「あの有名映画」の公開は1982年、この本が出版されたのは1999年。
つまりは、そういうことだ。
それでもなおかつ、この本は色褪せない。
ただの写真と落書きが、それの説明が付けば別の事実となる。
この事実に気づかせてくれたことで、ある恐怖を呼び起こす。
はたして史実とされている出来事は本当にあったことではないのでは?
足利尊氏の絵と信じたものが、名も知らぬ鎌倉武士の絵であったように。
上野の西郷さんが、実物とまったく違うように。
伝聞情報はあてにせず、あくまで参考材料の一つと割り引いて考えるべし。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
スプートニク 単行本 – 1999/5/1
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,688","priceAmount":2688.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,688","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"YM6dh6ruCAV%2FmYYfig3YKhmBiY3rjaUC2rFzEWEXt3bo2xFfpGe6Ct1Jabkqke2lX9vgx7V6GDYVrhklJBK4RdC3DU1Cevqd6X2B7kManTsoP9IUsgcPu2A5Qq1Nc3B1WQKh0FC9m64POpnglFA0uJtPeIBuZg0JJF6CSNJw2EbGgIbjoPkpPQ%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日1999/5/1
- ISBN-104480860525
- ISBN-13978-4480860521
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
米ソ宇宙開発戦争の最中、一人の飛行士と一匹の犬が、宇宙の暗闇へと密かに葬り去られた。ロシア政府の周到な隠蔽工作により歴史から抹消された恐るべき事件とは? 動かぬ証拠と共にその全貌に迫る、戦慄のフィクション。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1999/5/1)
- 発売日 : 1999/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 4480860525
- ISBN-13 : 978-4480860521
- Amazon 売れ筋ランキング: - 927,977位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年5月9日に日本でレビュー済み
冷戦のさなか、米ソの宇宙開発競争が激しかった頃起きた事故を描いた本。
グラスノスチより前のソ連は月ロケットN1開発の存在やニェジェーリン発射事故でさえ隠蔽していました。
これの本はそんな時代に起きた宇宙事故の資料を発掘した著者による超ノンフィクションです。冷戦期の宇宙開発に興味ある人にお薦めできるのは当然ですが、そうでない人々にも巻末に荒俣宏の解説があるので安心しておすすめできる本です。
なお巻末の解説でこれが一種の芸術作品であることが分かるので、最初に解説を読んだあとに本文を読み始めてもいいかも。
グラスノスチより前のソ連は月ロケットN1開発の存在やニェジェーリン発射事故でさえ隠蔽していました。
これの本はそんな時代に起きた宇宙事故の資料を発掘した著者による超ノンフィクションです。冷戦期の宇宙開発に興味ある人にお薦めできるのは当然ですが、そうでない人々にも巻末に荒俣宏の解説があるので安心しておすすめできる本です。
なお巻末の解説でこれが一種の芸術作品であることが分かるので、最初に解説を読んだあとに本文を読み始めてもいいかも。
2011年11月30日に日本でレビュー済み
色々言われていますが
素直に読んでしまいました。
壮大なフィクションでも私は構わないです。
結構、楽しめましたから。
やや難しい(ややこしい?)言い回しが
ふくまれて混乱しましたが。。。
素直に読んでしまいました。
壮大なフィクションでも私は構わないです。
結構、楽しめましたから。
やや難しい(ややこしい?)言い回しが
ふくまれて混乱しましたが。。。
2012年8月4日に日本でレビュー済み
人民の英雄だった人が、よく消える、鉄の収容所群島ソヴィエト社会主義共和国連邦で、「物理的に消えたので、後でいなかったことになった人民の英雄」イワン・イストチニコフの話。実際には無人だったロケットの中に、実は人が入ってて、作業してたけど、アレした、さうである。
一応、時代は1960年代後半の筈なのに、宇宙で働くイワンが、孤独のうち鬱になった果てに「たんほいざー門がどうたらいう巨人( ブレードランナー 最終版 [DVD ]ですか 公開つうか製作以前ですよ)」の妄想を見て、といふ記述がある程度にフィクションなのだが、「この作品はフィクションです」は本の最後の方にちらっと小さく出るだけ。
この辺の 売り方はトンデモない、と『 と学会年鑑〈2002〉 』に書いてあった。
『 秘密の動物誌 (ちくま学芸文庫) 』結構好きなんだけどなー つか邦訳されてるんだけども。
まあ別に
「『自由と平等だけ』は実際 自信だか正体性だかアイデンティティをそぎ落とすので、ソ連社会主義なんかは、本作中のイワン・イストチニコフというチェスの名手が、宇宙飛行士になった際、自信をつけるための儀礼であるチェスからすらも解放される機会に恵まれちゃうんです。この辺は事実ですから」
