大学に入って初めての講義は小倉先生の講義だった。
講義の後と前では世界が違って見えるほどの衝撃を受けた事を
鮮明に覚えている。
男尊女卑という死後に近い言葉が普通に生きている土地で
育った私の「言いようの無い憤り」の正体がわかったからだ。
その頃は有名な先生だなんて知らなかった。
何せ「ジェンダー」という言葉を聞いたのも初めてだったのだ。
フェミニズムにどうしても共感できない人もいるだろう。
ジェンダーの刷り込みを否定する時、自分自身も一度否定されるかもしれないからだ。
この本は刺激的だ。フェミニズムに対する二人の思い、会話形式だから
にじみ出るナマの感覚。もっと深く二人の目から見たこの社会を知りたくなる。
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ザ・フェミニズム (ちくま文庫) 文庫 – 2005/9/7
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2005/9/7
- ISBN-104480421491
- ISBN-13978-4480421494
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2005/9/7)
- 発売日 : 2005/9/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4480421491
- ISBN-13 : 978-4480421494
- Amazon 売れ筋ランキング: - 370,317位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2005年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は男ですが、非常に関心のある分野なので気楽な気分で読んでみました。
読み始めてすぐに、なんだこりゃー!と衝撃を受けました。
そして、自分の女性尊重思考の単純さに恥ずかしくなりました。
フェミニストというと、女性を大切にする男性というイメージしかなかった私は、この本で女性の立場を少しでも理解できたらと思っていたのです。
しかし、そんな単純なものではないなと眉間にしわを寄せながら興味深く読みふけりました。
なにせ、知らないことばかりで勉強するのには、このくらい刺激的な方がちょうど良かったのかと今になって思います。
なんというか、レフトフィールド的というのですか?こういうフェミニズムって?
かなりお二人のラジカルな思想に口があんぐりする場面もしばしば・・・。
いいの?そんなこと言っちゃって!ということばかり!!しかし、その勢いづいているお二人の対談が面白いんです。
あまりにも、衝撃的であったので、母とフェミニズムについて話をしたのですが、母は女性、男性を超えた考えを持っているので、深い話まではできませんでしたが、女性は男性にかなわない部分があると言ってました。
それが何であるかははぐらされてしまってよくわからなかったのですが、
こうやって母と議論する時間を作れたことはとても有意義であったと思います。
この本を読み終わった後には誰かと議論したくなります。
恋人、友達、家族。特に異性同士で語り合うのが一番良いと思います。
やはり、話し合うことが一番です。
読み始めてすぐに、なんだこりゃー!と衝撃を受けました。
そして、自分の女性尊重思考の単純さに恥ずかしくなりました。
フェミニストというと、女性を大切にする男性というイメージしかなかった私は、この本で女性の立場を少しでも理解できたらと思っていたのです。
しかし、そんな単純なものではないなと眉間にしわを寄せながら興味深く読みふけりました。
なにせ、知らないことばかりで勉強するのには、このくらい刺激的な方がちょうど良かったのかと今になって思います。
なんというか、レフトフィールド的というのですか?こういうフェミニズムって?
かなりお二人のラジカルな思想に口があんぐりする場面もしばしば・・・。
いいの?そんなこと言っちゃって!ということばかり!!しかし、その勢いづいているお二人の対談が面白いんです。
あまりにも、衝撃的であったので、母とフェミニズムについて話をしたのですが、母は女性、男性を超えた考えを持っているので、深い話まではできませんでしたが、女性は男性にかなわない部分があると言ってました。
それが何であるかははぐらされてしまってよくわからなかったのですが、
こうやって母と議論する時間を作れたことはとても有意義であったと思います。
この本を読み終わった後には誰かと議論したくなります。
恋人、友達、家族。特に異性同士で語り合うのが一番良いと思います。
やはり、話し合うことが一番です。
2009年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
探してた類の本と違うってのもあるんですが
全ておふざけ、憶測でのものいいに読めます。
関西弁がふざけてるように聞こえてしまって。
この分野に詳しくない方にはオススメできない。
フェミの人ってああこういうふうに極端で思い込み激しいよなって感じでした。
なかには興味深いものもありますが。
全ておふざけ、憶測でのものいいに読めます。
関西弁がふざけてるように聞こえてしまって。
この分野に詳しくない方にはオススメできない。
フェミの人ってああこういうふうに極端で思い込み激しいよなって感じでした。
なかには興味深いものもありますが。
2002年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に読んでしまった.
「夫婦別性あほくさ」発言が衝撃的で, おもしろかった.
フェミニストはみんな夫婦別性支持者だと思っていたが, 違った.
そう, 確かにそうだ. 結局結婚制度自体があほくさいじゃないか.
すぱっといろいろ行ってくれて気持ちいい.
「夫婦別性あほくさ」発言が衝撃的で, おもしろかった.
フェミニストはみんな夫婦別性支持者だと思っていたが, 違った.
そう, 確かにそうだ. 結局結婚制度自体があほくさいじゃないか.
すぱっといろいろ行ってくれて気持ちいい.
