普通に古典芸能を楽しむレベルですが、歌舞伎についてあまりにも知らないことばかり書かれていて愕然。
やはり橋本治はすごい。
亡くなられたのが本当に残念です。
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大江戸歌舞伎はこんなもの 単行本 – 2001/10/1
橋本 治
(著)
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2001/10/1
- ISBN-104480873295
- ISBN-13978-4480873293
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「なんだかよく分からない」江戸歌舞伎の魅力に惚れて、江戸の素敵な頑固者を追いかける、橋本治美学の素。現在の歌舞伎ではなく、誰も見たこともない百年以上前の歌舞伎を紹介。『月刊アドバタイジング』連載をまとめる。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2001/10/1)
- 発売日 : 2001/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 259ページ
- ISBN-10 : 4480873295
- ISBN-13 : 978-4480873293
- Amazon 売れ筋ランキング: - 671,822位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1948年東京生まれ。東京大学在学中に駒場祭のポスターで話題を集めるが、イラストレーターから小説家に転身。小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッ セイ・芝居の演出など、ジャンルにとらわれず精力的に活動。『双調平家物語』で第62回毎日出版文化賞を受けるなど受賞歴多数。小林秀雄賞選考委員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 桃尻娘 (ISBN-13: 978-4591117552 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔の歌舞伎の仕組み(公演の組み立て方)などが、なるほどそういうことだったのか、と判る面白い本。こういう解説本はありがたい。
2018年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知らないことばかりだったので
とても勉強になりました。
人に教えたくなりました。
とても勉強になりました。
人に教えたくなりました。
2008年7月8日に日本でレビュー済み
歌舞伎は美しいし、楽しいけど、もしかしたらよく分かっていないのかも・・
という疑問に数々答えてくれた本。
いっそのこと、江戸時代人となって歌舞伎を観たら、ということなのでしょうね。、
生き生きと語られる江戸歌舞伎の世界。
当時の庶民になりきって、朝から始まる歌舞伎小屋、人気次第の一年の演目建て。平和ななかにも、閉じた江戸社会。 芝居で繰り広げられる世界に人々は夢中になっていった。
止むに止まれぬところから出てきた江戸歌舞伎なら、ご都合主義も許されましょう。
これで私も、心置きなく歌舞伎に耽ることが出来ます。
という疑問に数々答えてくれた本。
いっそのこと、江戸時代人となって歌舞伎を観たら、ということなのでしょうね。、
生き生きと語られる江戸歌舞伎の世界。
当時の庶民になりきって、朝から始まる歌舞伎小屋、人気次第の一年の演目建て。平和ななかにも、閉じた江戸社会。 芝居で繰り広げられる世界に人々は夢中になっていった。
止むに止まれぬところから出てきた江戸歌舞伎なら、ご都合主義も許されましょう。
これで私も、心置きなく歌舞伎に耽ることが出来ます。
2007年1月25日に日本でレビュー済み
歌舞伎の解説本は多々あるが、橋本治の行っているのは歌舞伎鑑賞のための解説ではなく、歌舞伎を軸に江戸時代人の世界観を再現することである。
江戸歌舞伎において、「世界」と「趣向」、「時代」と「世話」つまり時代背景や空間設定、ストーリー、また登場人物は奇妙にねじれながら結合し作品世界を構築ている。近代以降のリアリズムを理解した私たちにとって、そのSF的作劇は奇妙に映るが、江戸時代人にとっては不思議ではなく歌舞伎とはそういうものであった。
文中で天動説と地動説の違いに例えているように、基盤となる時間の感覚や歴史意識が私たちと江戸時代人ではまず異なっている。そのパラダイムの隔たりを意識し、著者は江戸時代人がどのような世界観をもち、歌舞伎になにを観ていたのか、江戸時代人の視座をもって丹念に説明している。言わば、江戸時代人になってみる、ということである。
その江戸理解は、『ひらがな日本美術史』の江戸編にも存分に発揮され、まさに私たちに江戸「世界」の奥行きを教えてくれる。
江戸歌舞伎において、「世界」と「趣向」、「時代」と「世話」つまり時代背景や空間設定、ストーリー、また登場人物は奇妙にねじれながら結合し作品世界を構築ている。近代以降のリアリズムを理解した私たちにとって、そのSF的作劇は奇妙に映るが、江戸時代人にとっては不思議ではなく歌舞伎とはそういうものであった。
文中で天動説と地動説の違いに例えているように、基盤となる時間の感覚や歴史意識が私たちと江戸時代人ではまず異なっている。そのパラダイムの隔たりを意識し、著者は江戸時代人がどのような世界観をもち、歌舞伎になにを観ていたのか、江戸時代人の視座をもって丹念に説明している。言わば、江戸時代人になってみる、ということである。
その江戸理解は、『ひらがな日本美術史』の江戸編にも存分に発揮され、まさに私たちに江戸「世界」の奥行きを教えてくれる。