プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥616¥616 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥616¥616 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥1¥1 税込
配送料 ¥240 6月11日-13日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥1¥1 税込
配送料 ¥240 6月11日-13日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
いのちと放射能 (ちくま文庫 や 33-1) 文庫 – 2007/9/10
柳澤 桂子
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥616","priceAmount":616.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"616","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"ywC8xrMu7ZkUWEWZvkrM8lj9aEFmi4PVFO7kJ2B%2Bg3DyiZq9MKInXnfu03PT1FeHcDCqNyaWDBQS5UJYPJvotFKbGlVG7pN2mUBs7H669fdcHBP%2BK1Ye54CrOcBgbYet","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1","priceAmount":1.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"ywC8xrMu7ZkUWEWZvkrM8lj9aEFmi4PV9iVElYjiofP5H%2F21nGTqN2KecQL12t72kMoOUjNsOL2Jv3BSwpxUKFo2oCZnb65MIOrxGWGxPoAj36DaX1J78FYs2IvEuGfMHeN5695lmPq3SiuCSooxGrvlk4maKo9vSYTyQp%2FROFjQggrDuI4NRQ%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
- ISBN-104480423605
- ISBN-13978-4480423603
- 出版社筑摩書房
- 発売日2007/9/10
- 言語日本語
- 本の長さ157ページ
よく一緒に購入されている商品
対象商品: いのちと放射能 (ちくま文庫 や 33-1)
¥616¥616
最短で6月9日 日曜日のお届け予定です
残り1点(入荷予定あり)
¥946¥946
最短で6月9日 日曜日のお届け予定です
残り8点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2007/9/10)
- 発売日 : 2007/9/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 157ページ
- ISBN-10 : 4480423605
- ISBN-13 : 978-4480423603
- Amazon 売れ筋ランキング: - 814,240位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
20グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分達への放射線の重大な被害が、1部の支配層の利益の為に正当化され、真実の情報が意図的に隠されている現代社会の恐ろしさに恐怖を感じました。同時に無力感もです。何をすればいいのか?
2021年5月13日に日本でレビュー済み
著者は生物学者であられるのでDNAを題材に、放射能の遺伝的な影響が未知数であると説く。もちろんDNAについての理解が不可欠であるためか、本書前半部分はほぼその話である。後半のごとくメタファーを用いての啓蒙で充分に伝わったのではないかと思う。全体的に科学的なデータからの説明が雑でわかりにくい。例えば、「(チェルノブイリ)事故後に生まれた18歳以下の子供たちの中で、体内被ばくによって健康を害している人は22万人」という記述があるのだがパーセンテージが示されていない。終始こんな感じである。厳しいところを突いたかも知れないが、タイトルの「いのちと放射能」に値するメッセージは充分に伝わった。
2014年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
震災、原発事故以降、ヒステリックな情報が飛び交う中で、落ち着いて読める一冊。
放射能、放射線がどのように生物に影響を及ぼすのか。
遺伝子レベルの高度な内容を丁寧な説明で分かりやすく伝えている。
このような良書が一般にもっと知られると良いと思う。
放射能、放射線がどのように生物に影響を及ぼすのか。
遺伝子レベルの高度な内容を丁寧な説明で分かりやすく伝えている。
