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幻想文学入門 (ちくま文庫 ひ 21-1 世界幻想文学大全) 文庫 – 2012/11/1
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- 本の長さ351ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2012/11/1
- ISBN-104480430113
- ISBN-13978-4480430113
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2012/11/1)
- 発売日 : 2012/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 351ページ
- ISBN-10 : 4480430113
- ISBN-13 : 978-4480430113
- Amazon 売れ筋ランキング: - 512,301位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
東 雅夫(ひがし・まさお)
1958年、神奈川県横須賀市生まれ。アンソロジスト、文芸評論家、怪談専門誌「幽」編集長。
早稲田大学文学部卒。1982年に研究批評誌「幻想文学」を創刊、2003年の終刊まで21年間にわたり編集長を務めた。
近年は各種アンソロジーの企画編纂や、幻想文学・ホラーを中心とする批評、怪談研究などの分野で著述・講演活動を展開中。
評論家として「ホラー・ジャパネスク」や「怪談文芸」「800字小説ムーヴメント」などを提唱。NHKテレビ番組「妖しき文豪怪談」シリーズ等の企画監修や、「幽」怪談文学賞、ビーケーワン怪談大賞、みちのく怪談コンテストなど各種文学賞の選考委員も務める。
2011年、著書『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。
著書に『なぜ怪談は百年ごとに流行るのか』『百物語の怪談史』『江戸東京 怪談文学散歩』『怪談文芸ハンドブック』ほか、編纂書に『文豪怪談傑作選』『伝奇ノ匣』『てのひら怪談』の各シリーズほか多数がある。
著者公式サイト「幻妖ブックブログ」http://blog.bk1.jp/genyo/
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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その意味でとくに、この本の後半に収められている4人の外国人―ノディエ、小泉八雲、ラヴクラフト、カイヨワ―の論文がすばらしい。それぞれの観点から、幻想の本質をするどく論じている。
個人的には、小泉八雲とカイヨワの論文がとりわけ刺激的であった。小泉八雲は、驚くべき直観力をもって、「霊的」(ゴーストリー)という言葉の重要性を強調する。「霊的なものにたいする感覚を持たない人間が、何かに生命を吹き込むことなどできるはずもない」(141ページ)という彼の言葉は、私の座右の銘となった。カイヨワの論文は、得意の類型化の方法を用いて、妖精物語と比較しながら、幻想文学の本質を彼らしくクリアに論じている。
本書は、幻想文学を読む上での1つの本質的な視点を、私に与えてくれた。幻想の本質が分かる、論文・評論の秀逸なアンソロジーである。
著者自身が担当編集者に「単なるアンソロジーではなく、体系立てて解説も――」と注文されていたようですが、私が読む限り、解説と呼べるものはないに等しく、入門書としてはいささか不親切であるように感じました。
幻想文学における各文芸論をそのまま掲載すること自体はよいのですが、できれば用語や作品解説にスペースを割くとか、著者自身の手による要約や解説が欲しかったです。百年も前に書かれた文芸論を、幻想文学の何たるかも知らない読者が一読したところで何を理解できるでしょうか?
私のような幻想文学初心者には「とにかく幻想文学はスバラシイものなのだ!」と力説されているようなだけな気がしてならず、結果的には苦手意識を持つことになってしまいました……。
「幻想文学について」澁澤龍彦
「幻想文学について」澁澤龍彦
「私の履歴書」平井呈一
「覗き小屋の二つの窓」紀田順一郎
「短篇よ、よみがえれ」中井英夫
「アルゴールの城にて」倉橋由美子
「文学における幻想的なものについて」シャルル・ノディエ
「文学における超自然的なるもの」小泉八雲
「文学と超自然的恐怖」H・P・ラブクラフト
「妖精物語からSFへ」ロジェ・カイヨワ
となっております。
個人的な読後感ですが、いずれもちと難解な評論が多く、初心者向けには思えませんでした。特に、ノディエとカイヨワの評論は難しすぎて2回読んでもよく判りませんでした(私がバカなだけかもしれませんが)。ラブクラフトの評論も色々な小説の案内としては読みやすかったですが、少し長いと思いました(中でマチューリンの「放浪者メルモス」を面白いと語ってますが、私はつまらなかったです。新訳復刊希望)。
という訳であまり初心者の人には向いていない、入門には適さないと言わざるを得ないと感じました。すいません。
ただ、最後の世界幻想文学年表は各時代の何があった頃、重要な作品が発表されたか判って興味深かったです。これで、☆ひとつおまけしときます。
幻想文学の評論を並列したマニア向けの評論集。機会があったら是非。
1:幻想文学、どのような文芸ジャンルなのか 2:日本における幻想文学の受容 3:アンソロジーにまなぶ 4:幻想文学の極意はスタイルにあり 5:幻想文学にはどのような歴史とあるのか に大別し、原則的にはその各々に東さんの概説があり、そして、それについての代表的な評論、エッセイが収録されています。
通読しましたが、東さんは私よりも若いので、選択されている評論、エッセイも私が思い描くものと少し相違しています。私達の世代では、影響を受けたのは先ず、何といっても江戸川乱歩の怪談入門でしょう。これは東さんのそう思っておられるようですが、比較的容易に入手できるため割愛されたそうですが、基本文献としては必ず入れるべきものと思いますが・・そして、幻想文学に貢献したのは、平井呈一、紀田順一郎、そして、なぜか本書では取上げていませんが荒俣宏だと思います。しかし、彼等は英米文学がメインだったので、仏系のものは、澁澤龍彦、独系のものは、種村季弘(この人も取上げられていない)、前川道介
等が道を切り開いた人たちだと思います。基本的な図書は大体網羅されていると思いますが、伝説の雑誌「幻想と怪奇」は必ず眼を通しておくべきものだと思います。ロジェ・カイヨワの妖精物語からSFは、久しぶりに再読しました。また、かなりのページを占める、H・P・ラヴクラフトの文学と超自然的恐怖は、非常に重要な評論で、極論すればこれを読めば20世紀前半までのこの分野の歴史、主要作が殆ど理解できます。
また、本書では取上げておられませんが、荒俣宏の別世界通信(かってはちくま文庫でも出ていました)、これも非常に有用な本で、私はこれでファンタシー系の歴史、主要作を知りました。ご参考までに!!