旅日記のようなエッセイ
日本では失われつつある昔の旅館や温泉を巡った本書を読むとちょっとした旅行気分に浸れます
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苦節十年記,旅籠の思い出 (ちくま文庫 つ 14-6 つげ義春コレクション) 文庫 – 2009/3/10
つげ 義春
(著)
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- 本の長さ414ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2009/3/10
- ISBN-104480425462
- ISBN-13978-4480425461
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対象商品: 苦節十年記,旅籠の思い出 (ちくま文庫 つ 14-6 つげ義春コレクション)
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2009/3/10)
- 発売日 : 2009/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 414ページ
- ISBN-10 : 4480425462
- ISBN-13 : 978-4480425461
- Amazon 売れ筋ランキング: - 142,673位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 600位ちくま文庫
- - 5,045位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年5月28日に日本でレビュー済み
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表紙のオッパイに惚れました。もっともっと熟女のエロスに関する記述を期待して購入しましたが、かなり物足りない内容でした。旅の思い出、これまでの人生の思い出を読むには良いと思いました。忠告として、表紙のオッパイだけを期待してはダメです。
2016年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はてっきり漫画と思って買いましたが
他の人が書いているように漫画ではありません。
個人的にはすべてコレクションする気持ちでいましたので惜しくはないのと
温泉の写真の雰囲気が好きなので気に入りました。
ぜひコレクションの1巻から読み進めることをお勧めいたします。
他の人が書いているように漫画ではありません。
個人的にはすべてコレクションする気持ちでいましたので惜しくはないのと
温泉の写真の雰囲気が好きなので気に入りました。
ぜひコレクションの1巻から読み進めることをお勧めいたします。
2013年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本に興味を持たれている方は、なんらかの形で、つげ義春に関心のある方だと思いますが、この本を読む前に、是非、彼の漫画を一通り読んで欲しいと思います。ちくま文庫の「つげ義春コレクション」の刊行順でいくと、第一回の「ねじ式/夜が掴む」から、第五回「紅い花/やなぎ屋主人」まで読んでおくのが必須と言えましょう。この本が、第六回ですので、刊行順に読むと間違いないと思います。
この順番で読むと、自伝や自身の夢をモチーフにした作品群の背景が非常によく理解できます。
この本の構成ですが、カラーの美しい数点のイラストの後で、「旅のエッセイ」の章があり、ここで温泉旅館や旅籠など数々の旅の実際の経験や体験が描かれています。その後は、一頁あるいは二頁見開きの旅の情景あるいは心象風景のイラストが数多く掲載され、「自伝的エッセイ」で、つげ義春の人生が自伝として描かれます。そしてさらに細かく自伝が年表形式で記されて、そして最後の章は「夢日記」です。
彼が自らの性格を言っていますが、自分は、困窮したら、「よしがんばるぞ」と奮起するタイプではなく、ますますやる気を失せてしまうというタイプで、本当、情けない人なんですが、数多くのコンプレックスを持っている人なのでついつい同情してしまいます。幼少のころは大島で幸せだったのに、千葉県大原へ引っ越してきてから父と離れ離れになり、貧乏生活のなかでつらいメッキ工場で働き(中年になっても夢にでてくるのだからよっぽど辛かったのでしょう)、貸本時代は、漫画を描けどもいっこうに成功せず、手塚治虫などの大家と比較して絵がヘタだというコンプレックスを絶えず抱いています。「ねじ式」などで「つげブーム」がおきても自分に自信がついたようにはとても思えず、むしろ世間の注目に当惑しているように見えます。
マンガ作品のなかで、「必殺するめ固め」という作品があり、あまりのバカバカしさと情けなさで笑ってしまいましたが、まさに作品通りの話を夢で見ていたとは思わず唸ってしまいます。嫁さんを強い男に取られ、歯向かった自分は「するめ固め」にあい、言葉もしゃべれず這うことしかできず自宅で床に伏し、嫁が男の強いセックスに喜んでいる姿を横で見させられるというまさに生き地獄のような光景です。本当に劣等感の塊のようなものが心のなかに居座っていたのでしょう。
