俳優の伊丹十三氏が、「ものぐさ精神分析」を著した岸田秀氏の精神分析理論を学ぶという本。
岸田氏の理論はフロイトを土台にしてるので、なかば精神分析についての一般的な講義として読むことができます。
「講義」という表題ですが、"生徒"の伊丹十三氏が精神分析理論をよく勉強しているため、伊丹氏の巧みな質問によって岸田理論に踏み込み、そこから見える世界観を照らしてゆくような進み方になっています。
学問を通して世界を見る、ということの実践を読むのがたいへん面白いです。
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哺育器の中の大人[精神分析講義] (ちくま文庫 い 74-1) 文庫 – 2011/11/9
- 本の長さ318ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2011/11/9
- ISBN-104480428895
- ISBN-13978-4480428899
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2011/11/9)
- 発売日 : 2011/11/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 318ページ
- ISBN-10 : 4480428895
- ISBN-13 : 978-4480428899
- Amazon 売れ筋ランキング: - 161,850位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 665位ちくま文庫
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年5月18日に日本でレビュー済み
二人の雑談のような講義で読んでいる自分もいつの間にか伊丹さんが投げかける質問が気になりだして、伊丹さんと共にほっとできるような、そんなやり取りを楽しめますし、明快な納得も得られます
2003年3月16日に日本でレビュー済み
今は亡き伊丹十三との対話形式の本、20代前半の私は昭和52年頃週刊朝日の書評欄で、当時東京医科歯科大学の助教授だった福島章氏の書評で知った。この頃は伊丹氏は、映画「お葬式」を撮る前でエッセイやCMの撮影などをしていた、頃である、このあと精神分析にはまって「モノンクル」という雑誌に関わったりしたはずである、今になって読み返してみると聞き手の伊丹氏がこの分野の事をすごく勉強している事がわかり、後の映画監督としての創作の秘密を見る思いである。本の中の当時アイドル歌手だった、南沙織のエピソード「引退する事が決まって、自分の舞台衣装のはいっている洋服ダンスをみて、なんておかしなチンドンヤみたいな服ばかりが並んでいるだろうと思った」とインタビューで南沙織が答えている記事を読んで、岸田氏は'''南さんは本気で引退する気だと思ったと発言しています。これは人は外の世界を自分の中の価値観で価値づけて見ているんだという説の例として使われているんですが、当時私は南のファンだったので、記憶に残っています。かように、具体的、適切な例に満ちています。