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名短篇、さらにあり (ちくま文庫 き 24-2) 文庫 – 2008/2/10
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- 本の長さ390ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2008/2/10
- ISBN-104480424059
- ISBN-13978-4480424051
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2008/2/10)
- 発売日 : 2008/2/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 390ページ
- ISBN-10 : 4480424059
- ISBN-13 : 978-4480424051
- Amazon 売れ筋ランキング: - 165,649位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
北村 薫
1949(昭和24)年、埼玉県生れ。早稲田大学ではミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、’89(平成元)年「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。’91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。作品に『ニッポン硬貨の謎』(2006年本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(’09年直木賞受賞)など:本データは『1950年のバックトス (ISBN-13:978-4101373324 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
1960年生まれ。東京都出身。東京都立墨田川高校卒業。
法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。
1992年 「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞長編部門、 同年「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞。1993年 「火車」で第6回山本周五郎賞。1997年 「蒲生邸事件」で第18回日本SF大賞。1999年 「理由」で第120回直木賞。2001年 「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞 、 第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。2007年 「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。2008年 英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。2022年 第70回菊池寛賞受賞。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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この中でも、圧倒的だったのが、林芙美子の“骨”。当時でもエリートであった、主人公の道子が、戦争未亡人となった上に病人を抱えて娼婦業に身を置く事に余儀なくされる。二人の病人と子供を抱え、道子の体も弱いという、極端な困難と困窮の中を描写していてもなお、若くして亡くなった作家林芙美子の語り口はなおもって力強い。林は、人の心を描写するというよりも、登場人物がその目に入るものをどうみているかという事、また、周りにどんなものがあるかという事を淡々としかし絶妙に明確に描く事によって、彼らの心を浮き彫りにするので圧巻である。
戦争学徒労働によって病気になり死を迎えんとしている弟のわがままに対して、道子は思わず ”一体どうして私が皆を毎日食わしているから知っているの?.....私に食ってかかるより戦争を呪うがいいやっ。療養所でもどこでも行っておくれよ。”といってしまうと弟は、“俺、ここにいる。どうせ死ぬならここにいる。”消え入るような細い声で泣きながら...。” 戦争に勝つ事を無垢に信じて、ひたすら働いた少年の余りに早い死をまえに、その不合理を思っても誰もが全くの無力だ。
この短編で流れていくのは、可憐な悲しさでなく、現実的な事実としての不幸であり、その現実感は、時代を超えて飛んでくる。
不幸であれ、幸福であれ、どの時代であれ、苦しみ、ただ生きたというこの小説は、人生の真髄とは、ただひたすらに生きて、当然の用に死ぬのであるという中にある事を直球で伝えてくる。
短編の妙を特に感じさせるのは、永井龍男「出口入口」、久間十蘭「雲の小径」。人情好きなら川口松太郎「紅梅振袖」がお勧め。
個人的に最も印象に残ったのは、島崎藤村「ある女の生涯」です。主人公のおげんは藤村の姉をモデルとしているそうです。精神を病んだおげんが強制的に病院に入れられ、同じく狂死した父親を思い出しながら、一人泣く場面に胸が詰まりました。人間の悲しみが滲み出た作品です。
学校の授業で、名前だけは知っていた人たちの作品。
読んでびっくり。
改行が殆んど無く、文章が長めで読みづらい。
でも、味のある作品が多かった。
編者二人の対談を読んだ方が、魅力が増す。
時代が変わっても、人生の哀しさ、辛さは変わらない。
奇抜な展開の小説は、人の記憶に残りやすい
だが こうした地味な短編も、いい。