目次
革トランク
毒もみのすきな署長さん
風の又三郎
気のいい火山弾
茨海小学校
セロ弾きのゴーシュ
どんぐりと山猫
鹿踊りのはじまり
注文の多い料理店
蜘蛛となめくじと狸
猫の事務所
オッベルと象
饑餓陣営
よだかの星
二十六夜
やまなし
グスコーブドリの伝記
詩
このなかで、私が愛してやまないのは
セロ弾きのゴーシュ
どんぐりと山猫
注文の多い料理店
猫の事務所
オッベルと象
よだかの星
全て動物が絡んでおり、その中でも
猫は別格に「意地悪に」
表現される傾向があるが、それが
妙にマッチしている
特に怖かったのが
事務所内で、毛色が違う、身元がしっかりしていない
カマ猫がエリート集団から鼻であしらわれ
壮絶ないじめに合う。
カマ猫は仕事を与えてもらえず、いるのにいないかのように
無視を全員から徹底的に決め込まれた。
故郷で「頑張れ」と応援してくれている人ことを考え
一生懸命無視に耐えて頑張っていたのですが、
とうとう我慢ができなくなって
そこいら中からキンキンとした音が耳元で
鳴って鳴って、しまいに我慢していたのに
大粒の涙が・・・もう、せつない。
一日かけてカマ猫の存在を職場の人間は抹殺した。
現代社会そのものではないか。
動物を使うことでこの次第がマスクされている
加藤言うと、遠慮なくそのいじめの様子が
エスカレートしていく。
夜鷹の星にしたって、オツベルの象にしても
残酷な試練が動物たちに課せられる。
人間は、その場の権力はなんの根拠もなく
使用人に対して横柄で、出身や毛色が違うものに
たいして情け容赦がない。
自らがそんな境遇に陥った。動物か人間かの
違いで内容の残酷さ、精神的ダメージは
きっと同じだろうと思った。
虔十公園林は私は一番好きな物語で
あるが、彼にだって信念があるにも拘らず
なかなかわかってももらえないもどかしさ、
すべてがこれからという時に虔十はもういない。
人生は理不尽で、辛くて、でもちょっとわらえて
時々癒しを感じる交流があって・・・・
この本は虔十公園林は入っていないが
全集として何度読み返したかわからない。
元気や勇気をもらった。そんなのともの違う。
生きていればそういうことがあるんだよ、
どうする?逃げる?頑張って死ぬ?死ぬとわかってて
そこにいる?
選択肢が童話的優しさで散りばめられている。
ゆるい。でもゆるくも底辺を描写して
動物世界に還元して、「彼らの物語だよ」
とひょうひょうと提示してくる
宮沢賢治氏の価値観に引き込まれる。
死ぬまでに全部何度も読み返したい。
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ちくま日本文学003 宮沢賢治 (ちくま文庫) 文庫 – 2007/11/20
宮沢 賢治
(著)
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童話と詩、
それぞれの代表作が一冊に
解説:井上ひさし 賢治の祈り
【目次】
革トランク/毒もみのすきな署長さん/風の又三郎/気のいい火山弾/茨海小学校/セロ弾きのゴーシュ/どんぐりと山猫/鹿踊りのはじまり/注文の多い料理店/蜘蛛となめくじと狸/猫の事務所/オツベルと象/饑餓陣営/よだかの星/二十六夜/やまなし/グスコーブドリの伝記/〈詩〉「春と修羅」序 春と修羅 報告 風景観察官 岩手山 原体剣舞連 永訣の朝 無声慟哭 あすこの田はねえ 青森挽歌/〈歌曲〉星めぐりの歌 大菩薩峠の歌
それぞれの代表作が一冊に
解説:井上ひさし 賢治の祈り
【目次】
革トランク/毒もみのすきな署長さん/風の又三郎/気のいい火山弾/茨海小学校/セロ弾きのゴーシュ/どんぐりと山猫/鹿踊りのはじまり/注文の多い料理店/蜘蛛となめくじと狸/猫の事務所/オツベルと象/饑餓陣営/よだかの星/二十六夜/やまなし/グスコーブドリの伝記/〈詩〉「春と修羅」序 春と修羅 報告 風景観察官 岩手山 原体剣舞連 永訣の朝 無声慟哭 あすこの田はねえ 青森挽歌/〈歌曲〉星めぐりの歌 大菩薩峠の歌
- ISBN-104480425039
- ISBN-13978-4480425034
- 出版社筑摩書房
- 発売日2007/11/20
- 言語日本語
- 本の長さ480ページ
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対象商品: ちくま日本文学003 宮沢賢治 (ちくま文庫)
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商品の説明
出版社からのコメント
『ちくま日本文学』は、『ちくま日本文学全集』(一九九一〜九三年)を、いまの時代にあわせたセレクション、新しい装本で刊行するものです。安野光雅、池内紀、井上ひさし、鶴見俊輔、森毅の五氏を編集協力者に迎えた『ちくま日本文学全集』は、文学アンソロジーの一つの到達点として高い評価をいただきました。一人一巻、各作家の最適な入門書となる編集、バラエティに富んだ解説などが話題を呼び、累計二百五十五万部を超えました。