このような良書が一般にもっと知られると良いと思う。
2018年11月16日に日本でレビュー済み
図書館本
初出は1988年とのこと。
柳澤さん(1938-)の本は彼女が病気になって以後のものを何冊か読んだ。
また養老先生が確か「生きて死ぬ智慧」の書評を書かれていたのを記憶している。
本書は科学者として柳澤さんが生き経験した中から得た放射能の怖さを穏やかにそして確実に言葉で書き残そうとしている。
前書きで、予防原則としてのサリドマイド販売をアメリカは女性研究者の強い訴えで許可しなかったことを指摘している。だからアメリカにはサリドマイド奇形児が生まれなかったと。
そして、原子力問題でいちばんの悪者はだれなのかという問いに、最終的にご自信をその解答としているところは、京大の小出先生と同じマインドの研究者だと思う。
備忘録的メモ
一部の人たちの欲に踊らされて快楽にふけっている。
研究者は自分の研究だけに閉じこもらず、他の分野の研究にも目を向けて広い視野をもつように心がけるべきである。
文庫版への長いあとがき
2000年4月の事故14年目の追悼式(チェルノブイリ原発事故)でロシア副首相は当時の事故処理に携わった86万人の作業員のうち、5万5千人以上が亡くなった事実を明らかにした。そして事故での健康被害者は145万人だと。2006年4月現在ロシア、ウクライナ、ベラルーシの健康被害者は700万人。
他の生命学者から生命の脅威としての放射能を警告する図書が発刊されないまま過ぎた。
解説で永田文夫氏(三陸の海を放射能から守る岩手の会)がフランスやイギリスでの放射能による海洋汚染の現実を書かれていて、日本の六ヶ所村での危惧を表明しています。
2011年3月11日の悲劇を防げなかったことを未来の日本人、世界の人に謝罪せねばいけないと思うのであります。
初出は1988年とのこと。
柳澤さん(1938-)の本は彼女が病気になって以後のものを何冊か読んだ。
また養老先生が確か「生きて死ぬ智慧」の書評を書かれていたのを記憶している。
本書は科学者として柳澤さんが生き経験した中から得た放射能の怖さを穏やかにそして確実に言葉で書き残そうとしている。
前書きで、予防原則としてのサリドマイド販売をアメリカは女性研究者の強い訴えで許可しなかったことを指摘している。だからアメリカにはサリドマイド奇形児が生まれなかったと。
そして、原子力問題でいちばんの悪者はだれなのかという問いに、最終的にご自信をその解答としているところは、京大の小出先生と同じマインドの研究者だと思う。
備忘録的メモ
一部の人たちの欲に踊らされて快楽にふけっている。
研究者は自分の研究だけに閉じこもらず、他の分野の研究にも目を向けて広い視野をもつように心がけるべきである。
文庫版への長いあとがき
2000年4月の事故14年目の追悼式(チェルノブイリ原発事故)でロシア副首相は当時の事故処理に携わった86万人の作業員のうち、5万5千人以上が亡くなった事実を明らかにした。そして事故での健康被害者は145万人だと。2006年4月現在ロシア、ウクライナ、ベラルーシの健康被害者は700万人。
他の生命学者から生命の脅威としての放射能を警告する図書が発刊されないまま過ぎた。
解説で永田文夫氏(三陸の海を放射能から守る岩手の会)がフランスやイギリスでの放射能による海洋汚染の現実を書かれていて、日本の六ヶ所村での危惧を表明しています。
2011年3月11日の悲劇を防げなかったことを未来の日本人、世界の人に謝罪せねばいけないと思うのであります。
2011年3月25日に日本でレビュー済み
なぜ放射性物質による汚染は、科学物質とは比較にならないほどに恐ろしいのか。
放射能が大人より子供に影響が大きい理由。
ニューヨーク州で500億ドルかけて造られた原子力発電所が、社会に与えた影響とその後。
それらについて、米コロンビア大で分子生物学を学び、帰国後先天性異常の研究に取り組んだ生命科学者の柳澤さんが、わかりやすく解説されています。
生命科学を研究してきた著者がはっきりと伝えたいことは、放射能の怖さです。
放射線は物質を通り抜ける強い力を持っていること。
放射線には、アルファー線、ベータ線、ガンマ線とあり、ガンマ線に限っては数センチの鉛板でないとさえぎることができないこと。
弱い放射能でも癌を始めとする様々な病気を引き起こす原因になっていると考えられていること。
一番恐ろしいのは、卵や精子の情報テープについてしまった傷は卵細胞や精子を通して未来永劫、子孫にまで伝えられていくこと。
原子力発電所で電気を生産するたびにに排出される放射性廃棄物の処理方法を誰も知らないこと。
全国55基の原発で発生した、貯蔵されている使用済み核燃料は2005年9月末で累積11570トンに達し、貯蔵能力の余力が少なくなっているため、青森県の六ヶ所村に再処理工場をつくって、使用済み核燃料の再処理を行い、プルトニウムを取り出す計画が立てられていたこと。
そして、その取り出したプルトニウムを利用するため、2010年までに16から18基のプルサーマルを行う計画を立てていたこと。
(しかし、その再処理工場は完成が何度も先延ばしされた上、今現在も本格稼働されていません。それに加えて、サイクルの要である高速増殖炉も事故が続いており、そのために費やされる研究開発に多額の投資がされています。原発はコストが安いとは言えません。)
