雑誌などに掲載された数多くの本の批評をまとめた本書。
批評の対象となっているものは多岐に渡り、
随筆、科学的考察、ひいては辞書にまで及ぶ。
中には読んだことがある本も少ないながらあり、
その感想は著者のものとおおまかに一致するものであった。
導入部の批評をすることについての著者の見解や、
批評にまつわる歴史などは鼻につくような気もした。
しかし、批評はどれも分かりやすく、
明日読む本を決めるのに非常に役立ってくれる。

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快楽としての読書 (日本篇) (ちくま文庫 ま 12-2) 文庫 – 2012/4/10
丸谷 才一
(著)
- 本の長さ478ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2012/4/10
- 寸法10.8 x 1.8 x 15.2 cm
- ISBN-104480429344
- ISBN-13978-4480429346
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2012/4/10)
- 発売日 : 2012/4/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 478ページ
- ISBN-10 : 4480429344
- ISBN-13 : 978-4480429346
- 寸法 : 10.8 x 1.8 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 452,129位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,811位ちくま文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1925(大正14)年、山形県鶴岡市生れ。東京大学英文科卒。1957年『笹まくら』で河出文化賞、1968年「年の残り」で芥川賞受賞。その後、小説、評論、エッセイ、翻訳と幅広い文筆活動を展開。『たった一人の反乱』(谷崎潤一郎賞)『裏声で歌へ君が代』『後鳥羽院』(読売文学賞評論・伝記部門) 『忠臣藏とは何か』(野間文芸賞)「樹影譚」(川端康成賞)『輝く日の宮』(泉鏡花文学賞、朝日賞)等、多くの著作がある。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 人間的なアルファベット (ISBN-13: 978-4062160995)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月23日に日本でレビュー済み
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2020年1月5日に日本でレビュー済み
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丸谷氏の小説の批評を読みたいと思っていたので、少し残念。辞書と詩歌の評論が多いような気がしました。
私は特に、詩歌には弱いので、丸谷氏の明晰な解説はいいのですが、基礎力に欠ける私は、あまり楽しくありませんでした。
私は特に、詩歌には弱いので、丸谷氏の明晰な解説はいいのですが、基礎力に欠ける私は、あまり楽しくありませんでした。
2023年11月18日に日本でレビュー済み
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作者の個性なんだろうけど、全編旧仮名遣いで読みにくいったらありゃしない。
2012年6月15日に日本でレビュー済み
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丸谷才一が、1970年代から2000年頃までの30年間に、週刊朝日に書き続けた書評から、120編くらいを集めたものである。最初の部分には、書評なるものがいかにして日本に定着してきたかが書かれているが、この3編は同じようなテーマであちこちに書き散らしたものを集めたもので、内容はかなり重複している。収められている書評は、週刊朝日に掲載したときには、それぞれ、その時々の時節に合わせて取り上げられたものだろうが、それらから拾い出して、「快楽としての読書」という刺激的なタイトルで、再度出版するというのはいかがなものだろうか。文庫本で1050円という価格も、ちょっと高すぎる。やがて1円の古本で出まわれば、まあ購入しても良いかもしれないが。
2012年5月4日に日本でレビュー済み
丸谷才一氏の定評のある書評の中からの選集。国内編。
その選書、批評、表現全て的確で役に立ってなおかつ面白い。読んだことのある本についての納得の評価、読んでいない本はつい購入を考えてしまう。読書好きにも、これからの人にも是非ともお薦めする大人の書評集。
本来は、すべての書評をこの文庫の編集方針と同様に人物順に編纂して発行して欲しいのですが、今の経済状況では文庫で我慢せざるを得ないのが残念です。
何故か出ていない個人全集というと更に難しいのでしょうが、全書評、全人物評、全薀蓄エッセイ、全ユーモアエッセイ、という様に効能機能別の集成が編纂刊行される日を夢見ております。薄い紙で各一冊に纏めて軽い本となれば良いですね。寝転んで楽しめたり、旅のお供になったり。丸谷才一氏の文章は殆ど読んでおりますが、一生の愉しみ、睡眠薬として是非とも実現して欲しいものです。勿論挿画装幀は和田誠氏ですね。今回のも中にも挿画があって楽しめました。兎に角お薦めいたします。
その選書、批評、表現全て的確で役に立ってなおかつ面白い。読んだことのある本についての納得の評価、読んでいない本はつい購入を考えてしまう。読書好きにも、これからの人にも是非ともお薦めする大人の書評集。
本来は、すべての書評をこの文庫の編集方針と同様に人物順に編纂して発行して欲しいのですが、今の経済状況では文庫で我慢せざるを得ないのが残念です。
何故か出ていない個人全集というと更に難しいのでしょうが、全書評、全人物評、全薀蓄エッセイ、全ユーモアエッセイ、という様に効能機能別の集成が編纂刊行される日を夢見ております。薄い紙で各一冊に纏めて軽い本となれば良いですね。寝転んで楽しめたり、旅のお供になったり。丸谷才一氏の文章は殆ど読んでおりますが、一生の愉しみ、睡眠薬として是非とも実現して欲しいものです。勿論挿画装幀は和田誠氏ですね。今回のも中にも挿画があって楽しめました。兎に角お薦めいたします。