最近、名作を読み直したいという機運が高まり、読者から、復刊への要望がたくさん寄せられました。そこで、このたびコンパクトな文庫判、手に取りやすい価格で新装刊することにいたしました。
最近、名作を読み直したいという機運が高まり、読者から、復刊への要望がたくさん寄せられました。そこで、このたびコンパクトな文庫判、手に取りやすい価格で新装刊することにいたしました。
著者について
1896-1933。岩手県花巻市の生まれ。生家は古着・質商。盛岡の高等農林学校在学中に詩や散文の習作をはじめる。日蓮宗に深く帰依し、一時上京して布教生活を送る。帰郷後は農学校で教えつつ多くの詩や童話を書く。やがて農学校を退職、「羅須地人協会」をつくり、農民への献身の生活に入った。生前はほとんど無名のままに死去。病床のなかで手帳に綴ったのが「雨ニモマケズ」の詩。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2007/11/20)
- 発売日 : 2007/11/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4480425039
- ISBN-13 : 978-4480425034
- Amazon 売れ筋ランキング: - 83,951位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25位個人全集の全集・選書
- - 341位ちくま文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1896-1933)明治29年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。
富商の長男。日蓮宗徒。1921(大正10)年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。生前刊行されたのは、詩集『春と修羅』童話集『注文の多い料理店』(1924)のみ。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年2月10日に日本でレビュー済み
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小学生から大人まで、どの世代にも読まれたい作品。
本を好きになりはじめた頃の記憶が蘇った。
本を好きになりはじめた頃の記憶が蘇った。
2010年10月11日に日本でレビュー済み
哀れなる哉、イカルスが幾人も来ては落っこちる。(「Kの昇天――或はKの溺死」)
と梶井は書き、
そのうちに或店の軒に吊った、白い小型の看板は突然僕を不安にした。それは自動車のタイアアに翼のある商標を描いたものだった。僕はこの商標に人口の翼を手よりにした古代の希臘人を思い出した。彼は空中に舞い上った揚句、太陽の光に翼を焼かれ、とうとう海中に溺死していた。(「歯車」)
と芥川は書いた(「Kの昇天――或はKの溺死」、「歯車」の引用は、彩流社刊行『自殺ブンガク案内』による)。
一度は「落っこち」たかもしれないが、生まれ変わった「イカルス」がいた。
夜だかは、どこまでも、どこまでも、まっすぐに空へのぼって行きました。もう山焼けの火はたばこの吸殻のくらいにしか見えません。よだかはのぼってのぼって行きました。(略)よだかははっきりまなこをひらきました。そして自分のからだがいま燐の火のような青い美しい光になって、しずかに燃えているのを見ました。(「よだかの星」)
「気のいい火山弾」は『聖書』中の、大工たちが役に立たぬと捨てた石、それが隅の土台石になった、という一節を思い起こさせる、ハッピーエンドの話、めでたしめでたし、で、どうやら終わりそうだぞ……と思いきや、さにあらず。
「(前略)私の行くところは、ここのように明るい楽しいところではありません。けれども、私共は、みんな、自分でできることをしなければなりません。さよなら。みなさん。」
さんざん、みんなに、こけにされながらも、「ここ」は「明る」く「楽しいところ」だったと言う「気のいい火山弾」。どんだけ、気がいいのやら。あるいは、人間たちのおもちゃ――研究材料――にされるのに比べたら、「ここ」は「明る」く「楽しいところ」だったのかもしれないが……。
「オツベルと象」は、『少年キム』に登場する逸話〈本生譚(ジャータカ)〉と少し重なるような気がするが、……気のせいか。
「茨海小学校」は私に、一つの謎を残した。武田、武村、武井に、武巣、……狐の生徒も教師もみな、〈武〉が冠された苗字をもらって登場している、という謎だ。これが意味するところとは、いったい……?
