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一人で始める短歌入門 (ちくま文庫 ま 32-1) 文庫 – 2007/6/1
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2007/6/1
- ISBN-104480423370
- ISBN-13978-4480423375
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2007/6/1)
- 発売日 : 2007/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 254ページ
- ISBN-10 : 4480423370
- ISBN-13 : 978-4480423375
- Amazon 売れ筋ランキング: - 694,815位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1968年東京西荻窪うまれ。歌人。
大学中退後、広告会社勤務のコピーライター、フリーの雑誌ライター、作詞家などを経て、1997年『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』(実業之日本社より二冊同時発売、絵=オカザキマリ※おかざき真里)で歌人デビュー。最新短歌集は『歌』(雷鳥社、写真=杉田協士)。
最新刊は実録小説『愛のことはもう仕方ない』(サイゾー)。イラストレーター目黒雅也とのコンビ「枡目組」にてババロア絵本『あれたべたい』(あかね書房)と猫絵本『ネコのなまえは』(絵本館)を続けて刊行。
短歌入門書『かんたん短歌の作り方』(ちくま文庫)では新鋭歌人のデビューを後押しし、加藤千恵、佐藤真由美の第一短歌集を監修。『かんたん短歌の作り方』出身歌人はほかに、天野慶、脇川飛鳥など。佐々木あららは唯一の公式の弟子。
石川啄木を現代語訳したエッセイ『石川くん』(集英社文庫、絵=朝倉世界一)はNHK(Eテレ)で映像化。短歌小説『ショートソング』(集英社文庫)は小手川ゆあ作で漫画化されている(集英社/全2巻)。
そのほか高校時代を題材にした小説『僕は運動おんち』(集英社文庫)、離婚経験をもとにした小説『結婚失格』(講談社文庫、絵=内田かずひろ)、新宿二丁目でうまれた掌編集『すれちがうとき聴いた歌』(リトルモア、絵=會本久美子)、ツイッター発の詩集『くじけな』(文藝春秋、絵=後藤グミ)など著書多数。『ドラえもん短歌』(小学館文庫、絵=藤子・F・不二雄)など公募短歌を集めた編著、漫画家の河井克夫とのコンビ「金紙&銀紙」名義のタレント本『似ているだけじゃダメかしら?』(リトルモア)も含め、43冊ほど。
2011年11月22日、明石家さんまのテレビ番組で「踊る!ヒット賞」に選ばれる。
2013年春より毎年、高校国語教科書(明治書院)に短歌掲載中。
短歌をより広める方法を常に模索し、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)の芸人部門に所属(2013年4月から2015年6月まで。現在はフリー)して「短歌の出てくるコントや漫才」をやったり、漫画家を中心とした自主映画の会「古泉智浩よるひる映研」に参加して「短歌をタイトルにした超短編映画」を撮ったりしている。
五反田団、FUKAIPRODUCE羽衣などの演劇公演、松尾スズキ監督『恋の門』や杉田協士監督『ひとつの歌』などの長編映画、テレビドラマ『食べるダケ』(第11話)、コマーシャル(週刊CHINTAI、共演=加藤あい)にも出演。
阿佐ヶ谷の書店とは名ばかりの極小イベントスペース「枡野書店」店主。
結婚歴あり。2000年うまれの息子を元妻が扶養している。
好きな乗り物は竹馬。ババロア研究家としてババロアを手作りしたり食べ歩きしたり。
最近はとりわけ、漫画家の古泉智浩とのPodcast番組「本と雑談ラジオ」が話題になっている。
身長183/体重75/B90/W86/H95/靴28甲高
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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興味はあるし ちょっと三十一文字を心の中で
数えたりもする
どうも駄目なことはハッキリ分かるんだけど
どこが駄目なのか分からない
この本を読んでも 分かるようにはならない
けれど
例歌と評を 次々読んでいくと 言葉を選ぶことの
大切さと難しさがわかる
和歌の許容範囲の広さに甘えて
時々詠もうと思うとき
そこはかとない師匠になってもらいたい
600円弱する値段も内容に比べれば決して高くはない。著者による解説が良いのだ。
著者がCHINTAI主催の短歌コンテストの審査員を務めた関係で主に住宅や部屋、引越しにまつわる暮らしの歌ばかりが取り上げられているのだがどの歌も著者の包容力ある解説に照らし出されることでより強い光を放っている。つまり歌のもつ意味を読者の理解が及ぶところまで抉り出して教えてくれるのだ。
三十一文字しかない短歌にとり一字のもつ意味は大きいが著者の見る目はどんなささやかな表現であっても見逃さない。歌への理解と評価が高まるような解説が書ける著者の力量には唸らずにはいられない。
それはちょっと穿ちすぎなのでは・・とこちらが思ってしまうほど緻密で丁寧なのだ。
読後著者と短歌に対して興味が湧くこと請合いです。
誰かにつよく、ものをすすめない。
そのひとの好みや感性に、
ぐいぐいとはいっていくのが、
ためらわれるから。
ただ、
『一人で始める短歌入門』
だけは、すべての歌人に読んでほしい。
短歌ってどんなものだろう、と
興味を持ち始めたひとから
岡井隆さんのように、
20冊以上もの歌集や、歌書を出されている
ベテランの歌人まで。
短歌を知っているひとほど、
お手軽な短歌入門書ではないことがわかると思う。
(本に入りやすいような、イラストなどの工夫をみていると
いっけん、軽そうなイメージを受けるかもしれないが)
この本には短歌の“まこと”が書いてある。
すくなくとも、その“まこと”への入り口が示されている。
断言できる。
根拠は……申し訳ないのだけれど、直感。
基本的に、枡野さんが提唱されている
「かんたん短歌」は口語・しゃべりことばだけれど
枡野さんは、文語・口語・英語、
さまざまな短歌があっていいという大前提のもとで
さまざまな短歌のありかたを受け入れたうえで
「かんたん短歌」の活動をすすめられている。
枡野さんの短歌の世界を知っている方
ある程度のイメージを持たれている方は、
いちど著者のことを(いい意味で)忘れて
この本を読んでいただきたい。
現代短歌は、そういうことなのか。
そうだろうな。
例となる短歌と、筆者の解説が1ページ見開き。その文章量や、軽い口調のトーンも短歌初心者にはとっつきやすかった。
短歌の世界、大変おもしろい。入門書として読んで正解だった。短歌に興味のある人、日本語に興味のある人、お勧めします。
理由は、住まいとか引っ越しにちなんだコンテストで寄せられた短歌への論評が主だからです。
たまに小さい字で、短歌を作る上での注意など書いてあって、「短歌入門」ぽいのですが、圧倒的に目立ちません。
テーマが偏っていると、やはり一般性がなくなります。色々なテーマでの歌い方を通して、普遍的な心構えみたいなのが見えてくると思います。
それが一つのテーマだけだと、著者の強調していることがこのテーマ限定であるかのように見えてしまう。
内容はいいです。添削するよりも、いったん捨てて、歌い直した方がよいなど、なるほどと思われることも書いてあります。それだけに惜しい。
まあ、タイトルは出版社の意向なので、著者のせいではない。そう思って読み進めていくと、色々な発見があると思います。
枡野さんをはじめて知ったのですが
淡々とした文が本当に面白くて、
一人でふふっ…と笑いながら
一冊読んでしまった、、そんなかんじです。
ほかの本も読んでみたいな。