このレビューを書く10年前に、出版されたものです。
経済環境がかなり変化していることもあり、
現在注目されているような話題とは少し違います。
世紀末ということもあり、
歴史の節目として、「富のピラミッド」といった
大きなタイトルになったのでしょうか。
また、IT革命が起こったこともあり、
IBM、マイクロソフトなど情報産業についてもかなり論じられています。
随所に、法則が13項目になって紹介されています。
あと、結論という章もいくつかありますが、
その法則と結論が何に対して、出たものかがわかりにくかったです。
現在の経済環境とは、大きく違うため、物足りないが、
経済の歴史を顧みるには、十分なものだと思う。
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富のピラミッド: 21世紀の資本主義への展望 単行本 – 1999/10/1
富のピラミッド
- 本の長さ371ページ
- 言語日本語
- 出版社阪急コミュニケーションズ
- 発売日1999/10/1
- ISBN-104484991160
- ISBN-13978-4484991160
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
「知識資本主義」の仕組みを解説
『ゼロ・サム社会』の著者であり、経済の動きや難解な経済学者の論争の内容を一般読者にもわかる言葉で論じることで人気のサロー博士。近著『日本は必ず復活する』に続き日本経済再生の指針を示したのが本書である。
『ゼロ・サム社会』の著者であり、経済の動きや難解な経済学者の論争の内容を一般読者にもわかる言葉で論じることで人気のサロー博士。近著『日本は必ず復活する』に続き日本経済再生の指針を示したのが本書である。
キーワードは「知識資本主義」と「ピラミッドの底辺」。第3次産業革命といわれる今日の経済の主役は、土地や設備といった有形資産の所有者ではなく「人間の頭脳」である。その生き証人が世界一の富を築いたマイクロソフト社のビル・ゲイツであるという。
しかし、彼及び米国の独り勝ち状況だけを注視し、そこから学ぼうとするのは危険だと指摘。彼らは新たな社会基盤、つまり確固たるピラミッドの底辺に支えられることで、頂点に到達しているのだという。逆にいえば、米国といえどもこの急速な技術革新に労働力の下位3分の2が対応できなければ、今後足をすくわれる可能性があるというのだ。
その点、我が国は、社会や企業内に国民全体のスキルを向上させ得る教育基盤が整っている数少ない国だと指摘する。今後は「創造的発想」の育成と「スキルの教育」という両輪をバランスよく機能させよと説いている。
(日経ビジネス1999/11/8号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)
-- 日経ビジネス
内容(「MARC」データベースより)
永続性のある富のピラミッドを築くには、登場しつつある新たな経済環境を探検しなければならない。社会組織を改革する能力、起業家のスキル、天然資源と環境資源など、豊かな社会を築くための13の経済ルールを提言。
登録情報
- 出版社 : 阪急コミュニケーションズ (1999/10/1)
- 発売日 : 1999/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 371ページ
- ISBN-10 : 4484991160
- ISBN-13 : 978-4484991160
- Amazon 売れ筋ランキング: - 505,395位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2000年12月20日に日本でレビュー済み
「護送船団方式」による日本政府の政策上の問題が盛んに指摘される今日、是非この本を読んで頂きたい。なぜなら、「自由競争」が主体の社会構造について、少し強烈に論旨を展開しているが、非常に当り前のことを論理的に展開してからです。つまり、企業は社会の環境変化に順応しなければ永続的に存続しえないというあたり前のことを再認識させられます。確かに、我々日本人にとってあまりピンっとこないこともありますが、非常に新鮮に内容は受け止めることができると思います。