とかいふのなら、まあ いいのだが。
イワン・イストチニコフと共に宇宙へ行くロシヤわんこが可愛い。
一応、時代は1960年代後半の筈なのに、宇宙で働くイワンが、孤独のうち鬱になった果てに「たんほいざー門がどうたらいう巨人( ブレードランナー 最終版 [DVD ]ですか 公開つうか製作以前ですよ)」の妄想を見て、といふ記述がある程度にフィクションなのだが、「この作品はフィクションです」は本の最後の方にちらっと小さく出るだけ。
この辺の 売り方はトンデモない、と『 と学会年鑑〈2002〉 』に書いてあった。
『 秘密の動物誌 (ちくま学芸文庫) 』結構好きなんだけどなー つか邦訳されてるんだけども。
まあ別に
「『自由と平等だけ』は実際 自信だか正体性だかアイデンティティをそぎ落とすので、ソ連社会主義なんかは、本作中のイワン・イストチニコフというチェスの名手が、宇宙飛行士になった際、自信をつけるための儀礼であるチェスからすらも解放される機会に恵まれちゃうんです。この辺は事実ですから」
とかいふのなら、まあ いいのだが。
イワン・イストチニコフと共に宇宙へ行くロシヤわんこが可愛い。
2006年2月22日に日本でレビュー済み
宇宙開発をアメリカ側から描いた資料は多いのに
なかなかソビエトのものはないな〜と思っていたときに
「お、あるじゃん!」と手にとった本。
ですが・・・
読んでからこの本が研究者の書いたものではなく
好事家の書いたある意味トンデモ本であることに気づきました。
資料などはきちんと集めているだけに残念です。
なかなかソビエトのものはないな〜と思っていたときに
「お、あるじゃん!」と手にとった本。
ですが・・・
読んでからこの本が研究者の書いたものではなく
好事家の書いたある意味トンデモ本であることに気づきました。
資料などはきちんと集めているだけに残念です。
2010年2月23日に日本でレビュー済み
批評家としても活動するJ.フォンクベルタは、写真を「撮ること/見ること」ということに自己言及的な作風を得意とする写真家である。本書は「秘密の動物史」と同様に偽書であるが、架空の宇宙飛行士の記録と物語をノンフィクション風に立ち上がらせる写真群の「機能」自体をテーマにした精巧な仕掛けを展開している。本物の写真に嘘のキャプションを交えたり、主人公の宇宙飛行士に扮した自分の肖像写真をCGで加工したり、お菓子の拡大写真を星の表面に見立てたりと、仕掛けはユーモラスだが、一冊丸々展開されるそれっぽい文字情報のために、事前情報がないと本物に見えてしまう読者もいるだろう。(最終ページに小さく、荒俣宏の解説以外は全てフィクションだと注記してある。)
日本では本書や「秘密の動物史」など、キテレツ編集企画を得意とする作家のように認知された感があるが、彼の他のカラー写真シリーズはビジュアル面でも非常に繊細で美しい。そのような他の作品群に較べると、古いモノクロ写真風の偽写真で構成されたビジュアル面が寂しかったので、相対評価で星を1つ減らした。他の作品の日本での本格的回顧展が待たれる作家である。
日本では本書や「秘密の動物史」など、キテレツ編集企画を得意とする作家のように認知された感があるが、彼の他のカラー写真シリーズはビジュアル面でも非常に繊細で美しい。そのような他の作品群に較べると、古いモノクロ写真風の偽写真で構成されたビジュアル面が寂しかったので、相対評価で星を1つ減らした。他の作品の日本での本格的回顧展が待たれる作家である。
2004年2月12日に日本でレビュー済み
秘密の動物誌で一部でカルトな人気をほこる現代芸術家のジョアン・フォンクベルタが、サザビーズで開催された旧ソの宇宙開拓にまつわるオークションからみつけたお宝集を元に作り上げた壮大な物語。
まあ、秘密の動物誌がアレなもんで、これを信じるかどうかはその人次第ですが、少なくても結末はフィクションでしょう。
世の中には、一つ一つが真実でも、それを総合すると壮大なフィクションになるというコトもあります。それはかのアイアンマウンテン報告という実例もあるし。
まあ、でもソ連は粛清の嵐ですから、ひょっとしたらそういう現実もあったのかも。
そういう事実と虚構のあいまいさを好きな人にはお勧めできる一冊です。
単純にビジュアルブックとしてもすごく使えます。
ちょっと造本が重いので、持ち運びには不便ですが。
ちなみにこの本はsunaga t experienceのクローカというアルバムの元ネタの1つでもあります。
まあ、秘密の動物誌がアレなもんで、これを信じるかどうかはその人次第ですが、少なくても結末はフィクションでしょう。
世の中には、一つ一つが真実でも、それを総合すると壮大なフィクションになるというコトもあります。それはかのアイアンマウンテン報告という実例もあるし。
まあ、でもソ連は粛清の嵐ですから、ひょっとしたらそういう現実もあったのかも。
そういう事実と虚構のあいまいさを好きな人にはお勧めできる一冊です。
単純にビジュアルブックとしてもすごく使えます。
ちょっと造本が重いので、持ち運びには不便ですが。
ちなみにこの本はsunaga t experienceのクローカというアルバムの元ネタの1つでもあります。
2001年12月23日に日本でレビュー済み
最後まで謎のまま読み終わってしまいました。このままでは夜も眠れそうにありません。
全くのフィクションなのか、事件に関してちゃんとした裏付けが取れないから「フィクション」なのか、
それとも「大真面目な告発文書なのか」はたして・・・?
解説と本文との微妙なリンクも気になるところです。
全くのフィクションなのか、事件に関してちゃんとした裏付けが取れないから「フィクション」なのか、
それとも「大真面目な告発文書なのか」はたして・・・?
解説と本文との微妙なリンクも気になるところです。