片山若子さんの表紙につられてジャケ買いしました。
いわゆるユーモアミステリというジャンルの短編集です。
「Aカップの男たち」が秀逸で、大爆笑でした。
その他の作品も、気楽に楽しめる物が揃っています。
若干、「推理クイズ教本」というようなテイストで物語が希薄なのが若干気になりますが、面白かったです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
こめぐら (倉知淳作品集) 単行本 – 2010/9/29
倉知 淳
(著)
Aカップの男たち,真犯人を探せ(仮題) 他
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2010/9/29
- ISBN-104488024602
- ISBN-13978-4488024604
登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2010/9/29)
- 発売日 : 2010/9/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4488024602
- ISBN-13 : 978-4488024604
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年7月17日に日本でレビュー済み
『なぎなた』と2冊同時刊行された短編集の一冊。
「Aカップの男たち」「真犯人を探せ(仮題)」「さむらい探偵血風録」「偏在」「どうぶつの森殺人(獣?)事件」「毒と饗宴の殺人」の6篇が収められている。いずれも独立したミステリ。
どれも工夫のある物語で楽しい。ブラジャー趣味の男たちを描いたり、時代劇をメタ的にミステリ化したり、ラジオドラマ仕立てにしたり。
ただ、ミステリとしてはどれも肩透かしだ。かなり物足りない。
ちなみに、「毒と饗宴の殺人」は猫丸先輩もの。
「Aカップの男たち」「真犯人を探せ(仮題)」「さむらい探偵血風録」「偏在」「どうぶつの森殺人(獣?)事件」「毒と饗宴の殺人」の6篇が収められている。いずれも独立したミステリ。
どれも工夫のある物語で楽しい。ブラジャー趣味の男たちを描いたり、時代劇をメタ的にミステリ化したり、ラジオドラマ仕立てにしたり。
ただ、ミステリとしてはどれも肩透かしだ。かなり物足りない。
ちなみに、「毒と饗宴の殺人」は猫丸先輩もの。
2010年10月31日に日本でレビュー済み
期待通り、楽しめました。
ネット上の某所で話題だった短編「Aカップの男たち」(傑作!爆笑)目当てにまずこっちを買いましたが、
近々「なぎなた」も読みまーす。ボートラの猫丸先輩モノを読んだ感想は、やっぱりキャラ的に短編が似合うな、ということでした。
現在のところ彼が登場する唯一の長編「過ぎゆく風はみどり色」は読後に味わえるカタルシスに満ちた名作ですが、
肝心の猫丸が要所要所でチラッとしか出てこないあたりがその辺を如実に物語ってると思います。
まーどんな形であれ、倉知さんにはまた「星降り山荘の殺人」のようなド本格を書いてもらって読者をアッと言わせて欲しいものです。冷蔵庫が空になる前に・・・。
ネット上の某所で話題だった短編「Aカップの男たち」(傑作!爆笑)目当てにまずこっちを買いましたが、
近々「なぎなた」も読みまーす。ボートラの猫丸先輩モノを読んだ感想は、やっぱりキャラ的に短編が似合うな、ということでした。
現在のところ彼が登場する唯一の長編「過ぎゆく風はみどり色」は読後に味わえるカタルシスに満ちた名作ですが、
肝心の猫丸が要所要所でチラッとしか出てこないあたりがその辺を如実に物語ってると思います。
まーどんな形であれ、倉知さんにはまた「星降り山荘の殺人」のようなド本格を書いてもらって読者をアッと言わせて欲しいものです。冷蔵庫が空になる前に・・・。
2010年12月3日に日本でレビュー済み
今やシリーズキャラクター<猫丸先輩>を擁して、“日常の謎”派を代表する本格パズラー、倉知淳。本書は、’94年の本格的作家デビュー以来16年の間に書かれた彼の単行本未収録作品を集めた、ファン垂涎・必携の短編集。姉妹編『なぎなた』と2冊同時刊行。
本書『こめぐら』は、’95年から’10年の間に各雑誌に掲載された5編と、ボーナス・トラックとして’97年発表でもちろん単行本未収録の<猫丸先輩>ものの1編からなっている。
「Aカップの男たち」(’09年):モチーフとなるテーマを“鍵”と指定され書かれた作品だが、それが倉知淳の手にかかると、なんかキモい男たちの密やかなオフ会を舞台にしたとんでもないお話になる。
「『真犯人を探せ(仮題)』」(’95年):在京ラジオ局の中でも最小最弱の大東京ラジオの番組企画「犯人当て懸賞ラジオ推理劇場」に秘めたディレクターの思惑。
「さむらい探偵血風録 風雲立志編」(’95年):時代劇の定番を徹底的にパロった本書収録作品中で一番のケッサク。
「偏在」(’10年):先祖伝来の不死の呪法に取り憑かれた男の荒唐無稽な結末。
「犯人(獣?)当て・非本格推理童話 どうぶつの森殺人(獣?)事件」(’06年):擬人化された動物たちがくりひろげる推理劇。結末よりその過程の特徴的な動物たちの描かれ方が面白い。
「毒と饗宴の殺人」(’97年):<猫丸先輩>が登場。彼にしては珍しく殺人事件を解決する。
本書『こめぐら』は姉妹編『なぎなた』に比べて、人を喰ったようなバカバカしさに満ちており、抱腹絶倒間違いなしである。
本書『こめぐら』は、’95年から’10年の間に各雑誌に掲載された5編と、ボーナス・トラックとして’97年発表でもちろん単行本未収録の<猫丸先輩>ものの1編からなっている。
「Aカップの男たち」(’09年):モチーフとなるテーマを“鍵”と指定され書かれた作品だが、それが倉知淳の手にかかると、なんかキモい男たちの密やかなオフ会を舞台にしたとんでもないお話になる。
「『真犯人を探せ(仮題)』」(’95年):在京ラジオ局の中でも最小最弱の大東京ラジオの番組企画「犯人当て懸賞ラジオ推理劇場」に秘めたディレクターの思惑。
「さむらい探偵血風録 風雲立志編」(’95年):時代劇の定番を徹底的にパロった本書収録作品中で一番のケッサク。
「偏在」(’10年):先祖伝来の不死の呪法に取り憑かれた男の荒唐無稽な結末。
「犯人(獣?)当て・非本格推理童話 どうぶつの森殺人(獣?)事件」(’06年):擬人化された動物たちがくりひろげる推理劇。結末よりその過程の特徴的な動物たちの描かれ方が面白い。
「毒と饗宴の殺人」(’97年):<猫丸先輩>が登場。彼にしては珍しく殺人事件を解決する。
本書『こめぐら』は姉妹編『なぎなた』に比べて、人を喰ったようなバカバカしさに満ちており、抱腹絶倒間違いなしである。