先に出た『日本の幽霊たち』と対になる本。
本書では、「妖怪とは何か」「妖怪の歴史」「垂直と水平の夜行」の3章を中心に、妖怪とは人間にとって一体どんな存在なのかが論じられている。鳥山石燕の絵を題材に江戸期の人間との距離感がはかられたり、『稲生物怪録』から群れとしての妖怪を考察したり、平田篤胤を通して幽界との行き来が語られたり。
ただ、明確な見取り図や結論があるような本ではない。妖怪についての考察はどれも文学的というか感覚的であり、読んでいてハッとさせられる箇所が多いのだが、明確には理解しがたいようにも思う。
とても優れた本であるのは間違いない。
そのほか、全国の寺社仏閣の不思議な縁起をまとめた章なども。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
日本の妖怪たち (東書選書 64) ペーパーバック – 1981/1/1
阿部 正路
(著)
- 本の長さ233ページ
- 言語日本語
- 出版社東京書籍
- 発売日1981/1/1
- ISBN-104487721644
- ISBN-13978-4487721641
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 東京書籍 (1981/1/1)
- 発売日 : 1981/1/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 233ページ
- ISBN-10 : 4487721644
- ISBN-13 : 978-4487721641
- Amazon 売れ筋ランキング: - 937,573位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 151,431位人文・思想 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
4グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。