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クトゥルー神話全書 (キイ・ライブラリー) 単行本 – 2011/1/27

4.9 5つ星のうち4.9 6個の評価

H・P・ラヴクラフトの生涯を追いつつ、その代名詞ともなったクトゥルー神話大系を詳細に紹介。詳細な神話大系リスト、発音比較表を付す。高名な研究書、ついに邦訳なる。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2011/1/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/1/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 290ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4488015298
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488015299
  • カスタマーレビュー:
    4.9 5つ星のうち4.9 6個の評価

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リン・カ−タ−
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上位レビュー、対象国: 日本

2011年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1972年にリン・カーターによって書かれた、クトゥルー神話とそれを生み出した作家達の活躍や交流を生き生きと綴った一冊。

私はこれまでに、創元推理文庫の『ラヴクラフト全集』、青心社の『クトゥルー』シリーズを全巻、そして『定本ラヴクラフト全集』、『真ク・リトル・リトル神話大系』の一部、それから数冊のガイドブック類を読んできている。これだけ読めば一応「ファン」を自称しても罰は当たらないだろうが、本格的な「マニア」にはまだまだだ。これまで読んだ本やそれについた解説によって、主要なクトゥルー作家たちの名前は一応知ってはいるものの、それ以上詳しいことは断片的にしか知らなかった。この本はそんな私のクトゥルー神話の背景に関する知識に、がっしりとした一本の背骨を通してくれたように思う。とても有意義で、実りある読書をさせてもらった。

だがこの本はそういう「情報」だけの本ではない。名だたるクトゥルー作家の一員でもあるリン・カーターの、クトゥルー神話への熱い思いが、この一冊には込められている。この本の真の魅力は、価値ある情報や興味深いエピソードの数々よりも、むしろその熱い思いにある。そしてそれが、この本を読むという行為を、限りなく楽しいものにしている。

カーターはクトゥルー神話の始祖であるラヴクラフトの評伝に、その内容の三分の二ほどを割いている。そしてそこには、彼が自作の売込みに不熱心であったこと、文通に多くの時間を費やして執筆する時間を減らしたことなどが、批判めいた口調で何度も繰り返されている。しかしそれは本当の批判ではない。「どうしてその素晴らしい才能を世に問わないのだ」「どうしてもっと書いてくれなかったのだ」…という、彼を心底敬愛している者だからこそつい口に出る「恨み節」なのだ。そしてその気持ちは私にもよくわかる。なぜならそれこそが「ファン心理」というものだから。解説でも指摘してあることだが、リン・カーターはまぎれもなく、熱烈な「一ファン」としてこの本を書いているのだ。その真摯な思いは、単なる評伝や資料、解説の域を超えて、こちらの胸にも熱く伝わってくる。有意義であるばかりではなく、ほんとうに「いい本」を読んだ…最後のページを閉じた時、私の心に残ったのはそういう感慨だった。

それからもう一つ触れておきたいのは、訳者註、監訳者註の的確さだ。この本の出版後に明らかになったこと、リン・カーターがうっかり忘れたり間違ったりしている細かな事実について、その都度すかさず、詳細で簡潔な註が入る。そしてそれらはカーター自身による原註とともに当該箇所の近くに配置されていて、読者はそうした細かな瑕疵を読みながらすぐに訂正、補完できる。私のような者が安心・信頼を感じながら読み進められる、とてもありがたい配慮だ。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リン・カーターに依るクトゥルー神話研究の古典。冒頭に著者に依る新世代作家への献辞があるが、最初の二人ラムジー・キャンベルとブライアン・ラムレイが今や長老格の作家である事を考えると隔世の感がある。
クトゥルー神話作品の基準を何とか定めようとする著者の苦労が読んでいてよく判る・・・だが、無理せず何でもアリで良いのでは・・・と想うのだが。

