日本各地の川/川のある土地への旅行記40篇が収められている。
北海道の風蓮川でホタルを見たり、蟹のいなくなった愛知・蟹江川に慨嘆したり、和歌山・日高川で安珍・清姫に思いを馳せたり、大分・恵良川の石橋を見てまわったりといった具合である。
しかし、各篇が5頁と短いこともあり、かなり物足りなく感じた。
川を旅しているわりには、魚をはじめとする生物たちへの視線が薄いのも不満。どちらかというと、川の近くで暮らす地元の人々への関心が強いようだ。
それにしても、この頃の池内さんの旅行記には、あまりキレが感じられなくなってきたなあ。
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川を旅する (ちくまプリマー新書 63) 新書 – 2007/7/1
池内 紀
(著)
- 本の長さ207ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2007/7/1
- ISBN-104480687637
- ISBN-13978-4480687630
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2007/7/1)
- 発売日 : 2007/7/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 207ページ
- ISBN-10 : 4480687637
- ISBN-13 : 978-4480687630
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,260,898位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2007年8月17日に日本でレビュー済み
かつては愛読者だった。この人の本を読まなくなって何年たつのだろう。読まなくなったのは、文章の拙劣さが増し、読むにたえないものになりはててしまったからだ。今回、著者の本を久しぶりに手に取ってみた。いやいやまいった。かえってひどさが増している。始末の悪いことに、どうやら本人は、このひどい文章を「達意の文」と思い込んでいるらしい。ここに、池内紀最大の悲劇がある。本人が気づかないなら、いいかげん編集者が首に鈴を付ける時期にきていると思うのだが、気骨のある人物はいないらしい。かくして悲劇は拡大再生産されてゆく。読者は気をつけられた方がよい。
2007年9月28日に日本でレビュー済み
川は横切ってしまえばすぐであるが、流れに沿ってとことん付き合うと、とてつもなく奥が深い。下流部では広々とした河口へ向けて鷹揚に流れる川も、中流部では岩をえぐるかのような急流になったりする。さらに上流へ向かうと、のどかな山村風景を細々と流れていることが多い。
この本では、北海道から九州まで、著者が今まで付き合ってきた38の川が紹介されている。川の流れとそこに息づく文化、そこで生活する人々との係わり合い。日本全国、川の数は無限大であるが、その一部を垣間見た感じである。
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