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安楽椅子探偵アーチー (創元クライム・クラブ) 単行本 – 2003/8/1
松尾 由美
(著)
戦前に上海の租界で、英国人のために作られた安楽椅子。骨董屋の店先から小学生・衛の家にやって来たその椅子が、あろうことか口をきいた!? 椅子と少年の探偵活動を温かく描いた、正真正銘の〈安楽椅子探偵の事件簿〉。
- 本の長さ282ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2003/8/1
- ISBN-104488012930
- ISBN-13978-4488012939
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
少年が見つけた安楽椅子は、ホームズばりの名探偵だった!? 上海生まれの口をきく椅子と、ごくふつうの小学生・衛が出合った4つの謎-。奇想天外、「正真正銘」の安楽椅子探偵連作集。
登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2003/8/1)
- 発売日 : 2003/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 282ページ
- ISBN-10 : 4488012930
- ISBN-13 : 978-4488012939
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,967,673位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 470,663位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年5月15日に日本でレビュー済み
なんとなく無駄な時間を使った気がする。ただそれだけ。ただ登場人物には同情する。特に全く背景を描かれなかった椅子を二度も運んでくれた孫。
2007年6月6日に日本でレビュー済み
2003年に出た単行本の文庫化。4つの短篇が収められている。
安楽椅子を探偵役に据えてしまったとんでもないミステリ。一歩間違えれば馬鹿ミスになるところだが、そうでもなく、きちんとした正統ミステリに仕上がっている。
ただ、ミステリとしての出来映えはいまいち。トリックに見るべきものはなく、安楽椅子を探偵にしたというインパクトだけで終わってしまっている。小学生を主人公に据えるという方向性も中途半端。
著者はスパイものが好きだったのだろうか? 本書には2つも収められているが・・。
安楽椅子を探偵役に据えてしまったとんでもないミステリ。一歩間違えれば馬鹿ミスになるところだが、そうでもなく、きちんとした正統ミステリに仕上がっている。
ただ、ミステリとしての出来映えはいまいち。トリックに見るべきものはなく、安楽椅子を探偵にしたというインパクトだけで終わってしまっている。小学生を主人公に据えるという方向性も中途半端。
著者はスパイものが好きだったのだろうか? 本書には2つも収められているが・・。
2006年9月28日に日本でレビュー済み
小学校5年生の衛と、その友だちの「もの言う安楽椅子・アーチー」。衛の周囲に起こる、事件とともいえないような些細な謎を、アーチーが卓越した推理力で解決するという、究極の安楽椅子探偵ものです。
椅子が口をきくという突拍子もない設定も、ワトソン役に小学生を配したことで、すんなり受け入れられます。解決する事件のささやかさも、なにがしかの人生の機微に触れているようで、読後感は爽やかです。
短篇集なので、ちょっとした時間に読むにはうってつけかもしれません。挿画も、軽妙なペンタッチでとてもいいですね。
椅子が口をきくという突拍子もない設定も、ワトソン役に小学生を配したことで、すんなり受け入れられます。解決する事件のささやかさも、なにがしかの人生の機微に触れているようで、読後感は爽やかです。
短篇集なので、ちょっとした時間に読むにはうってつけかもしれません。挿画も、軽妙なペンタッチでとてもいいですね。
2005年10月20日に日本でレビュー済み
ミステリには、部屋からほとんど出ず伝聞だけで事件の謎を解いてしまう「安楽椅子探偵」というジャンルがあるが、これは意識と会話能力を持った安楽椅子そのものが謎を解いていく中篇集。ワトソン役は小学校5年生の男女二人。名作「ふたりのイーダ」を連想する人もいるだろうが、こっちは歩けない。
アーチーと名づけられた安楽椅子は老人風のキャラクターを持った骨董品で、子供たちとの掛け合いが実に滋味あふれて愉しい。謎解きが少し屁理屈っぽい独断なのも定石どおりだ。子供が主役なこともあって基本的には「日常の謎」でまとめられているが、最終話はアーチー自身の謎を絡め突如スケールアップ。「変装」までして外にお出ましになる安楽椅子が何とも可笑しい。エンディングも爽やか。
子供が読みやすいように書かれているわけではないが、いわば大人のための児童文学として独特の味わいを楽しんで欲しい。
アーチーと名づけられた安楽椅子は老人風のキャラクターを持った骨董品で、子供たちとの掛け合いが実に滋味あふれて愉しい。謎解きが少し屁理屈っぽい独断なのも定石どおりだ。子供が主役なこともあって基本的には「日常の謎」でまとめられているが、最終話はアーチー自身の謎を絡め突如スケールアップ。「変装」までして外にお出ましになる安楽椅子が何とも可笑しい。エンディングも爽やか。
子供が読みやすいように書かれているわけではないが、いわば大人のための児童文学として独特の味わいを楽しんで欲しい。
2003年10月27日に日本でレビュー済み
シャーロック・ホームズ以来、アームチェア・デティクティヴの世界には様々な名探偵が登場してきた。ホームズとそのライバルたちと銘打ってシリーズで翻訳されたものもあるくらい、名探偵が綺羅星のように集うこのテーマに、新たな新星がひとつ!
正真正銘、本物の安楽椅子探偵、これこそエスプリの粋を極めた探偵といわずしてなんだろう。
だって、口を利く安楽椅子、ご本人こそが探偵なんだから。戦前の上海で使われていたらしい骨董物の緑のビロードのシート。その素性もなぞにみち、自らのルーツ探しをしたがっている椅子は、小学5年の衛くんが、誕生日のプレゼントにゲーム機を買っていいよとお母さんに言われて、もらった2万8千円でアンティークショップで買ってきたもの。
ジャンル的にはジュブナイルだけど、筋金入りのミステリファンには、息抜きに喜んでもらえるものに仕上がっている。
僕的には、北村薫の名作「空飛ぶ馬」を思い浮かべてしまった。
正真正銘、本物の安楽椅子探偵、これこそエスプリの粋を極めた探偵といわずしてなんだろう。
だって、口を利く安楽椅子、ご本人こそが探偵なんだから。戦前の上海で使われていたらしい骨董物の緑のビロードのシート。その素性もなぞにみち、自らのルーツ探しをしたがっている椅子は、小学5年の衛くんが、誕生日のプレゼントにゲーム機を買っていいよとお母さんに言われて、もらった2万8千円でアンティークショップで買ってきたもの。
ジャンル的にはジュブナイルだけど、筋金入りのミステリファンには、息抜きに喜んでもらえるものに仕上がっている。
僕的には、北村薫の名作「空飛ぶ馬」を思い浮かべてしまった。