再掲
民俗学者宮本常一氏(1907-1981)の代表作の中から選び出された作品
「忘れられた日本人」
「いそしむ人々」
「愛情は子供と共に」
忘れられた日本人は読んでいましたが、他の2作品の中の文章は初めて読んだ。
宮本常一を読まれた事の無い方は是非とも手にとってもらいたい一冊です。
「忘れられた日本人」の中からは、当然ですが、対馬にて、土佐源氏、女の世間、梶田富五郎翁が入っています。国家という枠組みでは語れない日本人の貧しくも生き生きとした生活を宮本さんが書き残しています。
「いそしむ人々」では日本の食文化を庶民の食事を詳細に記載することで僕らに遺してくれています。
「愛情は子供と共に」では、子供の世界がある種の神性さを持ちながら、社会の中で折り合いをとりながら存在する様を子供組や若者組という共同体の中の役割として教えてくれます。そして、宮本さんご自身の子供時代の想い出や経験、二男を亡くした辛い経験を書き綴っています。
貨幣というモノがまだ日本人を拝金主義に染めていない、そう古くない時代を僕は宮本さんや網野善彦さんの本で知ったのです。
そして宮本さんも危惧した、「進歩とは何なんだろうか、これまで自分は発展と言ってきたけれども、発展とは何なのだろうか、進歩という名のもとにわれわれはじつにたくさんのものを切り捨ててきたのではないか」「切り落とされてきたものの中に非常に大事なものがある」 という言葉を心に常駐させていなければと思うのです。
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ちくま日本文学022 宮本常一 (ちくま文庫) 文庫 – 2008/8/6
宮本 常一
(著)
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故郷の声を背負い
彼方を夢見た旅の人
解説:石牟礼道子 山川の召命
【目次】 忘れられた日本人より(対馬にて/子供をさがす/女の世間/土佐源氏/梶田富五郎翁)/いそしむ人々より(高野豆腐小屋子に生きる)/海をひらいた人びとより(船の家)/すばらしい食べ方/私のふるさと/御一新のあとさき 抄/愛情は子供と共により(子供の世界 萩の花)
彼方を夢見た旅の人
解説:石牟礼道子 山川の召命
【目次】 忘れられた日本人より(対馬にて/子供をさがす/女の世間/土佐源氏/梶田富五郎翁)/いそしむ人々より(高野豆腐小屋子に生きる)/海をひらいた人びとより(船の家)/すばらしい食べ方/私のふるさと/御一新のあとさき 抄/愛情は子供と共により(子供の世界 萩の花)
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2008/8/6
- ISBN-104480425225
- ISBN-13978-4480425225
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商品の説明
出版社からのコメント
『ちくま日本文学』は、『ちくま日本文学全集』(一九九一〜九三年)を、いまの時代にあわせたセレクション、新しい装本で刊行するものです。安野光雅、池内紀、井上ひさし、鶴見俊輔、森毅の五氏を編集協力者に迎えた『ちくま日本文学全集』は、文学アンソロジーの一つの到達点として高い評価をいただきました。一人一巻、各作家の最適な入門書となる編集、バラエティに富んだ解説などが話題を呼び、累計二百五十五万部を超えました。
最近、名作を読み直したいという機運が高まり、読者から、復刊への要望がたくさん寄せられました。そこで、このたびコンパクトな文庫判、手に取りやすい価格で新装刊することにいたしました。
最近、名作を読み直したいという機運が高まり、読者から、復刊への要望がたくさん寄せられました。そこで、このたびコンパクトな文庫判、手に取りやすい価格で新装刊することにいたしました。
著者について
1907 - 1981。山口県大島生まれ。働きながら師範学校を卒業、小学校の教師になる。上京して渋沢敬三の主宰するアチック・ミューゼアム(日本常民文化研究所の前身)に入る。以後、農山漁村、僻地、離島をくまなく歩き、庶民の生活誌に重点をおいた、独自の方法による宮本民俗学を生みだした。その中から生まれたのが「忘れられた日本人」「旅の発見」「海をひらいた人びと」など。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2008/8/6)
- 発売日 : 2008/8/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4480425225
- ISBN-13 : 978-4480425225
- Amazon 売れ筋ランキング: - 128,337位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 29位日本文学の全集・選書
- - 561位ちくま文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1907年、山口県周防大島生まれ。大阪府立天王寺師範学校専攻科地理学専攻卒業。民俗学者。日本観光文化研究所所長、武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事などを務める。1981年没。同年勲三等瑞宝章(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 和泉の国の青春 (ISBN-13: 978-4896949568 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月15日に日本でレビュー済み
他人に勧められて何も知らずに読み始めたら、日本昔話のような暮らしぶりなので明治のころの話かと思ったら昭和三十四年とあったので驚きました。当時はまさに忘れられた日本人がいたのですね。
昔は乗り物がなかったから、農民などが旅することはあまりなかったのではと思っていましたが、昔の人は出稼ぎや巡礼に農家を泊まり歩きながらかなり遠くまで歩いて行ったようです。可愛い子には旅をさせよの旅というのはこういうものだったのですね。現代の旅行とは全く違うものです。こんな旅をすれば確かに成長することでしょう。
昔は乗り物がなかったから、農民などが旅することはあまりなかったのではと思っていましたが、昔の人は出稼ぎや巡礼に農家を泊まり歩きながらかなり遠くまで歩いて行ったようです。可愛い子には旅をさせよの旅というのはこういうものだったのですね。現代の旅行とは全く違うものです。こんな旅をすれば確かに成長することでしょう。
2010年12月13日に日本でレビュー済み
現代に限りなく近い生活の中に残る、近世以前からの伝統。
平成の今、失われてしまったもの、しかしほんの数十年前には
たしかに存在したもの。
そんなものを感じる内容でした。
自分の郷里の話も書いてあります。
その中に、江戸帰りの者がペリーの来航を伝え、世の中が変わ
ると感じた村人はこぞって学問を始めたという話があり、これ
が一番印象に残りました。
こうして時代の変革を敏感に感じ取った人々が農村にまでいた
こと。
おそらくそれが日本の強み、近代化成功の要因ではと思いました。
平成の今、失われてしまったもの、しかしほんの数十年前には
たしかに存在したもの。
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ると感じた村人はこぞって学問を始めたという話があり、これ
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こうして時代の変革を敏感に感じ取った人々が農村にまでいた
こと。
おそらくそれが日本の強み、近代化成功の要因ではと思いました。