本書は、ダーレスの死後に書かれたのだと想っていたが、執筆中、ダーレスに見て貰っていたとは知らなかった。もっとも途中でダーレスが亡くなってしまったのだそうだが・・・
兎に角、クトゥルー神話がせ神話大系として成立していく過程についての解説書として充分に読み応えがある。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クトゥルー神話はその草創期においてさえラヴクラフト一人のものではなかった―本書はこのことにあらためて気付かせてくれる一冊である。
ギミックを交換しあうことで作品の世界観を共有しようというラヴクラフトの提案に当初から熱心に加担したクラーク・アシュトン・スミス、ラヴクラフトやスミスの才能にいち早く気付いた『ウィアード・テールズ』初代編集長エドウィン・バード、バードの後を引き継いでラヴクラフトが見出した新たな才能にも発表の場を与え続けたファーンズワース・ライト、ラヴクラフト・サークルの俊才にして没後にその師の作品を観光し続ける一方、クトゥルー神話に(暫定的な)体系を与えたオーガスト・ダーレス、そして本書(原書)を著すことで70年代以降のクトゥルー神話隆盛の礎を築き、さらに実作者として、あるいは出版人として神話世界の充実に貢献したリン・カーター……私たちはラヴクラフトを畏敬するあまり、ともすれば、彼らの業績に対し黙殺や侮蔑、過小評価をもって答えてはいなかったか。思えば、彼らの功績がラヴクラフトの陰に隠れがちなのは彼らが本質的な謙虚さを持っていたからではないだろうか(自己宣伝に走りがちと評されるリン・カーターでさえ!)。本書は私もしばしば犯しがちな忘恩に対し反省を迫る一冊でもある。
そして、カーターが描きだす、ラヴクラフトとそのサークルの面々との心の交わりのなんと美しいことか。ラヴクラフト・サークル内の連絡は主に文通と相互の作品の購読によって行なわれ、ラヴクラフト本人と直接の面識をついに持てなかった者も少なくない。それにも関わらず、彼らは緊密な連携を持ち続けていた。それは現在のSNSやツィッターを思わせるところがある。現代のネットワークはwwwに支えられているが、クトゥルー神話草創期を準備したネットワークはHPLに支えられていたのだ。
この翻訳には訳者・竹岡啓氏によるカーター再評価の一文と観訳者・朝松健氏による本書改題が付されている。それを合わせて読めば、長らく未訳だった本書(原書)が日本にも大きな影響を及ぼしていたことがよくわかる。本書(原書)なかりぜば、私たちは蔭洲升や夜刀浦を訪ねることもニャル子さんやテケリさんルルイエ・ルル様と出会うこともなかったかも知れないのである。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月9日に日本でレビュー済み
先日近所の紀伊国屋を散策していたらこの本を見つけ、読了したのでとりあえず感想を!!!!! 
 内容は、H・P・ラブクラフトの生い立ち、人物形成、背景を描き、クトゥルー神話が如何に形成され、世間に受け入れられ、広がって言ったかを述べています。
 既にご存知だと思いますが、クトゥルー神話とは、かって地球を支配していた旧支配者たちが、再び復権を果たす機会をうかがっていて、それに共通の架空の神々、地名、書物、背景等を絡ませたもので、ラブクラフトの小説を骨格とし、オーガスト・ダーレス等が中心となって肉づけをしたものです。
 私がラブクラフトに最初に出会ったのは、小学校5年生ぐらいですか、創元社のロマン全集ですか、そこでアウトサイダーを読んだのが最初です。次に、早川のダンウィッチの怪ですか。しかし、殆ど翻訳が無いと言う状況で、たまにミステリマガジンの8月号に翻訳される程度でした。しかし、1970年代ですか、米国でラブクラフトがカルト化され、わが国でも紀田、荒俣氏の積極的な後押しもあり、チャールズ・ウォードの奇怪な事件が翻訳され、また、創土社から、暗黒の秘儀が出版され(しかし、なぜか直ぐに絶版?)、雑誌幻想と怪奇が創刊され、その後は、国書刊行会,青心社とつづいて行くのは、良くご存知だと思います。 その記述は、過去何度も孫引き、引用されているので目新しい事は余りありません。しかし、訳者の註がなかなか良くて、原著の間違い等色々指摘しています。
 また、カーターは、我田引水の傾向が強く、何でもかんでも神話に引き込むのはどうかなと思いますし、ラブクラフトをポーやフオークナーに匹敵すると考えているもどうかなと思います。
 最後に、しかし、売れるかどうかもわからないこの様な本を出版していただいて、誠に有難う御座います。願わくば、出版が、もう20年、せめて10年早ければ!!!!!!!
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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