この巻はとても好きです。
私小説風のリアリティのある物語がとても読みごたえがありました。
どんでん返しや強烈なオチもなく、淡々と日常が描かれていて、
特別なことも起こっているわけでもないのに引き込まれます。
町や時代の雰囲気も感じることができて、音やにおいまで伝わってきそうです。
様々な感情、貧窮、汚いもの、エロス、暴力、シュールな笑い、
と人間が丹念に描かれていました。
ネジ式なども当然好きですが、こちらのほうが真骨頂のような気がしてなりません。
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つげ義春コレクション 大場電気鍍金工業所/やもり (ちくま文庫 つ-4-2 つげ義春コレクション) 文庫 – 2008/11/10
つげ 義春
(著)
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青春時代までの悲惨と滑稽を描くつげ義春自伝的作品群「つげ義春コレクション」。
つげ義春自身の青春時代が色濃くにじむ自伝的作品を集める。「大場電気鍍金工業所」から「別離」まで、自伝的色彩が強く投影された作品9編を収録。少年時代から青年時代までの貧乏と悲惨を、著者独特のユーモアを交えて描く。解説:赤瀬川原平
【目次】
大場電気鍍金工業所
少年
海へ
やもり
下宿の頃
義男の青春
池袋百点会
隣りの女
別離
解題:高野慎三
解説「悲惨な町の安全運転」 赤瀬川原平
■著者のことば
この全集は全作品を収録したものではなく、初期の貸本時代の作の大半は除いてある。全作をまとめるのは量的に難しいだけでなく、稚拙で未熟な過去を晒すのは気がすすまぬからである。が、旧作は目にする機会が少いとのことで一部をここに収めたが、粗末な作であるのは生活苦による乱作のためばかりではなく、マンガ全般のレベルが低かった時代でもあり、その点を酌量して戴ければ幸いである。後期の作に関しては弁解するところはない。
(1993年10月 つげ義春全集[全8巻・別巻1]内容見本より)
つげ義春自身の青春時代が色濃くにじむ自伝的作品を集める。「大場電気鍍金工業所」から「別離」まで、自伝的色彩が強く投影された作品9編を収録。少年時代から青年時代までの貧乏と悲惨を、著者独特のユーモアを交えて描く。解説:赤瀬川原平
【目次】
大場電気鍍金工業所
少年
海へ
やもり
下宿の頃
義男の青春
池袋百点会
隣りの女
別離
解題:高野慎三
解説「悲惨な町の安全運転」 赤瀬川原平
■著者のことば
この全集は全作品を収録したものではなく、初期の貸本時代の作の大半は除いてある。全作をまとめるのは量的に難しいだけでなく、稚拙で未熟な過去を晒すのは気がすすまぬからである。が、旧作は目にする機会が少いとのことで一部をここに収めたが、粗末な作であるのは生活苦による乱作のためばかりではなく、マンガ全般のレベルが低かった時代でもあり、その点を酌量して戴ければ幸いである。後期の作に関しては弁解するところはない。
(1993年10月 つげ義春全集[全8巻・別巻1]内容見本より)
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2008/11/10
- 寸法14.8 x 10.5 x 1.8 cm
- ISBN-10448042542X
- ISBN-13978-4480425423
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著者について
つげ 義春(つげ・よしはる):1937年、東京葛飾生まれ。子供のころからいくつものアルバイトを経験し、小学校卒業とともにメッキ工場に勤める。その後職を変わりながら、職業としてマンガ家をめざし、1955年に単行本『白面夜叉』で本格デビュー。貸本マンガや子供向け雑誌で活躍。1965年から『ガロ』に作品を発表し、注目を集める。独特な作風で知られ、寡作ながら版を変えて作品集が刊行され続けている。映画化作品に「無能の人」「ゲンセンカン主人」「蒸発旅日記」などがある。著書に『つげ義春の温泉』『つげ義春コレクション』『つげ義春流れ雲旅』『貧困旅行記』『ねじ式 紅い花 漫画アクション版 つげ義春カラー作品集』など多数がある。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2008/11/10)
- 発売日 : 2008/11/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 448042542X
- ISBN-13 : 978-4480425423
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 86,642位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年5月26日に日本でレビュー済み
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つげ義春さんの漫画はいろいろ読んだのでダブっていたらいやだなと思いましたが、結果ダブっていたのは池袋百点会のみでした。で、いちばんオモシロかったのはやっぱり池袋百点会で、「外交ひと筋20年」の須山のキャラを見てまた笑ってしまいました。両目がトンチンカンな方向になっていて顔がゆがんでいてもう普通の顔ではないのですが、かしこまってギュっと座っている様子といい、怪しい中年の営業マンの味わいがグイっと伝わってくるすごい絵です。もうパッと見てまともじゃないし、絶対この企画コケるなと予感させるひとコマです。
他の作品を読んでいると、主人公や家族設定が共通しているので、つげさんをWikiで調べてみると、限りなく自伝に近い、でも全く同じではない作品であるということがわかりました。大島で幼少時代を幸せに過ごし、東京にやってきて、母の再婚した父は気難しく、兄弟姉妹の多い貧しい生活のなかでマンガに興味を示すけれどいっこうに売れないしネタは詰まって自閉症的になり自殺未遂まで図ってしまうという暗い人生が、つげ義春のマンガという技術を借りて非常に味のある、人間の弱さを感じさせる作品に昇華しています。
