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ねにもつタイプ 単行本 – 2007/1/25

4.1 5つ星のうち4.1 215個の評価

第23回(2007年) 講談社エッセイ賞受賞
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出版社より

よく エッセイのくせに嘘ばかり書いてある と言われるのですが、けっしてそのようなことはありません。全部本当に起こったことです。すくなくとも、私の頭の中では。岸本佐知子

コアラの鼻の材質。郵便局での決闘。ちょんまげの起源。新たなるオリンピック競技の提案。「ホッホグルグル」の謎。パン屋さんとの文通。矢吹ジョーの口から出るものの正体。「猫マッサージ屋」開業の野望。バンドエイドとの正しい闘い方――。奇想、妄想たくましく、リズミカルな名文で綴るエッセイ集。読んでも一ミクロンの役にも立たず、教養もいっさい増えないこと請け合いです。

岸本佐知子(きしもと・さちこ)

上智大学文学部英文学科卒。洋酒メーカー宣伝部勤務を経て翻訳家に。主な訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、ショーン・タン『セミ』、ジョージ・ソーンダーズ『短くて恐ろしいフィルの時代』、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』など多数。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』『コドモノセカイ』『楽しい夜』など。著書に『気になる部分』『ねにもつタイプ』がある。『ねにもつタイプ』で第23回講談社エッセイ賞を受賞。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2007/1/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/1/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480814841
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480814845
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 215個の評価

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岸本 佐知子
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い
2024年4月5日に日本でレビュー済み
NHKの読書をテーマにした趣味番組で知った一冊。
え、こんな面白い作家さんをずっと知らずにいたのがもったいなかった。
岸本さんの頭の中はワンダーランド。
深く考えず読めて、プッっと、くすっと(にやっと?)ほくそえんでしまう。

特に好きなのはコアラの鼻と戦記。
「なんの汁。コアラ汁。」でじわじわきてしまった。
(コアラの料理ではないです)
あ、あとお風呂場の隅にそっと取り残された絆創膏。あれは共感しきりだった。

そうそう、あるある!とか「なんでやねん!ww」と、つっこみどころ満載なのも楽しい。
2018年8月23日に日本でレビュー済み
ジョン・アーヴィングの小説『サーカスの息子』を読んで、岸本佐知子という翻訳家に興味を持った。アーヴィング自体もすごく面白いが、文章に翻訳家のセンスのようなものを感じさせたからだ。何かで、この人はエッセイの名手であることも知っていたので、代表作である本書(講談社エッセイ賞受賞)を手に取ってみた。

読み始めるとすぐに分かるが、これはエッセイという言葉から通常イメージされるようなエッセイではない。一種独特な創作とでも呼べばいいだろうか。ジャンル分けしづらいので、あえてエッセイと呼ぶしかない、というような文章なのである。本の帯ではそれを「笑いがこみあげる奇妙な世界」と称している。

文章のパターンとしては、以下の2通りに分けることができると思う。
1)独特の感性や感覚を、巧みな語彙力や表現力で綴ったもの。
2)イマジネーション豊かに繰り広げられるトールトーク(ほら話)。
このうち1については子ども時代に通じる話が多く、ほほえましい。しかし2に関しては、正直だんだん食傷気味になってくる。もちろん1と2の合わせ技もあるし、ヴァリエーションの多様化は試みられているのだが、僕は本書を半分ぐらい読んだ時点で飽きてしまった。

ただ、好むと好まざるとにかかわらず、この人はやはり文章がとてもうまい。それは、例えば声に出して読んでみると、よく練られた達意の文章であることに気づくはずだ。すべてのエッセイがこの調子なら、もうエッセイは読まないかもしれないけど、翻訳したものはこれからも信用できると思った。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界観がグッと広がるような、不思議の謎の世界に連れて行ってもらえるエッセー集。
2023年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分自身の子供時代の思い出が急に蘇りました。不思議なものです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本職は翻訳家という著者。
訳出書も著書も未見で、この本が初めての出会い。
不思議な味わいの本だとの紹介文を読んで、手に取ってみた。

目次をパッと見て最初に読んだのは「ゾンビ町の顛末」。
読んでビックリした。
何だコレは!?現実の出来事なのか、作者の想像の産物なのか?
夕方家路につく住人たちの中に、影がない人や半分透けている人がいるって?
しかし駅前に乱立する看板に書かれた<ふれ愛、しま専科?>には妙な既視感がある。
こりゃネタだよな〜…でも、このひともの凄い真顔で喋ってるし、やっぱりホントの事なのかな〜…といった感じでサラサラとエッセイは続いてゆく。
もしかして岸本さんはホントに影がない人を見たのかもしれないという気がしてくる。
最後の一行を読んでやっと、ああ創作だったよ、良かった。と胸をなでおろした。

「郵便局にて」の脳内シュミレーションは私もよくやる。
うんうん、あるよね。と読んでいたら、割り込みおばさん撃退案がガバッと展開してハリウッド映画「マトリックス」の対決シーンみたいな異様な空間に突入していた。
うわ!またなにコレ!
とビビっている間にストンと現実世界にもどっている。

どれもこれもキツネにつままれたような、おかしな感触の話ばかり。
そして時折、真面目な顔でドデカいネタを放り込まれて、可笑しさのあまり腹痛に襲われる。
夢ともうつつともつかない、奇妙な話運びに漱石の「夢十夜」をふと思い出した。
しかしアレは「こんな夢をみた」と最初に断り書きがある。
「ねにもつタイプ」にはない。
日常エッセイかと思って読んでいるうちに、おかしな亜空間に取り込まれてしまった気分になっている。
最後日常にもどしてくれる時もあるが、もどしてくれない時もあり、だんだん足下がおぼつかない気分になってくる。

あるレビュアーさんが内田百'閧ニ共通する本書の魅力について取り上げておられて、ああなるほど!と膝を打った。
「花火」とか「件」のような短編の奇妙な味わい、「山高帽子」の妄想と現実、不安とユーモラスさが入り交じったような感覚、確かに本書を想起するものがある。

さいごに「住民録」に出てくる奇妙な人物たち。
「コマネチさん」も「子供」も「見知らぬおじさん」も「ミツユビナマケモノ」も「狂犬」もあとの人も…岸本さんの中に住んでる人ですよね。
もう「ばっ、ぽん」とそのポーズが焼き付いちまいました。
私の方にも岸本荘の住人が派遣されてきました。
この辺でようやく、岸本さんの本自体が「ホッホグルグル問題」(本書に掲載)を引き起こすトリガーが大量に埋め込まれた危険地帯だと気づいた。
おそろしい。
でも気分は清々しい。
爆笑問題とかナイツの滅茶苦茶キワドいネタを聞いた後のような清々しさ。
クセになる。
私は絶対、この本を買う。
気分がドヨンとした時や退屈を感じた時のカンフル剤として常備するために。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありがちな思いがうまく表現されていて、「それそれ」と思ったりもしました。
2021年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
つまらなさすぎるエッセイ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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