解説に、つげ義春は何があってもつげ義春らしさを失わない強い人だと書いてありましたが、どう見ればそのように感じるのでしょうか?私は全然そうとは思わなかったのですが、解説にのるということはそのようにも取れる人が大勢いるのかもしれません。だとしたら、本当につげ義春という人は、いろいろな見方をするファンを惹きつける不思議な魅力を持った人ということになりますね。
この順番で読むと、自伝や自身の夢をモチーフにした作品群の背景が非常によく理解できます。
この本の構成ですが、カラーの美しい数点のイラストの後で、「旅のエッセイ」の章があり、ここで温泉旅館や旅籠など数々の旅の実際の経験や体験が描かれています。その後は、一頁あるいは二頁見開きの旅の情景あるいは心象風景のイラストが数多く掲載され、「自伝的エッセイ」で、つげ義春の人生が自伝として描かれます。そしてさらに細かく自伝が年表形式で記されて、そして最後の章は「夢日記」です。
彼が自らの性格を言っていますが、自分は、困窮したら、「よしがんばるぞ」と奮起するタイプではなく、ますますやる気を失せてしまうというタイプで、本当、情けない人なんですが、数多くのコンプレックスを持っている人なのでついつい同情してしまいます。幼少のころは大島で幸せだったのに、千葉県大原へ引っ越してきてから父と離れ離れになり、貧乏生活のなかでつらいメッキ工場で働き(中年になっても夢にでてくるのだからよっぽど辛かったのでしょう)、貸本時代は、漫画を描けどもいっこうに成功せず、手塚治虫などの大家と比較して絵がヘタだというコンプレックスを絶えず抱いています。「ねじ式」などで「つげブーム」がおきても自分に自信がついたようにはとても思えず、むしろ世間の注目に当惑しているように見えます。
マンガ作品のなかで、「必殺するめ固め」という作品があり、あまりのバカバカしさと情けなさで笑ってしまいましたが、まさに作品通りの話を夢で見ていたとは思わず唸ってしまいます。嫁さんを強い男に取られ、歯向かった自分は「するめ固め」にあい、言葉もしゃべれず這うことしかできず自宅で床に伏し、嫁が男の強いセックスに喜んでいる姿を横で見させられるというまさに生き地獄のような光景です。本当に劣等感の塊のようなものが心のなかに居座っていたのでしょう。
解説に、つげ義春は何があってもつげ義春らしさを失わない強い人だと書いてありましたが、どう見ればそのように感じるのでしょうか?私は全然そうとは思わなかったのですが、解説にのるということはそのようにも取れる人が大勢いるのかもしれません。だとしたら、本当につげ義春という人は、いろいろな見方をするファンを惹きつける不思議な魅力を持った人ということになりますね。
2018年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
つげさんの旅行記や自伝を綴った内容です。ファンなら面白いですが、一般の人にはなにが面白いんだろう?と思われるかも。つげさんの語りは、重複した内容も多かったです。こちらはエッセイ集ですが、やはり漫画が面白く、語った内容がそのまま作品になっているものも多くありますが、同じ内容で、語りよりもやはり漫画で読むととても面白いです。夢日記なんかは特にそう感じましたね。鄙びた温泉に対する哀愁がとても心地よいですね。
2016年5月1日に日本でレビュー済み
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こんな風に旅できる場所はもうないのでしょうね。
これを読むとつげ漫画をより一層楽しむことができます。
これを読むとつげ漫画をより一層楽しむことができます。
2013年6月22日に日本でレビュー済み
「ねじ式」などの、何とも言えない独特のマンガで知られるつげ義春のエッセイ集『苦節十年記・旅籠の思い出――つげ義春コレクション』(つげ義春著、ちくま文庫)は、つげの本音の世界を覗くことができる。
つげは旅が好きであり、旅籠(はたご)好きである。例えば、「上州湯宿温泉の旅」は、こんなふうだ。「14年ほど前だったか、親しい友人が、『大発見、つげさん向きの温泉がありましたよ』と報告に来た。『ぼく向きとはどういうこと?』。『うーん、なんて言うのかねえ、鄙びていてあまり知られていなくで、訪ねる人も少いし、それに宿代も安い』。『渓谷があって、露天風呂があって?』」。「これは14年前の印象だったが、今度また湯宿に来てしまった。これが二度目ではない。もう何度も来ているのだ。何を好んでといわれても答えようがない。ふと思い出すと来てしまうのだ。その都度寂寥とした思いになるわけではないが、妙に馴染めるのだ。ふらりとやって来て、何をするでもなく、宿でごろりと横になっているだけでいいのだ。みずぼらしくて侘しげな部屋にいる自分が何故かふさわしいように思え、自分は『本当はここにこうしていたのかもしれない』というような、そんな気分になるのだ」。「旅は日常から少しだけ遊離している処に良さがある。非日常というと大袈裟だが、生活から離れた気分になれるのが楽しくもある」。
これらの旅は全て、マンガに結実している。「『ねじ式』の海辺もこの太海を想定して描いたもので、漁村の路地から機関車が現われるシーンは、泊った宿のすぐ近くの景色を描いたものだった」。意外にしっかりしているのだ。
