伊東忠太といっても知っている人は多くないだろう。あの辰野金吾のお弟子さん。デザインした作品としては、築地本願寺、平安神宮、湯島天神、など数多い。
しかし、この本は伊東の建築にではなく、彼の本分?というのか妖怪趣味について語る。古今東西、伊東ほど妖怪を愛した建築家というのはいないのではないか。水木しげるを上回ると言ったら過言だろうか。その自ら描いた妖怪を建築物に取り込むところがすごいというか空前絶後。絶句した施主もいたのでは。一方、大谷光瑞のように喜んだ施主もいたかもしれない。
藤森氏は伊東に関する考察、妖怪や怪獣の解説、伊東自らのイラスト及び説明で本書を構成している。
特に、伊東への人物考察は興味深い。
昔の日本にはとてつもない建築家がいたものだ、というのが率直な感想である。
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伊東忠太動物園 単行本 – 1995/3/1
- 本の長さ174ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日1995/3/1
- ISBN-104480856897
- ISBN-13978-4480856890
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
クリクリ、ムクムクとした動物、幻獣で飾られた忠太の建築作品。なぜ、このように特異な作品を造ったのか。現存する動物装飾を紹介しながら忠太の想像力を探る。カラー写真掲載。怪奇図案集、獣に関する論稿も収録。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1995/3/1)
- 発売日 : 1995/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 174ページ
- ISBN-10 : 4480856897
- ISBN-13 : 978-4480856890
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- - 54,683位アート・建築・デザイン (本)
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