江沢民世代から現在の胡錦濤世代までの、権力者たち身上書や、権力闘争や派閥関係等、江沢民がいかに権力を手中にしたか、また現在の執行部がどういう派閥構成か、漏洩した秘密文書をもとに著者が解説していく。
江沢民が軍事委員会主席の地位を下りる前に書かれた本で、その背景について述べられていないのが唯一のマイナス。
政治に権力闘争は不可欠だが、共産党いう独裁国家の割には、人事は公正で透明感があるのには驚いた。
二世議員がものを言うどこかの国よりは、大違いだし実力者を登用している。
著者が文中
「有能な若い幹部を昇進させる鄧の二十年にもおよぶ計画が意図どおり実現した事実(中略)党が東欧とソ連崩壊後十年以上も政権の座にとどまっている一助になるかもしれない。」
と政権が実力者により構成され、江沢民でさえ思うように自分の派閥内の人間を主要ポストにつけられず、胡錦濤はむしろ江沢民一派ではない状況を分析している。
まさに同感である。世界や日本、北朝鮮の社会主義が崩壊していく中、現状安定した政権を維持する中国共産党は、ある意味指導者の力量によるところが大きいのだろう。
狭いスペースであるが、中国が深刻な貧富の差をかかえ、国民の不満が限界点に近いことも紹介している。
アジアの安定には中国の政治的安定が不可欠だ。
人権を抑圧されている中国人民には申し訳ないが、中国共産党が今後も指導力を発揮することは、ますます重要になるだろう。
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中国権力者たちの身上調書―秘密文書が暴いた処世術・人脈・将来性 単行本 – 2004/8/1
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- 本の長さ294ページ
- 言語日本語
- 出版社CCCメディアハウス
- 発売日2004/8/1
- ISBN-104484041189
- ISBN-13978-4484041186
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登録情報
- 出版社 : CCCメディアハウス (2004/8/1)
- 発売日 : 2004/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 294ページ
- ISBN-10 : 4484041189
- ISBN-13 : 978-4484041186
- Amazon 売れ筋ランキング: - 565,942位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 211位中国のエリアスタディ
- - 420位政治史・比較政治
- - 3,396位政治入門
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2005年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年11月7日に日本でレビュー済み
第一世代が毛沢東、周恩来、第二世代がトウ小平、第三世代が江沢民、そして第四世代が胡錦濤たち。
(ちなみに毛沢東から江沢民までは漢字に一発変換できたが、胡錦濤はできなかった。これだけでも笑えたが)
いくら第四世代がテクノクラートの色彩が強いといっても、何せあの国のこと。
まともに受け止めたら馬鹿をみる。にこやかな彼らの笑顔の後ろにある権力闘争。
江沢民の権勢をやっとこ、蹴倒した胡錦濤。彼は表向きは中国トップに立ちながらも、
極めて慎重にことを進めてきた。そして江沢民の上海に手をつけて、名実共に独立した
力を持った。軍部はまだのようだが、そのうちにこれも抑えるだろう。
そして、そんな彼らの眼中には中国人民の「幸福」というものはあるのだろうか?
2千年以上にわたって続いてきた「皇帝制」が、「中国共産党」という亜種になって、ここにある。
(ちなみに毛沢東から江沢民までは漢字に一発変換できたが、胡錦濤はできなかった。これだけでも笑えたが)
いくら第四世代がテクノクラートの色彩が強いといっても、何せあの国のこと。
まともに受け止めたら馬鹿をみる。にこやかな彼らの笑顔の後ろにある権力闘争。
江沢民の権勢をやっとこ、蹴倒した胡錦濤。彼は表向きは中国トップに立ちながらも、
極めて慎重にことを進めてきた。そして江沢民の上海に手をつけて、名実共に独立した
力を持った。軍部はまだのようだが、そのうちにこれも抑えるだろう。
そして、そんな彼らの眼中には中国人民の「幸福」というものはあるのだろうか?
2千年以上にわたって続いてきた「皇帝制」が、「中国共産党」という亜種になって、ここにある。
2005年8月28日に日本でレビュー済み
本書は中国の政治・外交専門のコロンビア大学教授の書かれた、
いわゆる「第四世代」の横顔を、中国共産党内部から流出したとされる
身上調書に基づいて描いた書である。
中国共産党指導部は、国際的に最も知られていないトップの一つであり
彼らの思想・方針については噂や伝聞の域を出るものは少なく
国際的な政治・外交に携わる多くの関係者を悩ませている。
もちろん本書の原データも真実のものかどうかはわからない。
しかし新政治局常務委員の一人一人についてきちんと整理した本は意外と少なく
そんな意味でも彼らの履歴を調べるときに辞書的に便利な書だと思われる。
いわゆる「第四世代」の横顔を、中国共産党内部から流出したとされる
身上調書に基づいて描いた書である。
中国共産党指導部は、国際的に最も知られていないトップの一つであり
彼らの思想・方針については噂や伝聞の域を出るものは少なく
国際的な政治・外交に携わる多くの関係者を悩ませている。
もちろん本書の原データも真実のものかどうかはわからない。
しかし新政治局常務委員の一人一人についてきちんと整理した本は意外と少なく
そんな意味でも彼らの履歴を調べるときに辞書的に便利な書だと思われる。
2013年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【追記2】 8・17
やはり、内部資料流出と言いながら、結構中国権力者集団を「よいしょ」してますね。
まあ、そういう種類の本であるということを認識しながら、読めばそれなりに参考になるかと思われます。
2003年頃と言えば、中国と米国の「蜜月」時代っぽいところがありましたかね?
