自分が敬語というものををよくわかっていなかったことがよくわかって楽しかったです。
相手との距離感や見知らぬ人にタメ語を使うデメリットの説明が腑に落ちました。
言葉遣いは時代によって変化するものの、語彙力が乏しいがために流行語や略語を乱用したラフな会話が主流になる危うさも感じるので自分の日頃の言葉遣いを振り返るよい機会になりました。
読みやすい本をありがとうございました。
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ちゃんと話すための敬語の本 (ちくまプリマー新書 1) 新書 – 2005/1/25
橋本 治
(著)
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- 本の長さ127ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2005/1/25
- ISBN-104480687017
- ISBN-13978-4480687012
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登録情報
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- 発売日 : 2005/1/25
- 言語 : 日本語
- 新書 : 127ページ
- ISBN-10 : 4480687017
- ISBN-13 : 978-4480687012
- Amazon 売れ筋ランキング: - 103,555位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1948年東京生まれ。東京大学在学中に駒場祭のポスターで話題を集めるが、イラストレーターから小説家に転身。小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッ セイ・芝居の演出など、ジャンルにとらわれず精力的に活動。『双調平家物語』で第62回毎日出版文化賞を受けるなど受賞歴多数。小林秀雄賞選考委員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 桃尻娘 (ISBN-13: 978-4591117552 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年4月27日に日本でレビュー済み
敬語という表現形式が日本社会の中でどういった位置づけにあるのかを、橋本治流に10代前半の人々に向けて書いたという本。
私の印象としては母語が日本語であるなら、8、9歳の子供でも理解できるような記述がされている。しかし、内容は大人が読んでもためになる部分が多い。
敬語をきちんと使えていない人が、言葉を使うということは日本人にとって、ひとり言を話すこと、聞き手からすればひとり言を聞かされていることというような記述がある。
橋本治は『江戸にフランス革命を』その他の本で日本にしかない表現形式である戯作について触れていることがあった。『ちゃんと話すための敬語の本』を読んでから戯作という表現について思い返してみると戯作というものは記述されたひとり言という解釈が可能になると気づいた。
「仰げば尊し」という歌について、橋本治は仰がないなら尊くないという解釈も成り立ちうるということも書いていた。つまり橋本治は読者の子どもたちに向けて、明治以前の身分社会と現代の日本とは違っていると伝えているのである。
私の印象としては母語が日本語であるなら、8、9歳の子供でも理解できるような記述がされている。しかし、内容は大人が読んでもためになる部分が多い。
敬語をきちんと使えていない人が、言葉を使うということは日本人にとって、ひとり言を話すこと、聞き手からすればひとり言を聞かされていることというような記述がある。
橋本治は『江戸にフランス革命を』その他の本で日本にしかない表現形式である戯作について触れていることがあった。『ちゃんと話すための敬語の本』を読んでから戯作という表現について思い返してみると戯作というものは記述されたひとり言という解釈が可能になると気づいた。
「仰げば尊し」という歌について、橋本治は仰がないなら尊くないという解釈も成り立ちうるということも書いていた。つまり橋本治は読者の子どもたちに向けて、明治以前の身分社会と現代の日本とは違っていると伝えているのである。
2015年11月1日に日本でレビュー済み
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敬語わからん!という子供のために購入。敬語とはそもそもということについて書かれています。敬語をマスターするマニュアル本ではありません。だから、中々ない敬語の本です。
2022年12月29日に日本でレビュー済み
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ちくまプリマー新書は筑摩書房の入門書レーベルであり、2005年1月に創刊された。その第一号として出版されたのが本書である。第一号の著者として橋本治を選ぶなんて筑摩書房もなかなかやるじゃないか。
本書は、敬語の使い方に関して具体的にレクチャーするような内容ではない。敬語とはそもそも何なのか、敬語はどこから来たのかというような、「敬語とは」という枠組みについて説明している。入門書の書き方に、基本書でも触れないような「そもそも」を書く手法がある。入門書レーベルの第一号として、「そもそも」の書き方をきっちり示した橋本治はやはり只者ではない。
最も基本的なところから考える。最も根本的な問いから考える。物事を理解するにはそれが良い。そして、「テーマに対する考え方」を指南するのが入門書の一つの大事な役割である。
本書は、敬語の使い方に関して具体的にレクチャーするような内容ではない。敬語とはそもそも何なのか、敬語はどこから来たのかというような、「敬語とは」という枠組みについて説明している。入門書の書き方に、基本書でも触れないような「そもそも」を書く手法がある。入門書レーベルの第一号として、「そもそも」の書き方をきっちり示した橋本治はやはり只者ではない。
最も基本的なところから考える。最も根本的な問いから考える。物事を理解するにはそれが良い。そして、「テーマに対する考え方」を指南するのが入門書の一つの大事な役割である。
2012年7月4日に日本でレビュー済み
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良書です!
