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希望格差社会: 「負け組」の絶望感が日本を引き裂く 単行本 – 2004/11/1
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「勝ち組」と「負け組」の格差が、いやおうなく拡大するなかで、
「努力は報われない」と感じた人々から「希望」が消滅していく。
将来に希望がもてる人と、将来に絶望している人の分裂、
これが「希望格差社会」である。
緻密なデータとともに描かれる、渾身の書下ろし。
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2004/11/1
- ISBN-104480863605
- ISBN-13978-4480863607
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
かつて「パラサイト・シングル」という言葉を生み出した著者が、様々なデータを基に描く現代社会論。
現在の日本は職業、家庭、教育のすべてが不安定になり2極化し、「勝ち組」「負け組」の格差が拡大している。「努力は報われない」と感じた人々からは希望が消滅し、日本は将来に希望が持てる人と絶望する人に分裂する「希望格差社会」に突入しつつある。
著者は日本社会で希望がなくなり始めたのは、実質GDP(国内総生産)成長率がマイナス1%となった1998年からと見る。この年、自殺者数は急増し、離婚、児童虐待、青少年の凶悪犯罪の増加傾向にも拍車がかかった。希望の喪失は社会の不安定要因となりかねず、早めに総合的な対策を講じることが必要と主張している。
(日経ビジネス 2005/02/07 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2004/11/1)
- 発売日 : 2004/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4480863605
- ISBN-13 : 978-4480863607
- Amazon 売れ筋ランキング: - 436,334位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 402位日本論
- - 8,134位社会学概論
- - 43,543位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1981年、東京大学文学部卒業。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学。親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている。学卒後も両親宅に同居し独身生活を続ける若者を「パラサイト・シングル」と呼び、「格差社会」という言葉を世に浸透させたことでも知られる。また、「婚活」という言葉を世に出し、婚活ブームの火付け役ともなった。主な著書に『新平等社会』(日経BP・BizTech図書賞受賞、文春文庫)など(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「婚活」現象の社会学 日本の配偶者選択のいま (ISBN-10: 4492223037)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
残念ながら処方箋は書かれてません。分析は可能でも対策は難しいのだろうと思います。
今の日本の政治家さんでは無理かなと思えてならない。
すごく印象に残ったことは下記のこと。
■非正規雇用をなくすことは出来ない
■経済状況とやる気は結びついている
■ニューエコノミーが生み出す格差は希望の格差なのである。
■職業は人にアイデンティティを与える。そこから疎外された人間が大量に生み出されると社会不安を引き起こす。
■学力低下は勉強しても思う職に就くことが出来ない現実が引き起こしている
あと、いま大学院生がいっぱいいますね。ほとんど就職できない。こういうのって国家の詐欺ではないでしょうか?他に声優のスクールとか行っても絶対仕事に結びつかないと思える専門学校が多すぎるなと思っていたら、これも働かない人の受け皿。働けないではなく働かない・・・この辺りが日本的。
でもこのままいけば50年後くらいは悲惨な国家になっていそう。僕は生きてませんが。
救世主は現れるか???渋沢栄一の現代版が出てくるのかな・・・。不安です。