「自伝的エッセイ」で正直に描かれているつげは、そのマンガ同様、かなり異常・異様である。そして、エッセイのあちこちで興味深いエピソードに出くわす。「『ガロ』の青林堂になんとなく寄ってみると、長井社長に、水木しげるが大手雑誌に採用され急に忙がしくなり、アシスタントを探しているという話を聞いた。さっそく調布の水木宅へ出かけて行くと、駅まで氏がボロ自転車に乗って出迎え、自宅へ案内された。・・・水木の助手を務めることによって、私は長年の貧乏からどうにか脱出することができたのは幸いであったが、それよりも氏に出会えたことは、さらに貴重な経験になった。氏の間近に居て何かと影響されたと云うとおこがましいのだが、私なりに学び吸収させて貰ったことは未熟な私の生き方の救いになっている。しかし学ぶことに一部曲解があったのか、私はひどい怠け者になり、現在も、昔ほどではないけれど相変らず貧乏が続いている」。これは、つげ28歳、水木43歳の時のことである。
エッセイだけでなく、「旅の絵本」「桃源行」「つげ義春流れ雲旅」のイラストが多数収録されている。エッセイで、「夜半、路地のほうから、『火の用心。カッチ、カッチ』と拍子木の音が淋しそうにきこえ、思わず寒々とし、寂寥とした気持が胸に迫り、人生の涯(はて)、旅路の涯に来たような絶望的な気分におちこんでしまった」とある「桃源行 群馬県湯宿温泉」の精密なイラストは、寒風吹きすさぶ中、うらぶれた旅籠前の夜道を行く夜回りの男の後ろ姿が強烈な存在感で迫ってくる。
つげファンには堪らない一冊である。
つげは旅が好きであり、旅籠(はたご)好きである。例えば、「上州湯宿温泉の旅」は、こんなふうだ。「14年ほど前だったか、親しい友人が、『大発見、つげさん向きの温泉がありましたよ』と報告に来た。『ぼく向きとはどういうこと?』。『うーん、なんて言うのかねえ、鄙びていてあまり知られていなくで、訪ねる人も少いし、それに宿代も安い』。『渓谷があって、露天風呂があって?』」。「これは14年前の印象だったが、今度また湯宿に来てしまった。これが二度目ではない。もう何度も来ているのだ。何を好んでといわれても答えようがない。ふと思い出すと来てしまうのだ。その都度寂寥とした思いになるわけではないが、妙に馴染めるのだ。ふらりとやって来て、何をするでもなく、宿でごろりと横になっているだけでいいのだ。みずぼらしくて侘しげな部屋にいる自分が何故かふさわしいように思え、自分は『本当はここにこうしていたのかもしれない』というような、そんな気分になるのだ」。「旅は日常から少しだけ遊離している処に良さがある。非日常というと大袈裟だが、生活から離れた気分になれるのが楽しくもある」。
これらの旅は全て、マンガに結実している。「『ねじ式』の海辺もこの太海を想定して描いたもので、漁村の路地から機関車が現われるシーンは、泊った宿のすぐ近くの景色を描いたものだった」。意外にしっかりしているのだ。
「自伝的エッセイ」で正直に描かれているつげは、そのマンガ同様、かなり異常・異様である。そして、エッセイのあちこちで興味深いエピソードに出くわす。「『ガロ』の青林堂になんとなく寄ってみると、長井社長に、水木しげるが大手雑誌に採用され急に忙がしくなり、アシスタントを探しているという話を聞いた。さっそく調布の水木宅へ出かけて行くと、駅まで氏がボロ自転車に乗って出迎え、自宅へ案内された。・・・水木の助手を務めることによって、私は長年の貧乏からどうにか脱出することができたのは幸いであったが、それよりも氏に出会えたことは、さらに貴重な経験になった。氏の間近に居て何かと影響されたと云うとおこがましいのだが、私なりに学び吸収させて貰ったことは未熟な私の生き方の救いになっている。しかし学ぶことに一部曲解があったのか、私はひどい怠け者になり、現在も、昔ほどではないけれど相変らず貧乏が続いている」。これは、つげ28歳、水木43歳の時のことである。
エッセイだけでなく、「旅の絵本」「桃源行」「つげ義春流れ雲旅」のイラストが多数収録されている。エッセイで、「夜半、路地のほうから、『火の用心。カッチ、カッチ』と拍子木の音が淋しそうにきこえ、思わず寒々とし、寂寥とした気持が胸に迫り、人生の涯(はて)、旅路の涯に来たような絶望的な気分におちこんでしまった」とある「桃源行 群馬県湯宿温泉」の精密なイラストは、寒風吹きすさぶ中、うらぶれた旅籠前の夜道を行く夜回りの男の後ろ姿が強烈な存在感で迫ってくる。
つげファンには堪らない一冊である。
2012年2月26日に日本でレビュー済み
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つげ義春コレクション九巻のうち、第六巻。
コレクション九巻のうち、この巻だけがエッセイ・イラスト集になっており、漫画ではない。
温泉もののカット絵がまとめて収載されているが、どれも圧倒的な画風を放っている。
田舎の情緒と暗さ、そして秘めたエロチシズムを表している絵が多い。
年譜調の自分史もある。
なんといっても、最後の「夢日記」が凄い。
その日記のいくつかを漫画でも読んだが、つげ義春さんがこれまでに見た夢の世界を文章で堪能できる。
コレクション九巻のうち、この巻だけがエッセイ・イラスト集になっており、漫画ではない。
温泉もののカット絵がまとめて収載されているが、どれも圧倒的な画風を放っている。
田舎の情緒と暗さ、そして秘めたエロチシズムを表している絵が多い。
年譜調の自分史もある。
なんといっても、最後の「夢日記」が凄い。
その日記のいくつかを漫画でも読んだが、つげ義春さんがこれまでに見た夢の世界を文章で堪能できる。