高レベルの放射性廃棄物は、ガラスを溶かして混ぜて、ステンレスの容器に入れて地中に埋めるという計画があるが、放射能の寿命は長いので何万年もの間管理しなければならないこと。
まだまだ沢山の原発に関する問題点をこの本の中で指摘されています。
最後までこの本を読むと原発の安全性は架空のものであることがよく分かりました。
節度のある生活を心がけ、少しでも毎日の電気量を減らし、日本の原発に頼るエネルギー政策には反対をしていかなくてはならないと、強く感じています。
2005年に米国科学アカデミーは、低線量の放射線の影響について、世界初の大規模な疫学調査の結果を発表しました。
それによると「放射線被ばくには、これ以下なら安全と言える量はない」と発表したと伝えられています。
一人でも多くの方が知らなくてはいけない情報だと思います。
放射能が大人より子供に影響が大きい理由。
ニューヨーク州で500億ドルかけて造られた原子力発電所が、社会に与えた影響とその後。
それらについて、米コロンビア大で分子生物学を学び、帰国後先天性異常の研究に取り組んだ生命科学者の柳澤さんが、わかりやすく解説されています。
生命科学を研究してきた著者がはっきりと伝えたいことは、放射能の怖さです。
放射線は物質を通り抜ける強い力を持っていること。
放射線には、アルファー線、ベータ線、ガンマ線とあり、ガンマ線に限っては数センチの鉛板でないとさえぎることができないこと。
弱い放射能でも癌を始めとする様々な病気を引き起こす原因になっていると考えられていること。
一番恐ろしいのは、卵や精子の情報テープについてしまった傷は卵細胞や精子を通して未来永劫、子孫にまで伝えられていくこと。
原子力発電所で電気を生産するたびにに排出される放射性廃棄物の処理方法を誰も知らないこと。
全国55基の原発で発生した、貯蔵されている使用済み核燃料は2005年9月末で累積11570トンに達し、貯蔵能力の余力が少なくなっているため、青森県の六ヶ所村に再処理工場をつくって、使用済み核燃料の再処理を行い、プルトニウムを取り出す計画が立てられていたこと。
そして、その取り出したプルトニウムを利用するため、2010年までに16から18基のプルサーマルを行う計画を立てていたこと。
(しかし、その再処理工場は完成が何度も先延ばしされた上、今現在も本格稼働されていません。それに加えて、サイクルの要である高速増殖炉も事故が続いており、そのために費やされる研究開発に多額の投資がされています。原発はコストが安いとは言えません。)
高レベルの放射性廃棄物は、ガラスを溶かして混ぜて、ステンレスの容器に入れて地中に埋めるという計画があるが、放射能の寿命は長いので何万年もの間管理しなければならないこと。
まだまだ沢山の原発に関する問題点をこの本の中で指摘されています。
最後までこの本を読むと原発の安全性は架空のものであることがよく分かりました。
節度のある生活を心がけ、少しでも毎日の電気量を減らし、日本の原発に頼るエネルギー政策には反対をしていかなくてはならないと、強く感じています。
2005年に米国科学アカデミーは、低線量の放射線の影響について、世界初の大規模な疫学調査の結果を発表しました。
それによると「放射線被ばくには、これ以下なら安全と言える量はない」と発表したと伝えられています。
一人でも多くの方が知らなくてはいけない情報だと思います。
2011年5月3日に日本でレビュー済み
原発や放射能はなぜ怖いのか? その答えを「奇形児や障害児が生まれる怖さ」と折り重ねて語る柳澤の語りは、一見わかりやすい。
しかしながら、その論理は障害者差別ではないのか? 奇形児や障害児が生まれてきたらかわいそうという意識は、優生思想ではないのか?
たとえば、チェルノブイリ原発事故で「奇形」となった子どもの写真を映しだし、「こうなったらダメだから、原発には反対しよう」という論理は、一見良心的に見える。しかし、ここには「奇形」の身体を生き抜くいのちの視点がすっぽりと抜け落ちているのだ。「こうなったらダメ」であるところの「奇形」の身体を生きる者や障害者のいのちは、すでにその時点でマイナスの価値を社会から与えられてしまうことになる。
私は、原発反対である。その根拠は、すべてのいのちの自由を原発は奪い去るからである。また、私たちの社会の利便性という都合によって、「障害者にさせられてしまう」こと、つまり、「生のありようが否応なしに変えられてしまう」ことをこそ批判しなければならない。それは、論理的には障害がマイナスの価値だということを意味しない。
これは、反原発運動に潜む特有の論理というより、むしろ優生思想がのっぺりと覆う社会の言説に則ってしか、うまく言い表せないということなのかもしれない。反原発の論理もまた、優生的な言説にからめとられてしまうような社会のなかを、私たちは生きているのだろう。
この本が差別ではないとな? はぁ? 一見善意に満ちた差別でしょう。それをわかりにくくさせているのが、のっぺりと覆う優生思想である。
しかしながら、その論理は障害者差別ではないのか? 奇形児や障害児が生まれてきたらかわいそうという意識は、優生思想ではないのか?