2008年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は服飾デザイナーで独立して会社を持ち、デザイン業務と服飾の卸などしていますが、こんな私はどういうカテゴリーの人なのか知りたくて最近上野さんの本を何冊か読みました。
結局わからなかったのですが、ファッション業界、というか服飾デザイナーの女性は独身の人多いんですよね。
多分アパレル業界に於いてはデザイナーが一番花形だと思われるので家庭とか結婚とかよりもそっちのほうが楽しくってやめられないんですよね。この業界に限っては男女の差はあまり感じないと思います。
と、関係無い事書きましたけど私も以前は結婚していて、旦那の事は好きだし尊敬していますがどうしても結婚しているというのが我慢出来なくなって離婚しました。結婚の制度そのものに疑問を感じてしまって、別姓の集まりなんかに参加したりもしたのですが、結局離婚したらどうでも良くなってしまってやはり結婚というのが問題だったんだな、という事になったんですね。なんか結婚ていやらしいわ〜、結婚は性の解禁じゃないよ、結婚しようがしまいが皆さんおさかんな方はおさかんなわけだし・・・。不倫ていう言葉もとても嫌で、結婚してるとどうしてそんなに相手に干渉出来るのかもやらしいわ〜、全てが純粋とはほど遠いって感じで・・・。もう嫌で嫌で結婚制度反対!!!となっているところで上野さんの本を読んでほぼ感銘を受けたのでした。まだちょっと難しい部分もありますがこのもやもやを解決するために今後も勉強していきたいと思います。
結局わからなかったのですが、ファッション業界、というか服飾デザイナーの女性は独身の人多いんですよね。
多分アパレル業界に於いてはデザイナーが一番花形だと思われるので家庭とか結婚とかよりもそっちのほうが楽しくってやめられないんですよね。この業界に限っては男女の差はあまり感じないと思います。
と、関係無い事書きましたけど私も以前は結婚していて、旦那の事は好きだし尊敬していますがどうしても結婚しているというのが我慢出来なくなって離婚しました。結婚の制度そのものに疑問を感じてしまって、別姓の集まりなんかに参加したりもしたのですが、結局離婚したらどうでも良くなってしまってやはり結婚というのが問題だったんだな、という事になったんですね。なんか結婚ていやらしいわ〜、結婚は性の解禁じゃないよ、結婚しようがしまいが皆さんおさかんな方はおさかんなわけだし・・・。不倫ていう言葉もとても嫌で、結婚してるとどうしてそんなに相手に干渉出来るのかもやらしいわ〜、全てが純粋とはほど遠いって感じで・・・。もう嫌で嫌で結婚制度反対!!!となっているところで上野さんの本を読んでほぼ感銘を受けたのでした。まだちょっと難しい部分もありますがこのもやもやを解決するために今後も勉強していきたいと思います。
2004年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これはあくまでも私の推測にすぎないなのだが、上野さんも小倉さんもフェミニズムにはもう興味ないんじゃないかな。
そんな気がする。
男女差別という社会的な枠組みがあったのかもしれないし今もあるのかもしれないが、そんなこと言ったら美醜差別とか能力差別とか性格差別とか人種差別とか宗教差別とか出身県差別とか世の中には他にいくらでも差別は存在する。
それらを突き詰めると後に残るのは個人個人の闘争(?)しかない。
(仮に闘争したいのであればだが・・。)
そういう意味で「私はフェミニズムを必要としない」という小倉さんは潔い。
そんな気がする。
男女差別という社会的な枠組みがあったのかもしれないし今もあるのかもしれないが、そんなこと言ったら美醜差別とか能力差別とか性格差別とか人種差別とか宗教差別とか出身県差別とか世の中には他にいくらでも差別は存在する。
それらを突き詰めると後に残るのは個人個人の闘争(?)しかない。
(仮に闘争したいのであればだが・・。)
そういう意味で「私はフェミニズムを必要としない」という小倉さんは潔い。
2002年4月25日に日本でレビュー済み
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『リベラリズムはフェミニズムの敵である』---そう言い切る
ラディカル・フェミニズムの旗手・上野千鶴子と小倉千加子の対談。
フェミニズムと世間に広く信じられているものは、実は
リベラル・フェミニズムであり、彼女たちの呼ぶフェミニズム
(ラディカル・フェミニズム)とは相容れないものであることが、
テンポの良い会話の中で明快に示されています。フェミニストである
彼女たちがなぜ夫婦別姓を支持しないのか、その理由がわからない
という方は、一読の価値ありです。
ラディカル・フェミニズムの旗手・上野千鶴子と小倉千加子の対談。
フェミニズムと世間に広く信じられているものは、実は
リベラル・フェミニズムであり、彼女たちの呼ぶフェミニズム
(ラディカル・フェミニズム)とは相容れないものであることが、
テンポの良い会話の中で明快に示されています。フェミニストである
彼女たちがなぜ夫婦別姓を支持しないのか、その理由がわからない
という方は、一読の価値ありです。
2002年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上野千鶴子も、小倉千加子も、言ってることにはそれほど共感できないのだが、いままでうだうだと考えていたことにヒントになる内容がたくさんあった。ジェンダーの刷り込みっていわれてもなー。すでに自分の一部になってるものをそこだけひっぺがすなんてことはできないしな。