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ブレイキング・グラウンド: 人生と建築の冒険 単行本 – 2006/9/1

4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2006/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 339ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480857842
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480857842
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

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ダニエル・リベスキンド
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カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
2グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年2月13日に日本でレビュー済み
ベルリンのユダヤ博物館や9.11同時多発テロ跡地の再建コンペで見事一等を勝ち取ったダニエル・リベスキンドの2004年に米国で発売されたある種自伝とも言える様な内容の翻訳書。(翻訳はコールハースのdelilious newyorkを担当した鈴木圭介さん)

ユダヤ博物館が建つまでの過程や9.11跡地再建コンペ案が選出されるまでの経緯を生き生きとした文体で綴っている。またコンペに伴う政治的、経済的な困難の描写は臨場感があり、自身のユダヤ人という出自を巡って述べられる見解は複雑さを内包している。

読み進めていくと、ダニエル・リベスキンドという人物は記憶、歴史という物に真正面に対峙し敬意を払う人物だという事を感じた。彼の建築を見た方なら、例えばユダヤ博物館の形態等は多数のヴォイドが挿入され、幾重にも屈折した導線、鈍い光を放つファサード等は、建築物の性質もあってか悲しみや怒りという感情を喚起させるが、それは表面的な形態操作ではなく、自身の深い思索から産み落とされた形態であるという事が本書を読むと納得出来た。

長年理論家(というよりは大学教授として思索を重ねてきたといった方が的を得ている気がする)として活動してきたという事もあって引用される思想家や建築家等は興味深く、さらには登場する政治家やジャーナリスト等はマンハッタンやベルリンの政治経済構造を垣間見せてくれて、建築周りの人で無くても楽しめるのでは!?

ハードカバーサイズだけど軽量紙を仕様しているのか!?重さもあまり気にならない。

ただ英語版はペーパーバックで2000円代..英語の読める方はそちらをどうぞ。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1. リベスキンドおよび氏の建築を理解するための最重要書といえると思う。
2. 読んでいくと手に汗握る臨場感あふれる表現が多く、あっという間に引き込まれる。読み進めるとこれは非常に才能のあるプロの編集者が絶妙に章の内容をまとめ、配置した作品であることが推測される。
3. リベスキンドは独特な鋭角三角形を多用するdeconstructive architectsの一人でアート系建築家とのみ認識していたが、そうではないことが分かった。
4. 父、母ほか親戚がナチスによるユダヤ人迫害を生き延び、あるいは犠牲となったユダヤ人建築家として歴史や建築する場所の独自性に深く思いをいたした結果としての建築。50代になってからの最初の建築がベルリンユダヤ博物館であるのは象徴的。
5. 世界でどこでも建つuniversal designのモダン建築を引き継ぎ、ポストモダンの脱構築建築もザハやゲイリー、コールハースのようにuniversal であるものも多い。それに対してリベスキンドはその土地、歴史、方向(中国では風水の制約を学ぶ)、時間、空間の必然性を取り込んだ建築を構想する。
6. 第8章「みえないもの」は、世界的建築家の述べたものとしては特異な内容となっている。偶然とは思えないような方向の一致、形状の一致ほかの不可思議な事象がのべられている。