たとえば、チェルノブイリ原発事故で「奇形」となった子どもの写真を映しだし、「こうなったらダメだから、原発には反対しよう」という論理は、一見良心的に見える。しかし、ここには「奇形」の身体を生き抜くいのちの視点がすっぽりと抜け落ちているのだ。「こうなったらダメ」であるところの「奇形」の身体を生きる者や障害者のいのちは、すでにその時点でマイナスの価値を社会から与えられてしまうことになる。
私は、原発反対である。その根拠は、すべてのいのちの自由を原発は奪い去るからである。また、私たちの社会の利便性という都合によって、「障害者にさせられてしまう」こと、つまり、「生のありようが否応なしに変えられてしまう」ことをこそ批判しなければならない。それは、論理的には障害がマイナスの価値だということを意味しない。
これは、反原発運動に潜む特有の論理というより、むしろ優生思想がのっぺりと覆う社会の言説に則ってしか、うまく言い表せないということなのかもしれない。反原発の論理もまた、優生的な言説にからめとられてしまうような社会のなかを、私たちは生きているのだろう。
この本が差別ではないとな? はぁ? 一見善意に満ちた差別でしょう。それをわかりにくくさせているのが、のっぺりと覆う優生思想である。
2018年10月30日に日本でレビュー済み
(深謝。畏れながら微細でも参考になれば)放射能という得体の知れない、怖いが X線などの身近でもあるものと、どう付き合っていけばよいのか? 1、解りやすく読みやすく、本文120頁ほどなので、入門に早い。 2、福島原発大事故「前」に書かれたので、普遍性があり信頼できる。 3、放射性物質汚染がガンや突然変異をおこし、子・子孫・遺伝子へ悪影響を及ぼす仕組みなどが、主として生命科学の立場からたんたんと記述。 4、一方、詩文も挿入して、今だけカネだけ自分だけ、の邪悪を憎む篤く優れた見識も有する。 (科学は哲学に依存するという河合榮治郎先生にも近いものを感じた。)
2011年5月23日に日本でレビュー済み
感覚的に原発は危険と感じていたことを、この本で科学的に確認できます。
著者の柳澤桂子さんは、1938年東京生まれ、生命科学が専門の研究者でしたが、
体調を崩され、サイエンスライター、エッセイストとして、また歌人として活動しておられます。
その著者は、「原子力問題でいちばんの悪者はいったい誰なのでしょう」と考え、、
専門家として放射能の恐ろしさを知りながら、伝えてこなかったご自身の責任を感じたそうです。
その良心の元に書かれた、放射能汚染の警告がこれ。
わかりやすく書かれているので、中学生くらいから読めると思います。
もちろん、専門的な部分は大人でも難しいですが、
「弱い放射能がガンを引き起こす」、
「放射能はおとなより子どもにとっておそろしい」、
「少量の放射能でも危険」といった、著者の訴えは理解できます。
永田文夫さん(三陸の海を放射能から守る岩手の会)の解説も、
2005年6月、米国科学アカデミーが大規模な疫学調査に基づき発表した、
「被ばくには、これ以下なら安全と言える量はない」という報告など、有益な情報がたくさんあります。
根拠のない安全宣言で、国策として原発を維持するのは、国民に対する不法行為だというのは、その通りだと思えました。
低い量の放射能をあびても、確かに人間はただちに健康に被害は出ないかもしれない。
でも、遺伝子に傷がつくことは確か。現在の技術力では扱えないのであれば、原子力は扱わないほうがいい。
現在の科学では、核廃棄物は処理できないのが、残念ですが、現状のようです。
やはり、原子力発電のないエネルギー政策の範囲内で、発展を工夫する、それに研究費や英知を使ったほうがいい。
そんなことを強く感じた一冊でした。
著者の柳澤桂子さんは、1938年東京生まれ、生命科学が専門の研究者でしたが、
体調を崩され、サイエンスライター、エッセイストとして、また歌人として活動しておられます。
その著者は、「原子力問題でいちばんの悪者はいったい誰なのでしょう」と考え、、
専門家として放射能の恐ろしさを知りながら、伝えてこなかったご自身の責任を感じたそうです。
その良心の元に書かれた、放射能汚染の警告がこれ。
わかりやすく書かれているので、中学生くらいから読めると思います。
もちろん、専門的な部分は大人でも難しいですが、
「弱い放射能がガンを引き起こす」、
「放射能はおとなより子どもにとっておそろしい」、
「少量の放射能でも危険」といった、著者の訴えは理解できます。
永田文夫さん(三陸の海を放射能から守る岩手の会)の解説も、
2005年6月、米国科学アカデミーが大規模な疫学調査に基づき発表した、
「被ばくには、これ以下なら安全と言える量はない」という報告など、有益な情報がたくさんあります。
根拠のない安全宣言で、国策として原発を維持するのは、国民に対する不法行為だというのは、その通りだと思えました。
低い量の放射能をあびても、確かに人間はただちに健康に被害は出ないかもしれない。
でも、遺伝子に傷がつくことは確か。現在の技術力では扱えないのであれば、原子力は扱わないほうがいい。
現在の科学では、核廃棄物は処理できないのが、残念ですが、現状のようです。
やはり、原子力発電のないエネルギー政策の範囲内で、発展を工夫する、それに研究費や英知を使ったほうがいい。
そんなことを強く感じた一冊でした。