無理のない、そのごの人生展望が人々にはまっており、
一流大学を卒業したならば、
大企業、官僚、研究者といった職業が待っていて、
自動的に送り込まれる。
コレを、著者はパイプラインシステムと呼んでいる。
しかし、
今現在、
受け皿としての、大学、企業の組織体系および、パイプラインシステムの
雨漏りがあり、受験を通して、上のパイプラインシステムの流れに乗っていたとしても、そこから転落する人が多く出てきている。
さらに、雨漏りがあるとわかっていながらも、上に行くためにはパイプラインにい続けることが不可欠である。
収入の多い夫婦のほうが、収入の少ない若年夫婦よりも共働き率が多く。
強者がより強者になってゆき、
高い収入から、高い教育が可能になり、
“平等”と言われている勉学さえも、先天的な収入や生まれた環境によって左右される時代が来た事を切れ味よくレポートしている。
内容としては凡庸で、ラッシュ、ブルデビュー、バウマンの概念から、
日本の公的・インタビューなどのデーターからその理論をまとめて論じているようです。
レビューの中に格差は政治・経済の問題で、文化面ではないという意見もありましたが、
それは格差という従属変数である現象を、政治と経済という単一な独立変数つまりは単純な相関関係からの意見でしかありません。
まるでウェーバーのプロ倫を批判している人間によく見られる現象です。
いわゆる思考が均衡タイプなのでしょう。論外です。
筆者は社会学者でその見地から述べているだけです。
さて、結局のところこの本から未来などはほとんど語られず、敗者に対しては現状を受け入れて手に届く目標だけ持てという結論に至ります。
この本は中学生ぐらいの人が読み、安定してるだけの職業をめざし、そこから漏れないように生き、棒にも箸にもかからない、活力のない希望の格差社会到来の手助けをする本となるでしょう。
小泉内閣の構造改革・規制緩和の推進
↓
セーフティネットの崩壊、自由競争激化
↓
勝ち組・負け組の二極化
↓
格差社会
というものだが、この著者は展開はまったく違う。
社会構造の変化、時代の変化に伴い、
いい大学→いい企業→終身雇用・年功序列
という予測可能な人生パターンが崩壊しつつあり、
先行きが予測できない社会になってしまった。
↓
職業の不安定化/家族関係の不安定化(離婚増など)/教育の不安定化
↓
将来の人生がどうなるかわからないリスク化社会
↓
年金がもらえるかもわからない、
一生この企業に勤められるかもわからない、
一生懸命勉強していい大学に入っても
社会人になって安定した生活を送れるかもわからない
↓
希望喪失、目先の生活に追われる若者の出現
↓
希望に格差が生まれる
↓
収入にも格差が生まれる場合もある
非常に説得力のある内容です。
一方で,著者の状況把握は非常に粗い。生活リスクの変遷で,近代にはリスクが少なかったが,現代社会ではリスクが遍在していると考えるとき,彼はリスクとリスク認知を混同していると思う。彼が論じたのは生活リスク認知の変遷でしかなく,食の安全などの例で,現代の方がリスクが高いという実証データは提供できないのではないだろうか。危険にセンシティヴになった結果,あらゆるものの潜在的危険(山田の説明だとハザード)がリスクとして顕在化したというべきものに思える。
また,社会学者だけあってなのか,気持ちの軽視ははなはだしいように思う。パラサイト・シングルは生活水準を落としたくないと考えていると見做す山田は,地元を離れたくないという理由の説明で,首都圏に行きたがらない地方工業高校の学生の話を挙げて,「地元を離れれば,職はあっても一人暮らしをせざるをえなくなるので生活水準は落ちる,地元に残れば,パラサイト・シングルとなりう,生活レベルは落ちないが,適当な職はない」(168 )と説明するが,職がなくても地元に残りたいのは生活レベルといった次元の話なのだろうか。
地元には,地元で勝ち得た信頼に,人間関係,思い入れなど,生活レベル以外の様々な資源がある。それらも愛着ある場所も捨てて都会に出たいというほうが,すべてを銭勘定にする近代臭がぷんぷんするのだが。社会学者としては賃金以外の他の資本に気づかない点で,人としては気持ちの面をあまりに軽視して賃金にのみ着目している点で,いまいちだなあ,と思ってしまう。
こういう粗さに事欠かない本書の評価が分かれるのは必然かもしれない。
山田昌弘氏の著書を初めて読んだが、非常に感銘を受けた。目から鱗が落ちる思いだった。
私の読書人生の中でも、トップ3に入る良書である。
本書が書かれてから時が経ったが、今でも多くの示唆を与えてくれる。