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昭和出版残侠伝 単行本 – 2006/9/1
嵐山 光三郎
(著)
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104480814817
- ISBN-13978-4480814814
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 198ページ
- ISBN-10 : 4480814817
- ISBN-13 : 978-4480814814
- Amazon 売れ筋ランキング: - 595,430位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の程度良かったです。今後とも末長くお付き合いよろしくお願い致します
2024年5月14日に日本でレビュー済み
雑誌出版の編集を生業とした著者が、もっとも親しかった上司と過ごした自らの人生ピークの時代を、回顧的に綴った自伝である。とくに「月刊ドリブ」という「カネとオンナに強くなる雑誌」をキャッチフレーズとする雑誌の、発刊準備から成功と転変のエピソードが山場である。
著者は、自嘲的あるいは自省的に「雑誌の編集という生業は、消耗品だ」という。私は、読み進めて途中までは、それならなぜそんなに命を削るほどに没頭し熱中して打ち込めるのか、よく理解できなかった。しかし読み進めるうちに、つまるところこの人はヒト、つまり人間がほんとに好きなんだな、とわかった。
ヒトという生身の生物は、一筋縄でいかないし、また定義できない。「清濁あわせ飲む」などと簡単に言えない複雑・微妙・困難な存在である。それを探求するために、著者は浮浪者と生活を共にしたりもする。
私自身は、反省してみると、世界観に人間以外の領域、つまりモノ=物理的・非生物的存在との共存を前提とするなかで生きてきた。モノを用いて、物理学に基づいてモノを製造することを生業としてきた。常にアタマのなかは、人間以外のものがかなり占めていた。もし、自分の生きる世界が非生物的要素の比率が少ない、生ものの人間が主要部分を占めるものであったとしたら、嵐山光三郎のいうような感覚となる可能性もあっただろうことが、年齢を重ねた今ではわかる気がする。
私は、年齢を重ねるにつれて、生身の人間の存在、つまり自分の世界のなかの家族や友人の存在の比率が漸増している。家族と一緒にいること、友人との他愛のない会話で過ごすことの大切さ、ありがたみを、ますます深く感じるようになっている。ヒトへの愛着、ヒトとの関りの大切さ、不可欠さをますます重視するようになってきている。
命がけで取り組む営みが、振り返ったら、冷静に考察したら、実はとても消耗的であった、ということは、若いころの私には到底耐えられなかったろうと思うが、生身の人間の人生とは、実はそのようなものかも知れない、と今では思う。
生身の人間とガチに取り組み合ったヒトの自伝として、私なりに興味深く、とてもおもしろかった。
著者は、自嘲的あるいは自省的に「雑誌の編集という生業は、消耗品だ」という。私は、読み進めて途中までは、それならなぜそんなに命を削るほどに没頭し熱中して打ち込めるのか、よく理解できなかった。しかし読み進めるうちに、つまるところこの人はヒト、つまり人間がほんとに好きなんだな、とわかった。
ヒトという生身の生物は、一筋縄でいかないし、また定義できない。「清濁あわせ飲む」などと簡単に言えない複雑・微妙・困難な存在である。それを探求するために、著者は浮浪者と生活を共にしたりもする。
私自身は、反省してみると、世界観に人間以外の領域、つまりモノ=物理的・非生物的存在との共存を前提とするなかで生きてきた。モノを用いて、物理学に基づいてモノを製造することを生業としてきた。常にアタマのなかは、人間以外のものがかなり占めていた。もし、自分の生きる世界が非生物的要素の比率が少ない、生ものの人間が主要部分を占めるものであったとしたら、嵐山光三郎のいうような感覚となる可能性もあっただろうことが、年齢を重ねた今ではわかる気がする。
私は、年齢を重ねるにつれて、生身の人間の存在、つまり自分の世界のなかの家族や友人の存在の比率が漸増している。家族と一緒にいること、友人との他愛のない会話で過ごすことの大切さ、ありがたみを、ますます深く感じるようになっている。ヒトへの愛着、ヒトとの関りの大切さ、不可欠さをますます重視するようになってきている。
命がけで取り組む営みが、振り返ったら、冷静に考察したら、実はとても消耗的であった、ということは、若いころの私には到底耐えられなかったろうと思うが、生身の人間の人生とは、実はそのようなものかも知れない、と今では思う。
生身の人間とガチに取り組み合ったヒトの自伝として、私なりに興味深く、とてもおもしろかった。
2007年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
出版業界では伝説となっているという噂の平凡社離脱組による企業立ち上げとそのユニークだった実態。
これを読むと非常に身近な部分も含め手に取るようにわかるので、その辺に興味がおありの方には是非オススメ。
こんな会社やめてやる!(そんなタイトルの本もあったな)と思っている人は、勇気を得るために読むのにはいいかも。
が、なかなか世の中甘くない。その後の行く末までも読み進むと、なにやら
「・・・強者どもが夢の後」
とでも言っているように感じられてしまい、はかなさも同時に感じる。
立ち上がったメンバー全ての未来が意気揚々とはいかなかったところに☆一個マイナス。
これを読むと非常に身近な部分も含め手に取るようにわかるので、その辺に興味がおありの方には是非オススメ。
こんな会社やめてやる!(そんなタイトルの本もあったな)と思っている人は、勇気を得るために読むのにはいいかも。
が、なかなか世の中甘くない。その後の行く末までも読み進むと、なにやら
「・・・強者どもが夢の後」
とでも言っているように感じられてしまい、はかなさも同時に感じる。
立ち上がったメンバー全ての未来が意気揚々とはいかなかったところに☆一個マイナス。
2021年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
嵐山光三郎は、平凡社を退社後、あらたに会社を起こして、雑誌DoLiveなどを創刊し軌道に乗せる。その奮闘記もしくは風雲録がこれ。嵐山が編集者として稀代の行動派アイデアマンだというのがよくわかる。
「残侠伝」というだけあって、登場する人々は水上勉、糸井重里、村松友視、馬場一郎、木滑良久……など、みな任侠味に富む面々。居酒屋での延々と続くタモリの宴会芸や南伸坊のコピー芸なども登場する。
当時の流行誌は、パピプペポ雑誌(パンチ、ぴあ、プレイボーイ、ペントハウス、ポパイ)、バビブベボ雑誌(バンサンカン、ビッグ・トゥモロー、ビックリハウス、ブルータス、BOX)。そこにあえてダヂヅデドのDoLiveで斬り込んだ(ダカーポがあったが)。
時期は1981年から83年頃。昭和の終わり頃の、少し懐かしい匂いがする。
「残侠伝」というだけあって、登場する人々は水上勉、糸井重里、村松友視、馬場一郎、木滑良久……など、みな任侠味に富む面々。居酒屋での延々と続くタモリの宴会芸や南伸坊のコピー芸なども登場する。
当時の流行誌は、パピプペポ雑誌(パンチ、ぴあ、プレイボーイ、ペントハウス、ポパイ)、バビブベボ雑誌(バンサンカン、ビッグ・トゥモロー、ビックリハウス、ブルータス、BOX)。そこにあえてダヂヅデドのDoLiveで斬り込んだ(ダカーポがあったが)。
時期は1981年から83年頃。昭和の終わり頃の、少し懐かしい匂いがする。
2022年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昭和の雑誌業界の裏側、
人やお金の流れなど、
記事制作とはまったく別の視点で、
詳細に書かれています。
100点!
人やお金の流れなど、
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