「世の中のものごとは、見た目どおりとはかぎらない」
ジェフリー・ディーヴァーの言葉だが、ジョーンズ作品にはどれもこの言葉が当てはまる。
作者自身も好んでこの言葉をよく用いている。
このことがわかっているひとは、この本も心の底から楽しめるはずだ。
ただ、清濁併せ飲むことが出来ないひとは、苦手かもしれない。
さて下級マジドのルパートが奮闘するこの作品は、登場人物全てが何かに振り回されながらも、
それぞれの役割を見つけるための物語と言ってもよい。
ナーサリーライムズのひとつである『バビロンまでは何マイル』の調べにのせて、
ハラハラワクワクしながら読んだ。
すさまじく紆余曲折するさまを追いかけて行くと、ちゃんとおさまるところにすとんとハマる。
なぜジョーンズを読み続けるのかと訊かれたら、ニックの言葉を借りてこう答えよう。
「それはもちろん、おもしろそうだったからです。なにが起こるのか知りたかったんです」
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バビロンまでは何マイル (上) (創元ブックランド) 単行本 – 2006/3/22
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
(著),
原島 文世
(翻訳)
魔法管理官ルパートが巻き込まれたのは魔法の国の後継者探しと地球での新人管理官選び。ふたつの世界の難題を同時に抱え込んだルパートの運命は? 宮崎アニメ『ハウルの動く城』原作者がマザーグースの調べにのせて贈るとびきり愉快な物語。
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2006/3/22
- ISBN-104488019412
- ISBN-13978-4488019419
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2006/3/22)
- 発売日 : 2006/3/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 4488019412
- ISBN-13 : 978-4488019419
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,187,884位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,829位こどものSF・ファンタジー
- - 5,297位童話・こどもの文学
- - 13,198位英米文学研究
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2006年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の状態は良好でした。ダイアナ・ウィン・ジョーンズ好きなんで、購入しました。
個人的には、ニックと女の子が主人公の後日談(タイトル忘れちゃった)のほうがより楽しめたかも。
個人的には、ニックと女の子が主人公の後日談(タイトル忘れちゃった)のほうがより楽しめたかも。
2016年6月16日に日本でレビュー済み
もともとこの作家の本とは相性が合わないけれど、こないだハウルの動く城を読んでみて
面白かったので、ついこの本にも手が伸びてしまった。
ひどい。何がひどいって外国人差別がひどい。
英語が拙いことで人格そのものまで否定するような表現が至る所にちりばめられている。
一番恐ろしいのは、おそらく著者は「それが差別である」ことに全く気付いていないということ。
だってそうでしょ?善人であると思い込んでいる読者が感情移入することになるわけだから、視点となる
語り手は善人として、少なくとも理解できる理由づけをしたうえで、善意の人として行動するものである。
それが、英語の苦手なフィンランド人をアンドロイド扱いするわ、会話する努力をしている外国人たちには
まるでサルにでも話しかけられたように対応するわ…。
正直、アンドロイド側になるしかない日本人としては、また往々にしてヨーロッパ系の
傲岸さにさらされてきた身としては、不快感で最後まで読めたものではない。
面白かったので、ついこの本にも手が伸びてしまった。
ひどい。何がひどいって外国人差別がひどい。
英語が拙いことで人格そのものまで否定するような表現が至る所にちりばめられている。
一番恐ろしいのは、おそらく著者は「それが差別である」ことに全く気付いていないということ。
だってそうでしょ?善人であると思い込んでいる読者が感情移入することになるわけだから、視点となる
語り手は善人として、少なくとも理解できる理由づけをしたうえで、善意の人として行動するものである。
それが、英語の苦手なフィンランド人をアンドロイド扱いするわ、会話する努力をしている外国人たちには
まるでサルにでも話しかけられたように対応するわ…。
正直、アンドロイド側になるしかない日本人としては、また往々にしてヨーロッパ系の
傲岸さにさらされてきた身としては、不快感で最後まで読めたものではない。
2020年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このお話がとても大好きで、廃版になってしまったようなのでこちらで中古品を購入しました。
とてもキレイでした。
花の魔法〜と合わせてファンタジー好きの皆さんにお薦めしたい本です。
とてもキレイでした。
花の魔法〜と合わせてファンタジー好きの皆さんにお薦めしたい本です。