内容についてもコメントしたいところだけれど、この本を読むのはみな茨木のり子さんのファンだろうから、内容には触れず、形式的なことだけ。
この散文集は『言の葉』と重なります。
「一本の茎の上に」『言の葉３』
「内海」『言の葉３』
「涼しさや」『言の葉３』
「もう一つの勧進帳」『言の葉３』
「歌物語」『言の葉３』
「女へのまなざし」『言の葉３』
「平熱の詩」『言の葉３』
「祝婚歌」『言の葉２』
「尹東柱について」『言の葉３』
「晩学の泥棒」『言の葉２』
「韓の国の白い花」『言の葉３』
「ものに会う 人に会う」『言の葉２』
「山本安英の花」『言の葉２』
「去り行くつうに」『言の葉３』
「品格についいて」『言の葉３』
「花一輪といえども」『言の葉２』
「おいてけぼり」『言の葉２』
「散文」『言の葉２』
『一本の茎の上に』の散文は『言の葉』に収録されているので、『言の葉』全3巻を持っている人には不要ですが、ボクは敢えて『一本の茎の上に』も再読しました。というのも『言の葉』よりもやや活字が大きく、目に負担をかけないからです。『言の葉』には天皇制を批判した深刻な内容のエッセイも収録されているので、何も考えたくない人は『一本の茎の上で』で十分かもしれない。
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