作品と作家とを大いにごっちゃにし、それからあらためて作品へ立ち返ると、いっそうその滋味がますという作家もいて、その代表格の一人が疑いもなく宮沢賢治である。(本書巻末/井上ひさし「賢治の祈り」)
井上氏の指摘を踏まえて、眺めてみる。
あのときの出来事は、肥料の入れ様をまちがって教えた農業技師が、オリザの倒れたのをみんな火山局のせいにして、ごまかしていたためだということを読んで、大きな声で一人で笑いました。(「グスコーブドリの伝記」)
という箇所は、あるいは、
天候不順で収穫の少ない秋などには、協会にねじ込む農民もいた。天候不順を、肥料設計のミスにすりかえて、金を払えと仄めかす。(本書巻末/井上ひさし「賢治の祈り」)
という賢治自身の身に起こった出来事の昇華であったかもしれない。
と梶井は書き、
そのうちに或店の軒に吊った、白い小型の看板は突然僕を不安にした。それは自動車のタイアアに翼のある商標を描いたものだった。僕はこの商標に人口の翼を手よりにした古代の希臘人を思い出した。彼は空中に舞い上った揚句、太陽の光に翼を焼かれ、とうとう海中に溺死していた。(「歯車」)
と芥川は書いた(「Kの昇天――或はKの溺死」、「歯車」の引用は、彩流社刊行『自殺ブンガク案内』による)。
一度は「落っこち」たかもしれないが、生まれ変わった「イカルス」がいた。
夜だかは、どこまでも、どこまでも、まっすぐに空へのぼって行きました。もう山焼けの火はたばこの吸殻のくらいにしか見えません。よだかはのぼってのぼって行きました。(略)よだかははっきりまなこをひらきました。そして自分のからだがいま燐の火のような青い美しい光になって、しずかに燃えているのを見ました。(「よだかの星」)
「気のいい火山弾」は『聖書』中の、大工たちが役に立たぬと捨てた石、それが隅の土台石になった、という一節を思い起こさせる、ハッピーエンドの話、めでたしめでたし、で、どうやら終わりそうだぞ……と思いきや、さにあらず。
「(前略)私の行くところは、ここのように明るい楽しいところではありません。けれども、私共は、みんな、自分でできることをしなければなりません。さよなら。みなさん。」
さんざん、みんなに、こけにされながらも、「ここ」は「明る」く「楽しいところ」だったと言う「気のいい火山弾」。どんだけ、気がいいのやら。あるいは、人間たちのおもちゃ――研究材料――にされるのに比べたら、「ここ」は「明る」く「楽しいところ」だったのかもしれないが……。
「オツベルと象」は、『少年キム』に登場する逸話〈本生譚(ジャータカ)〉と少し重なるような気がするが、……気のせいか。
「茨海小学校」は私に、一つの謎を残した。武田、武村、武井に、武巣、……狐の生徒も教師もみな、〈武〉が冠された苗字をもらって登場している、という謎だ。これが意味するところとは、いったい……?
作品と作家とを大いにごっちゃにし、それからあらためて作品へ立ち返ると、いっそうその滋味がますという作家もいて、その代表格の一人が疑いもなく宮沢賢治である。(本書巻末/井上ひさし「賢治の祈り」)
井上氏の指摘を踏まえて、眺めてみる。
あのときの出来事は、肥料の入れ様をまちがって教えた農業技師が、オリザの倒れたのをみんな火山局のせいにして、ごまかしていたためだということを読んで、大きな声で一人で笑いました。(「グスコーブドリの伝記」)
という箇所は、あるいは、
天候不順で収穫の少ない秋などには、協会にねじ込む農民もいた。天候不順を、肥料設計のミスにすりかえて、金を払えと仄めかす。(本書巻末/井上ひさし「賢治の祈り」)
という賢治自身の身に起こった出来事の昇華であったかもしれない。
2011年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮沢賢治独特の美しい日本語。
人間を簡単にいい人間、悪い人間、と分けるのではなく、両方持っているのが人間なんです。
と、突き放した視線で物語をつむぐ。
だからどちらかが悪い、よい、で物語が終わらない。
ただただ、そこには淡々と過ぎる時が流れている。
「毒もみすきの署長さん」
「蜘蛛となめくじと狸」
「猫の事務所」
「どんぐりと山猫」
「春と修羅(序)」
「永訣の朝」
・・・・などなど、
小説や詩がたくさん入っていてお得。
ひらがなと漢字を使い分けるセンスや
擬音、例えばどんぐりが歩いてくる時の「どってこどってこ」など、さすがだな、と思う。
人間を簡単にいい人間、悪い人間、と分けるのではなく、両方持っているのが人間なんです。
と、突き放した視線で物語をつむぐ。
だからどちらかが悪い、よい、で物語が終わらない。
ただただ、そこには淡々と過ぎる時が流れている。
「毒もみすきの署長さん」
「蜘蛛となめくじと狸」
「猫の事務所」
「どんぐりと山猫」
「春と修羅(序)」
「永訣の朝」
・・・・などなど、
小説や詩がたくさん入っていてお得。
ひらがなと漢字を使い分けるセンスや
擬音、例えばどんぐりが歩いてくる時の「どってこどってこ」など、さすがだな、と思う。
2011年10月14日に日本でレビュー済み
一番びっくりしたのは「革トランク」という作品。リズムよく進行し、ユーモアの中に痛切な悲哀が感じられ、実に読み応えある。賢治がこんな作品を書いたとは知らなかった。
ほかに「風の又三郎」「どんぐりと山猫」「よだかの星」「二十六夜」「やまなし」なども素晴らしい。
特に「グスコーブドリの伝記」がいい。郷土の岩手を余計な知識を省いて理系的な語り口で素朴に表す。郷土から知る知識を特殊加工している、あるいはフィルターを通しているところがこの作者の幻想を基本で支える。
ほかに「風の又三郎」「どんぐりと山猫」「よだかの星」「二十六夜」「やまなし」なども素晴らしい。
特に「グスコーブドリの伝記」がいい。郷土の岩手を余計な知識を省いて理系的な語り口で素朴に表す。郷土から知る知識を特殊加工している、あるいはフィルターを通しているところがこの作者の幻想を基本で支える。
2019年8月8日に日本でレビュー済み
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毒もみの好きな署長さんが読みたくて購入しま読書に毒もした。あまり知られていない作品がのっています。