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夢見る黄金地球儀 (ミステリ・フロンティア 38) 単行本 – 2007/10/1

4.1 5つ星のうち4.1 43個の評価

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購入オプションとあわせ買い

首都圏の端っこに位置する桜宮市に突如舞い込んだ1億円。その名も「ふるさと創生基金」。だがその金は黄金をはめ込んだ地球儀に姿を変え、今では寂れた水族館にひっそり置かれているだけとなった――はずだった。が、ある日を境にトラブル招聘体質の男・平沼平介の日常を一変させる厄介の種へと変貌する。
8年ぶりに現れた悪友が言い放つ。「久しぶり。ところでお前、1億円欲しくない?」
かくして黄金地球儀奪取作戦が始動する。二転三転四転する計画、知らぬ間に迫りくる危機。平介は相次ぐ難局を乗り越え、黄金を手にすることが出来るのか。『チーム・バチスタの栄光』の俊英が放つ、驚愕のジェットコースター・ノベル!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2007/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 300ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4488017452
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488017453
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 43個の評価

著者について

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海堂 尊
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1961年千葉県生まれ。医学博士。

第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)にて2006年デビュー。

著書に『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』『ジェネラル・ルージュの伝説』『イノセント・ゲリラの祝祭』、医師の立場から書いた『トリセツ・カラダ カラダ地図を描こう』(以上宝島社)、『極北クレイマー』(朝日新聞出版)、『マドンナ・ヴェルデ』(新潮社)他、多数。『死因不明社会』(講談社)で、第3回科学ジャーナリスト賞受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
43グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2009年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
辛口なレビューがいくつかありますが、非常に面白い作品だと思います。
著者の発表作を発表順に読んで行くと、この作品は辛いものを食べた後の甘いデザートのようなものに思えました。
また、海堂氏の作品群全体をながめるとこの「夢見る〜」は非常に重要な役割を担っていると思います。
なぜなら今回は今までのように病院内で話が展開していくパターンでなく、海堂氏の世界が縦だけでなく横にも広がり始めたきっかけの作品であり、非常に新鮮な印象を受けるからです。
単品として考えてももちろん素晴らしい作品なのですが、海堂ワールドの1つのパーツと考えると更に素晴らしいものであり、十分に星5つに値する作品ではないかと私は思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年2月25日に日本でレビュー済み
「チーム・バチスタ」の海堂尊が医学ミステリーから離れて描く
犯罪サスペンスのコンゲーム。
町工場の息子平介が旧友ガラスのジョーとともに、
黄金地球儀の強奪を企むが、そこにはいろんな伏線が。

医学ミステリーから離れても、舞台はやっぱり桜宮市。
田口・白鳥コンビは出てこないものの、「ナイチンゲール」で
出てきた浜田小夜看護婦と牧村瑞人が「4Sエージェンシー」で
脇を固める。彼らの将来はこうなったんだという感慨も。

すべてを知っているつもりだった平介が、実は何も
知らずに踊らされていただけだったという落ちには
痛快感と驚きも。

海堂尊もマンネリだよなと思いながらも、また今回
最新作を買ってきちゃったのでした。

[...]
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
海堂さんのバチスタシリーズ外作品。ふるさと創世1億円なるばらまき政治の遺産を巡るお話ですが、ここでも悪役は役所、役人です.「まるであいつらはやくざのようだ」と主人公は嘆きますが、まさにそのとおり。官僚は国民から税金を搾り取るだけでなく、規制や法律で縛り付け、手数料だといて金を巻き上げます.極北クレイマーで問題になった「病院機能評価機構」は、医療の質を評価するのではなく(医療そのもの評価は全く行いません)、病院の入れ物が厚生省の通達に従っているかを監査する機関です。なのに、まるで優秀な医療を行っているかのようなお墨付きを与え、手数料に500−1000万近い金を病院へ要求します.病院の質・格を金でかえということですね。非常にあくどい団体なので、ぜひ民主党政権、長妻大臣に廃止していただきたい性悪天下り機関NO.1です。皆さんも「病院機能評価機構の認定を受けました」などと宣伝している病院は、ブランドを金で買っているのだと思ってください.話が脱線しましたが、作品は面白いのですが、やや現実離れしすぎていて、バチスタのファンには抵抗あるかもしれません。それに装丁が文庫や新書レベルでこれで1500円は高すぎます.内容もユーモアミステリですし、新書判800くらいで発行すれば、もっと売れたのではないでしょうか.ナイチンゲールに出てき小夜、瑞人がゲスト出演しています.この辺は海堂作品らしいサービス精神ですね.
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年7月8日に日本でレビュー済み
海堂ワールドの桜宮サーガとよばれるもので、桜宮市の物語のひとつ。
桜宮市の水族館にある「ふるさと創生一億円」の『黄金地球儀』を盗む話だが、計画でも色々、実行でも色々ありとドタバタストーリー。
医学の話ではないけど、面白くて楽しめます。

