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七つの海を照らす星 単行本 – 2008/10/1

4.1 5つ星のうち4.1 41個の評価

【第18回鮎川哲也賞受賞作】
様々な事情から、家庭では暮らせない子どもたちが生活する児童養護施設「七海学園」。ここでは「学園七不思議」と称される怪異が生徒たちの間で言い伝えられ、今でも学園で起きる新たな事件に不可思議な謎を投げかけていた。

孤独な少女の心を支える"死から蘇った先輩"。非常階段の行き止まりから、夏の幻のように消えた新入生。女の子が六人揃うと、いるはずのない"七人目"が囁く暗闇のトンネル……七人の少女をめぐるそれぞれの謎は、"真実"の糸によってつながり、美しい円環を描いて、希望の物語となる。

繊細な技巧が紡ぐ短編群が「大きな物語」を創り上げる、第18回鮎川哲也賞受賞作。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2008/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 308ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4488024378
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488024376
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 41個の評価

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七河 迦南
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カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
41グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一つ一つが読み応え十分の連作短編集だ。
完成度が高い、洗練されたミステリー。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章は癖がなく綺麗です。

児童養護施設を舞台とした、児童養護施設という特徴をふんだんに利用したミステリが書かれているため新鮮な気持ちで読み進めることができます。

この作品の構成は、とある既存作品の構成をオマージュして書かれているそうで、私はどちらも読んだのですが、こちらの方が最後まで驚きっぱなしで楽しく読むことができました。

ただ、イマイチ光るものに欠けている気がします。
「面白い」作品ではあるのですが、どうも「すごく面白い」作品には昇華できない。
そんな、なんとなく惜しい作品ではありますが、自信をもって人に薦められる小説であることは確かです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年2月9日に日本でレビュー済み
ハートフルでヘビイで青春で社会派な、児童養護施設で起こる日常の謎?であります。
2008年鮎川哲也賞の受賞作……なので、ちょうど十年前の刊行物ということに(!)。とはいえ、無戸籍児童をはじめ、本書で取り上げられた問題の数々は現在においても決して解決しておらず、むしろ時事を先取りしているような。
舞台となる「七海学園」は「学園」は「学園」でも、幼児から高校生までが居住する児童養護施設。青春ミステリ、学園ミステリ的な味わいはあるんですが、入所者にまつわる事件は必然的に重い問題を抱えてくることに。それにしても著者はよくもここまで児童福祉の諸制度や問題について調べ上げたものだとただただ感心するばかり。ありがちな社会派に見られがちな、問題意識をガンガン前面に押し出しつつ、実態はにわか勉強と思い込みで書いているんじゃないかといった不自然さは感じられなかったです。それとも……もしかして本職はそちら方面の方?
謎解きそのものはむしろシンプルで、目を瞠らされる大トリックはございませんが、繊細な物語の中に巧緻かつ周到に伏線を張り巡らしたプロットがまことに見事な出来栄え。ただ、巻末エピソードは各話で不明のまま終わった出来事を拾い上げ、共通する物語を語ってみせるという連作ミステリのお約束が展開されるのですが、ここはよくやったと拍手するか、作り過ぎだと感じるか、読者によって判断が分かれるところかも。
いままで読んだ鮎川哲也賞受賞作の中では最もハイクオリティな一冊でした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編一つひとつの謎解きについては先が読めちゃったところもいくつかあったけど、最終章で明かされる答えには素直に驚かされました!
ラストの「これがミステリ小説だったら〜」ってところにも思わずニヤリ。
何より、物語の根底に流れる著者の温かいまなざし、哲学が素敵でした。

アルバトロスも読まなくては!
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月16日に日本でレビュー済み
この小説に出会えて良かった、と
思えるほど良かったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
総ての短編を読むと1つの真相が理解出来る構成は素晴らしい作品です。

それぞれの海を照らす星。

メッセージも良いと思います。
ただ文章が読み難い。単行本でも上下二段で更に文体も硬いので読み難いのですよ。

児童施設の舞台は取材の元執筆されているのかわかりませんが、児童施設で心に闇を持った子供達に向き合う職員の悩みなどもリアルに伝わって来ます。

全体的に物語が暗いのは仕方ないのですが、とにかく読み難い。

ミステリーとしての伏線も稚拙に思いました。また個人的にホームズ役の事件を解決する壮年の男性に全く共感が持てないので読むのが苦痛でした。

子供達へのメッセージは良いのに読むのが苦痛な作品で残念でした。
2015年4月4日に日本でレビュー済み
前に読んでいたミステリを、そのことを忘れ、うっかり再読することがある。完全に覚えているわけではないので、そのまま続けることが多い。ただ、その場合、ほぼ前半で気付くのだが、本作の場合、7作の連作中の第6話まで確信できなかった(後で調べると、最初に読んだのは2010年だった)。少なくとも第1話では全く気付かず、疑いを抱いたのは第4話になってから。これほど見事に忘れてしまうことは過去にない。もちろん、評者の年齢が原因かもしれないが、それぞれの話だけでなく、謎解き役を務める海王さんにインパクトが欠けていることも、大きな要因だと思える。

ただし、全体の構成や読後感はいい。特に、舞台となった児童養護施設の子どもたちに向ける暖かい視線が素晴らしい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年10月20日に日本でレビュー済み
日常の謎系本格ミステリーですが、そんなことはどうでもよろしい。
とにかく面白かったです。自信を持って人に薦められます。
本格につきものの嘘臭さは、すくなくとも私には感じられませんでした。
人を描こうという著者の意志を感じました。
この著者は買いです。是非とも多くの人に読んで貰いたいです。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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