このシリーズはほとんど読んでいるが、子供のころの恐怖を書かせたらこの人の右にでるものはないのではないだろうか?
かくれんぼで遅くまで遊んで井戸の底から見あげる夕の星、嵐の中、両親を待つひとりぽっちの子供の焦燥感。誰もいない廃屋、帰りたいのに帰れない恐怖。
ホラーマニアにとって、極上の時間を過ごせる珠玉の短編。
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小川未明集: 幽霊船 (ちくま文庫 ふ 36-9 文豪怪談傑作選) 文庫 – 2008/8/6
過ぎた春の記憶,百合の花,稚子ヶ淵,嵐の夜,越後の冬,迷い路 他
- ISBN-104480424717
- ISBN-13978-4480424716
- 出版社筑摩書房
- 発売日2008/8/6
- 言語日本語
- 本の長さ378ページ
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2008/8/6)
- 発売日 : 2008/8/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 378ページ
- ISBN-10 : 4480424717
- ISBN-13 : 978-4480424716
- Amazon 売れ筋ランキング: - 713,357位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,645位ちくま文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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東 雅夫(ひがし・まさお)
1958年、神奈川県横須賀市生まれ。アンソロジスト、文芸評論家、怪談専門誌「幽」編集長。
早稲田大学文学部卒。1982年に研究批評誌「幻想文学」を創刊、2003年の終刊まで21年間にわたり編集長を務めた。
近年は各種アンソロジーの企画編纂や、幻想文学・ホラーを中心とする批評、怪談研究などの分野で著述・講演活動を展開中。
評論家として「ホラー・ジャパネスク」や「怪談文芸」「800字小説ムーヴメント」などを提唱。NHKテレビ番組「妖しき文豪怪談」シリーズ等の企画監修や、「幽」怪談文学賞、ビーケーワン怪談大賞、みちのく怪談コンテストなど各種文学賞の選考委員も務める。
2011年、著書『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。
著書に『なぜ怪談は百年ごとに流行るのか』『百物語の怪談史』『江戸東京 怪談文学散歩』『怪談文芸ハンドブック』ほか、編纂書に『文豪怪談傑作選』『伝奇ノ匣』『てのひら怪談』の各シリーズほか多数がある。
著者公式サイト「幻妖ブックブログ」http://blog.bk1.jp/genyo/
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カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
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トップレビュー
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2010年8月24日に日本でレビュー済み
超人的な多作ゆえに全貌が未だ全集として解明されていない作家だけに、余り見切ったようなことを言うのは憚られるが、少なくとも本書に選ばれた作品の共通点としては、ハッピー・エンドどころか基本的には悲劇やカタストロフで終わる話ばかりなことが挙げられる。
これは、作家自身の以下のような趣向の表れと言えるだろう。
「夜と、死と、暗黒と、青白い月とを友として、そんな恐れ(=引用注、死への恐怖)を喜びにしたロマンチックの芸術を書きたいと思う。」(「夜の喜び」より、362頁)
どんでん返しやキャラ設定等に凝った作品が溢れた現代のホラー/サスペンス小説と較べると素朴な作品が多い点は否めないが、児童文学者らしい寓話感の溢れた奇譚集に纏まっているとは言える。ただ、作者のいう「ロマンチック」の部分が同時代の室生犀星等に較べると少し落ちる感があるので、星は三つに留めた。また、狂人や病人、貧しい人々等が主要キャラになっている点も各話の共通点として挙げられるが、この辺は逆に現代作品よりも残酷な味わいが深いようにも思う。
これは、作家自身の以下のような趣向の表れと言えるだろう。
「夜と、死と、暗黒と、青白い月とを友として、そんな恐れ(=引用注、死への恐怖)を喜びにしたロマンチックの芸術を書きたいと思う。」(「夜の喜び」より、362頁)
どんでん返しやキャラ設定等に凝った作品が溢れた現代のホラー/サスペンス小説と較べると素朴な作品が多い点は否めないが、児童文学者らしい寓話感の溢れた奇譚集に纏まっているとは言える。ただ、作者のいう「ロマンチック」の部分が同時代の室生犀星等に較べると少し落ちる感があるので、星は三つに留めた。また、狂人や病人、貧しい人々等が主要キャラになっている点も各話の共通点として挙げられるが、この辺は逆に現代作品よりも残酷な味わいが深いようにも思う。
2008年9月11日に日本でレビュー済み
文章がだらだらと長く、句点、情景描写、修飾語が多すぎ、ひとつの文で主語が変わる。
現代文としては悪文の範疇。
100年近く前の作品なので古い言葉や読みなれない漢字が多いのはやむえない。
哀しい、貧しい、暗い、周りの人の心にゆとりがないといった感じのストーリーが多い。
そんなところに関心を持つのが未明の性格、心情か。
多く使われる形容詞に「厭らしい」があるが、この本も厭らしさを感じないではない。
読んでいて疲れる。
現代文としては悪文の範疇。
100年近く前の作品なので古い言葉や読みなれない漢字が多いのはやむえない。
哀しい、貧しい、暗い、周りの人の心にゆとりがないといった感じのストーリーが多い。
そんなところに関心を持つのが未明の性格、心情か。
多く使われる形容詞に「厭らしい」があるが、この本も厭らしさを感じないではない。
読んでいて疲れる。
2008年10月13日に日本でレビュー済み
東雅夫さんが編纂したものはほとんど読んでいるが、
これはいまいち。
似たような話が多い。
読破するのがツラかった。
これはいまいち。
似たような話が多い。
読破するのがツラかった。