっくに死んで生き残っていないと言われている。
2020年7月23日に日本でレビュー済み
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中国大陸における戦争体験記。激戦地帯んではないので普段の軍隊の様子が分かる貴重な戦記です。また、柳昇師匠の伸びやかでユーモラスな文体は読みやすくてグイグイ引き込まれます。やはりこれは名著でした。映画化されたようですがぜひ見てみたいです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年2月26日に日本でレビュー済み
 これは落語家春風亭柳昇・秋本安雄の入隊から
終戦除隊までの軍隊生活の回顧録です。
 とかく軍隊生活や戦記を描いた本は戦後の価値観を
を交えた後知恵的になりがちですが、「与太郎戦記」は
当時の秋本安雄自身が実際どう考えどう感じたかを
正直に書き綴っています。
 当時の青年の愛国心、徴兵検査の不安と誇らしさ、
入隊時の家族との別れの悲しさ、軍隊生活のつらさと楽しさ、
恋、昇進の喜び、戦闘の苛烈さ、戦友との友情。いい話が
いっぱい詰まっています。
 また秋本安雄は軍隊生活において終始一貫人々に愛され
ます。部下、同僚、上官は言うに及ばず中国の子供たちに
まで好かれます。とくに中隊長には好かれすぎてとんでもない
関係に陥ります。軍隊生活を生き延びるにはどうすればよいか
本書は教えてくれます。もっとももはや軍隊に入る機会のない
私には役に立ちませんが。
 素晴らしい本なので☆を5つ進呈したいところですが、
巻末の「解説」がいけません。評論家鶴見俊輔の解説は 
我田引水、牽強付会の最たるもので本書が鶴見の
自己宣伝に使われてしまっています。本書の素晴らしい
雰囲気がぶちこわしです。こんな解説者を選んだ
ちくま文庫編集部に対する罰として☆をひとつ減らしました。
44人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦後はつらい戦いの軍隊生活が強調された反戦小説ばかりだけど この本は以外に楽しく辛さにも明るく過ごしている 本人の性格もあるだろうが暗くて厳しくてやりきれない感じではない 戦争礼賛ではまったくないし厭戦感だけの暗い小説ともまるで違う良さがある  
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろくない。
いくつも、戦争体験記を読んできましたが、おもしろくない。
それより、読む気になれない。
きっと、本当のことが書けないからでしょう。
人生を韜晦して生きた人の戦記ですね。
得るもの、無しでした。
2008年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
士官ではない、叩きあげの兵隊さんの視点からの戦争体験記で、もちろん運だけではなく、
努力と人徳で生き延びてきた話を面白おかしく書いてあります。
第二次世界大戦の記録にありがちな、反戦や反日や反米や悲惨さをめったやたらに表現するような事はなく
戦場の現実を淡々と記述してあり、変なイデオロギーが表現されてないがため戦争や人間性についてかえって考えさせられました。
ただ、残念な事に解説はこの雰囲気を壊しています。なるべく読まないほうが後味が良いでしょう。
先に解説を読んでしまったのなら、いちど頭をリセットしてから本編を読む事をお進めします。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一風変わった戦記です。柳昇さんの語りそのままの、飄々とした、とぼけた味のある文章が堪能できます。あたまでっかちの学者にありがちの後付けの理屈や牽強付会(本書巻末の解説文がその悪しき典型なのはなんとも…)なしに、兵隊が、戦場が、死が、淡々と綴られてゆきます。どこから読んでも引き込まれる魅力にあふれています。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年8月19日に日本でレビュー済み
「陸軍落語兵」、「与太郎戦記ああ戦友」、そして本作「与太郎戦記」の順番で読みました。内容的に重複する場面もありましたが、改めて柳昇師匠から話を聞くことに喜びを感じ、特に気にはなりませんでした。

ちょっとしたところでの師匠のチャチャが本気なのかわざとなのか、師匠の落語のようで、元々、柳昇師匠はそういう面白い方だったんだと合点がいきました。

軍隊では、上官が威張りくさって理不尽に部下を殴り散らすというのが定番かと思いましたが、前線でそんなことをしてたら上官は部下たちからボコボコにされることが分かっているからあり得ない旨の記述があって、目から鱗でした。どこで刷り込まれたかわかりませんが、先入観というのは現実から懸け離れているもんだなあと思いました。勿論、日本での新兵教育で殴り散らすことはあったようですが。

師匠が落語で、「私は内のに(奥さんに)はどうしてもかなわない。どうしてかと言うと内のはハブと一緒に住んで育ったから。しかも巳年生まれときている」と紹介された後、「私は美人と結婚しまして・・・」というくだりがあったと思いますが、奥様、お子様と一緒に撮られた写真も載っていて、この方だったんだと感動しました。

鶴見俊輔氏の解説は、多くのレビュワーが指摘している通り、読まない方がいいです。と書いたら読みたくなると思いますが、敬愛する河合隼雄氏が鶴見俊輔氏は頭がいいと絶賛していた方でしたが、解説文を読むと意味不明です。頭が良過ぎるのかもしれません。全く見当はずれ、後味が悪くなるので無い方がましです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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