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江戸の川・復活: 日本橋川・神田川・隅田川-絵図から学ぶ“体感型博物館構想” 単行本 – 2008/9/20
渡部 一二
(著)
本書の主題「江戸の川を復活する」舞台となるのは日本橋川です。日本橋川は、東京都千代田区三崎町で神田川と分岐し、中央区日本橋箱崎町で隅田川に合流する延長約4キロメートルの河川であり、川の上空には現在首都高速道路が通っています。2006年9月には「日本橋川に空を取り戻す会」により、小泉首相(当時)へ首都高速道路を地下化し河川の環境整備を行うという提言がなされるなど、日本橋川への注目が集まっています。
著者である渡部一二先生はランドスケープデザインの専門家で、これまで日本全国のいたるところで数々の河川再生に取り組んできました。景観の改善を第一とする首都高速道路の地下化には、膨大な費用がかかり、その他にも難題が山積しています。著者は江戸の川の水辺空間を描いた浮世絵図などを手掛かりに、現状のままでも江戸の面影を体感し、楽しめる水辺空間づくりの可能性に注目しました。日本橋川・神田川・隅田川はループ状につながっており、そこを回遊する舟のルートを構築し、川沿いには散歩道(リバーウォーク)をつくり、その一部に江戸時代に賑わった河岸を再現するというものです。そして、江戸の文化・風物詩・情緒などを参加者がそれぞれに楽しむ体感型野外博物館(エコ・ミュージアムの応用)について具体的に提案しています。
一般の読者を対象とするため、第一部では、浮世絵図などを数多く掲載し、江戸の水辺空間の魅力を解説します。また、日本橋川に架かるすべての橋についても写真とともに紹介しています。第二部では、体感型野外博物館の実現にむけた具体的な構想について述べています。また、巻末には絵図が描かれた江戸時代をイメージできるように「日本橋川・江戸の面影まっぷ」を付録としてつけました。案内まっぷを切りとって、日本橋川の水辺空間を歩いてみてはいかがでしょうか。
著者である渡部一二先生はランドスケープデザインの専門家で、これまで日本全国のいたるところで数々の河川再生に取り組んできました。景観の改善を第一とする首都高速道路の地下化には、膨大な費用がかかり、その他にも難題が山積しています。著者は江戸の川の水辺空間を描いた浮世絵図などを手掛かりに、現状のままでも江戸の面影を体感し、楽しめる水辺空間づくりの可能性に注目しました。日本橋川・神田川・隅田川はループ状につながっており、そこを回遊する舟のルートを構築し、川沿いには散歩道(リバーウォーク)をつくり、その一部に江戸時代に賑わった河岸を再現するというものです。そして、江戸の文化・風物詩・情緒などを参加者がそれぞれに楽しむ体感型野外博物館(エコ・ミュージアムの応用)について具体的に提案しています。
一般の読者を対象とするため、第一部では、浮世絵図などを数多く掲載し、江戸の水辺空間の魅力を解説します。また、日本橋川に架かるすべての橋についても写真とともに紹介しています。第二部では、体感型野外博物館の実現にむけた具体的な構想について述べています。また、巻末には絵図が描かれた江戸時代をイメージできるように「日本橋川・江戸の面影まっぷ」を付録としてつけました。案内まっぷを切りとって、日本橋川の水辺空間を歩いてみてはいかがでしょうか。
- 本の長さ110ページ
- 言語日本語
- 出版社東海大学
- 発売日2008/9/20
- ISBN-104486017994
- ISBN-13978-4486017998
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商品の説明
著者について
1938年 北海道小樽市に生まれる。愛知県五十崎町、小田川のほとりで育つ(少年期12年間)。
1963年 前橋市立工業短期大学卒業(現 前橋工科大学)。
1967年 日本大学理工学部建築学科卒業、同年から内井昭蔵建築設計事務所に勤務。
1969年 東京芸術大学美術学部修士課程入学(建築学、環境設計専攻)し、1972年卒業。この間、国内およびインド、イタリア、スイス、フランス、アメリカの大都市の「水造形」調査、研究に歩く。
1973年より多摩美術大学美術部、建築学科専任講師を経て、水環境造形研究会会長、多摩美術大学教授、現在に至る。
1992年 農業用水路の多面利用に関する研究をまとめ「農学博士」の学位を得る。
1963年 前橋市立工業短期大学卒業(現 前橋工科大学)。
1967年 日本大学理工学部建築学科卒業、同年から内井昭蔵建築設計事務所に勤務。
1969年 東京芸術大学美術学部修士課程入学(建築学、環境設計専攻)し、1972年卒業。この間、国内およびインド、イタリア、スイス、フランス、アメリカの大都市の「水造形」調査、研究に歩く。
1973年より多摩美術大学美術部、建築学科専任講師を経て、水環境造形研究会会長、多摩美術大学教授、現在に至る。
1992年 農業用水路の多面利用に関する研究をまとめ「農学博士」の学位を得る。
水造形の作品----神戸ポートアイランド博覧会「ハートピア館」の水の広場設計を担当。荒川区立遊園内「水の塔」のデザイン。郡上八幡町内の「ポケット・パーク」設計。「濯川蘇生計画」(武蔵学園キャンパス内)計画。「せせらぎ遊園の街」(甲良町)調査・計画。
著書および主論文----「水縁空間の構造」都市住宅(7702号)鹿島出版会。「建築と水空間」プロセスアーキテクチャー社(24号)。「風土の形成へ導く水の空間」日本建築学会主催、創立90周年記念事業懸賞、入選論文(昭和52年1月号)。「都市環境を潤す水の空間の役割」日本建築学会誌(昭和54年2月号)。『生きている水路』東海大学出版会。『川は友だち』農業土木学会 企画・農文協。『水縁空間』住まいの図書館出版会。『水路の用と美』山海堂。『水土と拓いた人々』農文博 共著。『神々と森と人のいとなみを考える』水の巻 共著 代々木の杜80フォーラム。『河川文化』その1 共著 日本河川協会。『水路の親水空間計画とデザイン』技報堂出版。『図解・武蔵野の水路』東海大学出版会。『写真集・水路の造形美』東海大学出版会。
登録情報
- 出版社 : 東海大学 (2008/9/20)
- 発売日 : 2008/9/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 110ページ
- ISBN-10 : 4486017994
- ISBN-13 : 978-4486017998
- Amazon 売れ筋ランキング: - 551,527位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2009年2月2日に日本でレビュー済み
東京の中心部を流れる日本橋川を舞台に、江戸時代の水辺空間の魅力を伝えると共に、現在の日本橋川を昔の魅力ある姿に再生させるための方策を分かり易く説明し、都市の川の再生に向けたヒントを得たい人にお薦めの一冊。著者の長年のライフワークとも言える研究活動の成果が濃縮されており、本から著者の都市の川に対する思いの様なものが伝わってくるのもいい。川は歴史とともに、また我々の暮らしと密接に関わって変化してきた、変化していることを実感できる貴重な本。