本書は、情報をどのように捉え、それをどのように組み合わせ、昇華させ、何を導き出すのかと言った、「編集力」についてを、様々な分野の著名人との対話から考察しようとするものです。
なんと言っても、ここに出てくる人たちのバックグラウンドがすごいです。肩書きからは一見普通のエリートと言った印象しか受けないんですが、彼らが対話で明らかにする昔話はそれぞれが、「ぶっ飛んで」います。
こういう人たちが、「教育」を真剣に考えている日本という国も、そんなに捨てたものではないなぁと感じると共に、我々が画一的に受けてしまった教育の薄っぺらさに、大きなショックも受けました。
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情報編集力: ネット社会を生き抜くチカラ 単行本 – 2000/3/1
藤原 和博
(著)
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2000/3/1
- ISBN-104480863257
- ISBN-13978-4480863256
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
ゲームのココロ、ネットのチカラ
「子供の個性を伸ばし、才能を引き出すのは親や教師の仕事」と言われる。だが、子供のどんな個性を伸ばし、才能を引き出してやればいいのか。
「子供の個性を伸ばし、才能を引き出すのは親や教師の仕事」と言われる。だが、子供のどんな個性を伸ばし、才能を引き出してやればいいのか。
社会の大変動、学級崩壊などのニュースが流れる中、創造性のある教育、ゆとりの学習といった言葉がキーワードとして目立つようになってきた。そんな中、21世紀の子供たちにとって何が「生きるチカラ」になるのかを探るため、個性的な活躍をしている人々にインタビューを試みた1冊だ。
登場するのは、編集工学の松岡正剛氏、情報組織論の金子郁容氏、認知科学の佐伯胖氏、「ポケモン」の火付け役の香山哲氏などである。彼らが熱心に語るのは、情報とネットワーク、教育とエンターテインメントについてだ。そして、21世紀の子供たちの最も重要な「生きるチカラ」となるのは、「ゲームするココロと、ネットするチカラ」だという意見が引き出される。それはすなわち「情報編集力」なのだという。
本書に登場する人々の多くが、小・中学校時代に悪ガキやイタズラ好きだったというのも面白い。ネットを利用しながら学び、創造力を養うことを考えるには最適のテキストだ。
(日経ビジネス2000/3/27号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)
-- 日経ビジネス
内容(「MARC」データベースより)
何が、21世紀の子どもたちの「生きるチカラ」につながるのか? 松岡正剛、金子郁容等、ゲームするココロとネットワークするチカラを引き出す全く新しい教育を目指す人々を訪ね、秘密を探るインタビュー集。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2000/3/1)
- 発売日 : 2000/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 212ページ
- ISBN-10 : 4480863257
- ISBN-13 : 978-4480863256
- Amazon 売れ筋ランキング: - 92,250位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 140位学校教育一般関連書籍
- - 254位学習指導
- - 3,131位教育学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2003年4月7日に日本でレビュー済み
「情報編集力」
教育において、必要な概念であることは、よく理解できた。
松岡正剛、金子郁容、高木剛、鈴木寛など、インタビュー陣が実にオールスターといわんばかりのメンバーである。少し、わがままを言うと、今井賢一や大前研一(二人ともケンイチですが)等、マネジメントからの観点、つまり、「サラリーマンとしての情報編集力」について突っ込んで「教育本」から「生涯教育読本」に昇華させても面白いと思った。
特に、小中学校の教師には、
「お金の教育」「英語の教育」
「パソコンの教育」を強化していただきたい。
それが生きるチカラになると思う。
私自身、
「電子辞書は、バカになるから普通の辞書にしなさい」とか
「大学に入るために勉強するんだ」
というような教育を受けた人間なので、
よりよい教育改革を日本に期待したい。
同系列本として、藤原和博氏の
「よのなかの教科書」シリーズは
数学、国語を読んだが斬新な示唆をあった。
教育において、必要な概念であることは、よく理解できた。
松岡正剛、金子郁容、高木剛、鈴木寛など、インタビュー陣が実にオールスターといわんばかりのメンバーである。少し、わがままを言うと、今井賢一や大前研一(二人ともケンイチですが)等、マネジメントからの観点、つまり、「サラリーマンとしての情報編集力」について突っ込んで「教育本」から「生涯教育読本」に昇華させても面白いと思った。
特に、小中学校の教師には、
「お金の教育」「英語の教育」
「パソコンの教育」を強化していただきたい。
それが生きるチカラになると思う。
私自身、
「電子辞書は、バカになるから普通の辞書にしなさい」とか
「大学に入るために勉強するんだ」
というような教育を受けた人間なので、
よりよい教育改革を日本に期待したい。
同系列本として、藤原和博氏の
「よのなかの教科書」シリーズは
数学、国語を読んだが斬新な示唆をあった。
2004年11月3日に日本でレビュー済み
この本の中で感銘を受けたのは、個性とは決して他人と全く違うものを言うのではなく、今まであったものに何を付け加えられるか、ということだ。そのことを「2+1」という。自分は何を+1できるのかが、自分の個性だということ。それはつまり全く違うものではなく、今存在しているものの上に立ったことなのだ。