必ず出てくる、濃いキャラと面白いあだ名。ガラスのジョーは、謎の多いキャラでした。
ナイチンゲールの沈黙の瑞人と小夜が出てきます。
桜宮で発見された新種のボヤ「ボンクラボヤ」と「ウスボンヤリボヤ」は、他の海堂ワールドでもちらっと出てきたりします。なんとも気合いのない名前がまた笑える。
海堂ファンは、こういう所がたまらないのでしょう。
2013年7月22日に日本でレビュー済み
桜宮市を舞台にしたコンゲームものだが、展開がどうにもトントン拍子すぎて終盤まで盛り上がり
どころがなく、軽い文体なので気楽に読めるもののやや退屈
こういう作品で盛り上がりどころの盗みのシーンも警備がザルなこともありあっさり
見所は終盤の真相が二転三転するシーンなのだろうが、どうにも話が細々していて
ミステリとしてそこまで面白いという感じでもない
それなりには楽しめるが、それなり以上ではないというところだろうか
ただシリーズではないのだし、セルフパロディのようなネタの数々はいらなかった
2011年7月10日に日本でレビュー済み
海堂尊作品ですが、医療系ではありませんので、そういう意味で新鮮でした。

ふるさと創生資金を1億円の金に、
その金を使った地球儀が作られる。
その地球儀をどうやって盗み出すか?
警備状況は?
どんなセンサーや防御システムになっているのか?
それほど対した計画もなく、進められます。
途中なんとなく、きっとこうなんだろうなぁ、と先が読めてしまう部分がありますが、最後まで読んで、なかなか良かったという印象です。

「ナイチンゲールの沈黙」に登場する浜田小夜、牧村瑞人が登場するし、「螺鈿迷宮」物語の一部など、「チームバチスタの栄光」シリーズ作品を読んでいると、おお!という感じです。
2020年1月22日に日本でレビュー済み
チーム・バチスタが非常に有名でしたので期待して読み始めましたが、いつ面白くなるのか、もう少し、もう少しと思いながら読み進めましたが、最後まで面白くなることはありませんでした。
正直、こんなにつならない本は初めてです。全くお薦めできません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年3月9日に日本でレビュー済み
『チーム・バチスタの栄光』などで知られる海堂尊さんの作品。

今作の舞台も地方都市、桜宮市なのですが、病院とは関係なく、

ある家族経営の町工場、平沼鉄工所の営業部長・平沼平介が主人公。

8年ぶりに再会した旧友が持ちかけてきた儲け話を聞いてみると、

バブル期にばらまかれた“ふるさと創生事業”の一億円で市が作った黄金地球儀を、

展示場所である水族館から盗み出す計画だった。

途方もないと思われた計画は、警備体制の調査や、自社の重量検知システムを導入していることから、

成功への道すじが見え始めた。

そして黄金地球儀のすり替え作戦は決行される…

天藤真さんの『大誘拐』に近い感じで、ユーモアもありつつ、十分楽しめる作品ですが、

コンゲームとして読むと、ちょっと騙し合いの中身が弱いかなぁ。

キャラ設定も『バチスタ』シリーズより弱い気が…
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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