「目上の人には敬語を使いましょう」
「目上の人って何?何で使わなきゃいけないの?」
「敬語って敬う言葉なの?敬ってない人には使わなくいいの?」
当たり前のように使っているけれど、実は結構「何で使ってるのか」よくわからない敬語。
なぜ敬語を使うのか、どんなときに敬語を使うのか、いつから敬語が使われだしたのが、そもそも敬語とはなんなのか・・・
さまざまな敬語についての話や疑問を、敬語について研究し続けた東大卒の著者がとてもとてもわかりやすく解説してくれています。
時には「え〜!」と驚くような成り立ちやユニークな表現を交えて書かれており、170ページ程度でとても読みやすい構成。
「これが正しい敬語だ!」と解説する本というわけではなく、正しい敬語の使い方って何なんだろう、と考えさせてくれる本です。
特に敬語について指導することもある教員の方々には、読んで損なしだと思います。
「目上の人には敬語を使いましょう」
「目上の人って何?何で使わなきゃいけないの?」
「敬語って敬う言葉なの?敬ってない人には使わなくいいの?」
当たり前のように使っているけれど、実は結構「何で使ってるのか」よくわからない敬語。
なぜ敬語を使うのか、どんなときに敬語を使うのか、いつから敬語が使われだしたのが、そもそも敬語とはなんなのか・・・
さまざまな敬語についての話や疑問を、敬語について研究し続けた東大卒の著者がとてもとてもわかりやすく解説してくれています。
時には「え〜!」と驚くような成り立ちやユニークな表現を交えて書かれており、170ページ程度でとても読みやすい構成。
「これが正しい敬語だ!」と解説する本というわけではなく、正しい敬語の使い方って何なんだろう、と考えさせてくれる本です。
特に敬語について指導することもある教員の方々には、読んで損なしだと思います。
2013年6月23日に日本でレビュー済み
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何日くらいにお届け・・・とありましたが、それよりも随分早く、そして綺麗な状態で
届きました。ありがとうございました。
実は他の本をメインで注文して、こちらの本は衝動買いだったのですが、買って良かった
です。本当にありがとうございました。
届きました。ありがとうございました。
実は他の本をメインで注文して、こちらの本は衝動買いだったのですが、買って良かった
です。本当にありがとうございました。
2017年8月22日に日本でレビュー済み
ちくまプリマーのなかで、いまでも人気の本のようですね。
丁寧・尊敬・謙譲、と使い分けは大人でも一苦労ですが、それを分かりやすく説明してくれます。
アカデミックにならず、かといってくだけすぎず、なところに好感がもてます。
相手との適切な距離をとるため。そういう意識をもって臨めば「ちゃんと話す」ようになれると思えてきます。
敬語は、日本語のおくゆかしいツール、ってところでしょうか。
さらっと読めますし、大人が読んでもためになる内容か、と思います。
丁寧・尊敬・謙譲、と使い分けは大人でも一苦労ですが、それを分かりやすく説明してくれます。
アカデミックにならず、かといってくだけすぎず、なところに好感がもてます。
相手との適切な距離をとるため。そういう意識をもって臨めば「ちゃんと話す」ようになれると思えてきます。
敬語は、日本語のおくゆかしいツール、ってところでしょうか。
さらっと読めますし、大人が読んでもためになる内容か、と思います。
2008年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それなりに敬語を使っている大人ですが、とても楽しく、ためになりました。
こどものときに習った敬語の基本のおさらいにもなりますが、そもそも敬語ってだれのためにあるんだろう、というところを再認識することができます。
こどものときに習った敬語の基本のおさらいにもなりますが、そもそも敬語ってだれのためにあるんだろう、というところを再認識することができます。