この本の出版(2003年:原著)から、やは10年、次の権力者集団へ権力が伝達されています。
格差「大国」の中国と米国、増田さんによれば「権力エリート」達が大衆を引きづり回す国ぐに・・・・・・・比較的平等国家・大衆社会となりつつ日本が、「異質な」国ぐににどのように対処していけばいいのか、いろいろ考えさせられます。
【追記1】 8・15 終戦記念日
終戦と言う廃墟の中から立ち直って来たニッポン、先人の皆さんのご努力に深く感謝申し上げます。
戦後の勤勉・努力の2世代の後に、おっとり登場した我々の世代は一部「頑張っておられる」皆さんもおられて、「凄いな〜・偉いな〜」と常々感嘆・賛美させて頂いております。
戦後の「豊かさ」にぶら下がっているだけの小生としては、恥ずかしい限りですが・・・・・まあ、それぞれ「分」というものがありますから・・・・
さて、今回のこの『身上調書』ですが、中国の「第4世代」についての政権移行状況の「内部資料」だそうです。
秘密文書が流出だなんて、結構「眉つば」で聞かないと、某国家の「戦略的謀略・宣伝工作」にハマってしまいそうで、恐いです。
でも、この「諜略・宣伝工作」は上手く出来てます(^^)
「騙されるのは仕方ないけど、上手く騙してね」・・・・戦後の一時期の健気な女性の「流行歌の文句」よろしく、先進国はじめ世界の国々は、「上手く騙されて」中国との関係を維持したいと望んでいるようにも、見受けられます。
そういう心理にうまく付け込んだ「流出・内部資料」かと感服しました。
独裁国家の権力移譲という「難問中の難問」に挑む中国政治中枢部・・・・・・・ソ連の「ハチャメチャな崩壊」ぶりに「抜け目なく」学んでいる様子も、うかがわれます。
なんか、中国の本を読むと、読んでいる人の「性格」も変化するというか「歪み」が出てくるようですね・・・・むふふ。
「とほほ」が「むふふ」になったのは、性格が悪くなった証拠なんでしょうかね。
レビュー読まれる方は、もっと性格の良い人のレビューを読んでくださいな。(^^)
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
「中国研究」の一環で読んでいます。
増田さんの『中国自壊』にインスパイヤーされて、結構中国関連の本を読んできました。
あまりのめり込み過ぎても、バランス感覚を欠きそうで怖いです。
今、注文中の『私は「毛主席の小戦士」だった』を読んだら、少し「中研」はお休みしましょうかね。
とはいっても、まだ『身上調書』は(p63)までしか読んでいないし、『マオ』に至っては、上巻最後の方で中断してます・・・・・・
中国の新体制は、習近平体制でスタートしているし、なんか「取り残されて」ますな〜・・・・・・歴史に(笑)
やはり、内部資料流出と言いながら、結構中国権力者集団を「よいしょ」してますね。
まあ、そういう種類の本であるということを認識しながら、読めばそれなりに参考になるかと思われます。
2003年頃と言えば、中国と米国の「蜜月」時代っぽいところがありましたかね?
この本の出版(2003年:原著)から、やは10年、次の権力者集団へ権力が伝達されています。
格差「大国」の中国と米国、増田さんによれば「権力エリート」達が大衆を引きづり回す国ぐに・・・・・・・比較的平等国家・大衆社会となりつつ日本が、「異質な」国ぐににどのように対処していけばいいのか、いろいろ考えさせられます。
【追記1】 8・15 終戦記念日
終戦と言う廃墟の中から立ち直って来たニッポン、先人の皆さんのご努力に深く感謝申し上げます。
戦後の勤勉・努力の2世代の後に、おっとり登場した我々の世代は一部「頑張っておられる」皆さんもおられて、「凄いな〜・偉いな〜」と常々感嘆・賛美させて頂いております。
戦後の「豊かさ」にぶら下がっているだけの小生としては、恥ずかしい限りですが・・・・・まあ、それぞれ「分」というものがありますから・・・・
さて、今回のこの『身上調書』ですが、中国の「第4世代」についての政権移行状況の「内部資料」だそうです。
秘密文書が流出だなんて、結構「眉つば」で聞かないと、某国家の「戦略的謀略・宣伝工作」にハマってしまいそうで、恐いです。
でも、この「諜略・宣伝工作」は上手く出来てます(^^)
「騙されるのは仕方ないけど、上手く騙してね」・・・・戦後の一時期の健気な女性の「流行歌の文句」よろしく、先進国はじめ世界の国々は、「上手く騙されて」中国との関係を維持したいと望んでいるようにも、見受けられます。
そういう心理にうまく付け込んだ「流出・内部資料」かと感服しました。
独裁国家の権力移譲という「難問中の難問」に挑む中国政治中枢部・・・・・・・ソ連の「ハチャメチャな崩壊」ぶりに「抜け目なく」学んでいる様子も、うかがわれます。
なんか、中国の本を読むと、読んでいる人の「性格」も変化するというか「歪み」が出てくるようですね・・・・むふふ。
「とほほ」が「むふふ」になったのは、性格が悪くなった証拠なんでしょうかね。
レビュー読まれる方は、もっと性格の良い人のレビューを読んでくださいな。(^^)
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「中国研究」の一環で読んでいます。
増田さんの『中国自壊』にインスパイヤーされて、結構中国関連の本を読んできました。
あまりのめり込み過ぎても、バランス感覚を欠きそうで怖いです。
今、注文中の『私は「毛主席の小戦士」だった』を読んだら、少し「中研」はお休みしましょうかね。
とはいっても、まだ『身上調書』は(p63)までしか読んでいないし、『マオ』に至っては、上巻最後の方で中断してます・・・・・・
中国の新体制は、習近平体制でスタートしているし、なんか「取り残されて」ますな〜・・・・・・歴史に(笑)