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恋するコンピュータ (ちくま文庫 く 23-1) 文庫 – 2008/8/6
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2008/8/6
- ISBN-10448042458X
- ISBN-13978-4480424587
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2008/8/6)
- 発売日 : 2008/8/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 244ページ
- ISBN-10 : 448042458X
- ISBN-13 : 978-4480424587
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,041,336位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
黒川伊保子(くろかわ いほこ)
■プロフィール
㈱感性リサーチ代表取締役、日本ネーミング協会理事、感性アナリスト
専門領域:人工知能(自然言語解析、ブレイン・サイバネティクス)、コミュニケーショ
ン・サイエンス、ネーミング分析
奈良女子大学理学部物理学科卒業後、コンピュータメーカーにて人工知能開発のエンジニアに。
自然言語解析の現場に早くから従事し、1991年には、当時の大型機(メインフレーム)では世界初と言われたコンピュータの日本語対話に成功(全国の原子力発電所で稼働した「日本語対話型女性司書AI」)。
このとき、対話文脈に男女の違いがあることを発見、やがて、男女で「とっさに使う脳神経回路」の初期設定に大きな違いがあることをつきとめた。
さらに語感(ことばのイメージ)をAIに理解させるための枠組みを追究する過程で、語感の正体を発見、その数値化に成功する。
現在はこの技術をネーミングに応用、企業ネーミングのコンサルタントとして、「いきなり核心に切り込み、腹落ちするネーミングを必ず見つけ出す、ドクターXみたいなコンサルタント」と呼ばれている。
人工知能のために培った「人間学」を人類にフィードバックすべく、1996年ごろより著作を始める。
2020年には、コロナ禍の家族を救うために、家族のトリセツシリーズをコンプリート(『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』『娘のトリセツ』『息子のトリセツ』『家族のトリセツ』)。
黒川の研究への思いと、その総体を知りたい方は、『人間のトリセツ ~人工知能への手紙』がお薦め。
「本が読めるようになった未来のAI」に向けて書いた、本気の手紙である。
人間が読めば、人工知能とは何か、どう付き合えばいいかがわかる本になっている。
黒川伊保子公式ホームページ http://www.ihoko.com
感性リサーチホームページ http://www.kansei-research.com
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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僕が中学生の時、人工知能に興味をもって図書館で最初に読んだ本です。
中学生でも理解できる言葉で書かれています。
あまりにおもしろく、そして、愕然としました。
こんな理論ってあったんだ!と。
人工知能のエンジニアだった、
黒川さんの奥義、ここに極まれり、な気がした一冊です。
最初はコンピューターAI開発と脳研究について述べてあり、研究結果を通して語られる人間の生き方についての随想もとても参考になるのだが、とくに著者の真骨頂はことばの感性にあると思う。
まず語感について、"語感の正体とは、発音体感である。"と簡潔に表現されている。
発音に伴う身体感覚が語感を生み出している、というこの発想がひときわ輝きを発していると思った。
実際に、著者はこの独創的な発見によって会社一つを立ち上げることになったという。
"言霊"を理科する上で、この発見が非常に重要なヒントになると思う。
また、それだけでなく、読んでいると、文章そのものから著者のことばの感性を感じる。
とくにそれは、ところどころで著者が小さい息子のことについて述べる際に滲み出ていて、母である著者が息子の成長を見守る眼差し、やさしさと愛の心が静かに、ひたひたと伝わってきて、それが読んでいて心地よかった。
最後に、生き方について語られる中から、人生のヒントになる文章を一つ
"他人の美点を数え上げるほど、自己の存在価値が上がっていく。それが、どうも人生の真実の一つのようです。"
堅苦しい話は少なく、彼女の息子の赤ちゃんのころの話や言語の発生の話がとってもよかった。日本にもこういう軽妙な文章を書けるエンジニアがいるんだなぁ。
恋するコンピュータ、欲しいな。
題がいいですよね。 それから、装丁。
ボッティチェリ『春』の3人の女神が手をつないで円形に踊っている部分が表紙に使われています。 これを見たとき、思い出したのが 「ラーギーニ」(萩尾望都 『半神』収録) これも、コンピューターの話なのですが、、、 『コンピューターが紡ぎだす恋の歌と夢』
なんて見事に符牒が合うことでしょう。
『柔らかな思考の冒険』というのに出かけてみたいと思っている人。 でも、この柔らかな思考というのは、あまりにも若すぎる脳ではだめなのです。 いろいろな経験を積んできて、さまざまな感情を味わい、統御する苦労をしている、中年以上の人にぜひ読んでもらいたい、そして、未来に向けて夢を見ましょう。