世界の歴史に封印された天才科学者ニコラ・テスラが、甦る。
電気のある現代社会を築く科学技術で、直流電流のエジソンに対して、交流電流を押し進めたテスラがいたから、私たちは明るい照明のある豊かな暮らしができるようになった。
テスラの発明は、世界のエネルギー資源を変えるほどの革新的な仕組み、そして無線送電システム、気象や地震を人工的に発生させるシステム、それらの発明の研究は現代にも受け継がれている。
この本を、ニコラ・テスラの伝記として、僕は初めて読みました。
子供の頃のエピソード、アメリカに渡ってエジソンの下で働いた短い時期、それから時代の寵児として大活躍した天才テスラ、晩年の孤独な死。
テスラの研究を実用化するのが、これからの21世紀のエネルギー問題を解決する糸口になるかも知れない。
そして、先端科学兵器として利用されないことを願ってもいる。
テスラに関して、タッド・ワイズ著『テスラ 闇の科学者』（大栄出版1996年）、実藤遠（さねとうとうし1929年生まれ）著『ニコラ・テスラの地震兵器と超能力エネルギー』（たま出版1995年）など関心を寄せて読みました。
最近では、フリージャーナリストのベンジャミン・フルフォード（1961年カナダ生まれ）の新刊『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』（ランダムハウス講談社2009年）で、ニコラ・テスラの存在が大きく取り上げられている。
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