収録されている自伝的作品のなかでいちばんのお気に入りは「義男の青春」。義男とは義春のことでつまり自分自身なのですが、ネタぎれ、貧困、自閉症のなかで漫画の先生に出会い、助手となります。ところがこの先生、ものすごくいいかげんなところがつげ作品らしいです。旅館にでてくる女中さんとその関係、旅館の風景や浅草のデートの背景など絵もとても美しく味があっていいですね。
他の作品を読んでいると、主人公や家族設定が共通しているので、つげさんをWikiで調べてみると、限りなく自伝に近い、でも全く同じではない作品であるということがわかりました。大島で幼少時代を幸せに過ごし、東京にやってきて、母の再婚した父は気難しく、兄弟姉妹の多い貧しい生活のなかでマンガに興味を示すけれどいっこうに売れないしネタは詰まって自閉症的になり自殺未遂まで図ってしまうという暗い人生が、つげ義春のマンガという技術を借りて非常に味のある、人間の弱さを感じさせる作品に昇華しています。
収録されている自伝的作品のなかでいちばんのお気に入りは「義男の青春」。義男とは義春のことでつまり自分自身なのですが、ネタぎれ、貧困、自閉症のなかで漫画の先生に出会い、助手となります。ところがこの先生、ものすごくいいかげんなところがつげ作品らしいです。旅館にでてくる女中さんとその関係、旅館の風景や浅草のデートの背景など絵もとても美しく味があっていいですね。
2012年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の少年・青年時代の自伝的物語をまとめた一冊。
全編通して、悲哀に満ちている。貧乏と漫画と、恋と仕事と。
読んでいたら、たまらなく切ない気持になってきた。物語の中の「昭和」にやってきたような気分になる。
けれどどこかに人を救う光のようなものがある。
この漫画の中にある。
それはなんだろうと思い考えていたら、ああ、人情だ、と気づいた。
この漫画の中には至るところに人情がある。
悲しい話ばかりだが、それを補うほどの人情に満ち溢れている。だから読んでいて、悲嘆に終わらない。
少しだけ、昭和が恋しくなる。
全編通して、悲哀に満ちている。貧乏と漫画と、恋と仕事と。
読んでいたら、たまらなく切ない気持になってきた。物語の中の「昭和」にやってきたような気分になる。
けれどどこかに人を救う光のようなものがある。
この漫画の中にある。
それはなんだろうと思い考えていたら、ああ、人情だ、と気づいた。
この漫画の中には至るところに人情がある。
悲しい話ばかりだが、それを補うほどの人情に満ち溢れている。だから読んでいて、悲嘆に終わらない。
少しだけ、昭和が恋しくなる。
2010年12月30日に日本でレビュー済み
本書の「解題」によれば、作者の自伝的色彩が強い作品集とのこと。
貧困、格差、DV、子どもの虐待が、蔓延していた戦後の東京の下町。
貧乏な母子家庭の子どもの、「生きる」とことの大変さと必死さ。
赤ん坊を背負って海産物の行商をして一家を支える母。
兄弟で耐える空腹な夜。
義父からの体罰と虐待。
小学校を終えてすぐ、当たり前のように就職した町のめっき工場。
漫画家になって後の、行き当たりばったりのアルバイトや、女性の「ヒモ」のようなことをして食いつなぐ生活。
失恋と自殺未遂。
読んでいて、胸が締め付けられ、切なくなることもしばしば。
「生きる」ということは、計画どおりにいくものではない。
きれいごとだけ語れるわけがない。
そのころより格段に豊かになった現在でも、それは変わらないのではないか。
貧困、格差、DV、子どもの虐待が、蔓延していた戦後の東京の下町。
貧乏な母子家庭の子どもの、「生きる」とことの大変さと必死さ。
赤ん坊を背負って海産物の行商をして一家を支える母。
兄弟で耐える空腹な夜。
義父からの体罰と虐待。
小学校を終えてすぐ、当たり前のように就職した町のめっき工場。
漫画家になって後の、行き当たりばったりのアルバイトや、女性の「ヒモ」のようなことをして食いつなぐ生活。
失恋と自殺未遂。
読んでいて、胸が締め付けられ、切なくなることもしばしば。
「生きる」ということは、計画どおりにいくものではない。
きれいごとだけ語れるわけがない。
そのころより格段に豊かになった現在でも、それは変わらないのではないか。
2009年10月11日に日本でレビュー済み
悲しいかな最後のつげマンガになってしまうであろう「やもり」「海へ」「別離」の三部作を含む、自叙伝的色彩の強い作品を集めた巻です。
「池袋百点会」「下宿の頃」「隣の女」「義男の青春」のようなつげの軽さがよく表れたマンガもあり、地味ですが好きなセレクションです。また、子供時代のことはエッセイでは多く取り上げられていますが、マンガとなったのはここに収録された「やもり」くらいで、そういった意味でも読んでおくべき本だと思います。
収録は、大場電気鍍金工業所、少年、海へ、やもり、下宿の頃、義男の青春、池袋百点会、隣りの女、別離 です。
「池袋百点会」「下宿の頃」「隣の女」「義男の青春」のようなつげの軽さがよく表れたマンガもあり、地味ですが好きなセレクションです。また、子供時代のことはエッセイでは多く取り上げられていますが、マンガとなったのはここに収録された「やもり」くらいで、そういった意味でも読んでおくべき本だと思います。
収録は、大場電気鍍金工業所、少年、海へ、やもり、下宿の頃、義男の青春、池袋百点会、隣りの女、別離 です。
2020年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スンバラしい!
つげ義春の十代の子供の頃から青春時代までを描いた短編を集めた私小説自伝的作品集。
ホンマにこんなんやったんか⁈
つげ義春の十代の子供の頃から青春時代までを描いた短編を集めた私小説自伝的作品集。
ホンマにこんなんやったんか⁈