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平台がおまちかね (創元クライム・クラブ) 単行本 – 2008/6/1
大崎 梢
(著)
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2008/6/1
- ISBN-104488025285
- ISBN-13978-4488025281
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2008/6/1)
- 発売日 : 2008/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 260ページ
- ISBN-10 : 4488025285
- ISBN-13 : 978-4488025281
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,168,440位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本屋さんとその近辺に多い本が好きな人にお勧め、「あるある」がいっぱいです。
2008年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大崎梢といえば書店員を主人公にしたシリーズがあるが、
本書はそれに関連し、同じ出版が業界の中で、
出版社の営業マンを主人公にすえている。
舞台を変えても同じ本に纏わるミステリ。
やっぱり本好きにはたまらない物語に仕上がっています。
本好きは本に纏わる本も好きというのが定説ですが、
やっぱり本書もそういう本好きに勧めたい一冊です。
本書はそれに関連し、同じ出版が業界の中で、
出版社の営業マンを主人公にすえている。
舞台を変えても同じ本に纏わるミステリ。
やっぱり本好きにはたまらない物語に仕上がっています。
本好きは本に纏わる本も好きというのが定説ですが、
やっぱり本書もそういう本好きに勧めたい一冊です。
2008年11月17日に日本でレビュー済み
今度は、出版社の新人営業マン、井辻君が主人公。
やはり、本に関するミステリー仕立てで、大崎さんのこだわりが嬉しい。
書店を回る日々のなかで、井辻君が出会うちいさな謎が五編。
ちょっと理が勝ちすぎている感じの話もあったけれど、
私たちがよく知っていて、読んだ人も多いはずの本が実名で
たくさん出てくるのも楽しい。
各出版社の営業マンたちのキャラクターもとりどりで、井辻君が彼らに助けられたり
ハッパをかけられたりのやりとりも軽妙だ。
「平台がおまちかね」に出てくる二冊は実在しないようで、それだけに興味がそそられる。
「絵本の神さま」に描かれた書店の内情と、看板にまつわる人の思いには
心打たれた。
読みながら反省もしきり。
本は本屋さんで買いたいとは思うのだが、ついつい便利さにかまけて
ネット書店で購入してしまう私。
井辻君の趣味が、不思議なのだ。今作品では物語にうまくはまっていないけれど、
今後、きっちり絡んでくるのかもしれない。
(柴田よしきさんの『やってられない月曜日』などは、主人公の趣味がばっちり
ストーリーに入りこんでいて、すんなり理解できたけど。)
そして、成風堂シリーズのあの人が、ちらっと登場していて、
この先、もしかして……と期待しています。
やはり、本に関するミステリー仕立てで、大崎さんのこだわりが嬉しい。
書店を回る日々のなかで、井辻君が出会うちいさな謎が五編。
ちょっと理が勝ちすぎている感じの話もあったけれど、
私たちがよく知っていて、読んだ人も多いはずの本が実名で
たくさん出てくるのも楽しい。
各出版社の営業マンたちのキャラクターもとりどりで、井辻君が彼らに助けられたり
ハッパをかけられたりのやりとりも軽妙だ。
「平台がおまちかね」に出てくる二冊は実在しないようで、それだけに興味がそそられる。
「絵本の神さま」に描かれた書店の内情と、看板にまつわる人の思いには
心打たれた。
読みながら反省もしきり。
本は本屋さんで買いたいとは思うのだが、ついつい便利さにかまけて
ネット書店で購入してしまう私。
井辻君の趣味が、不思議なのだ。今作品では物語にうまくはまっていないけれど、
今後、きっちり絡んでくるのかもしれない。
(柴田よしきさんの『やってられない月曜日』などは、主人公の趣味がばっちり
ストーリーに入りこんでいて、すんなり理解できたけど。)
そして、成風堂シリーズのあの人が、ちらっと登場していて、
この先、もしかして……と期待しています。
2013年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大崎さんの本は『配達赤ずきん』から気に入って読んでいます。本好き、ミステリ好きなら、ぜひ。
2012年12月19日に日本でレビュー済み
2008年に出た単行本の文庫化。
出版者の営業担当を主人公としたミステリで、5本の短編が収められている。
ほとんど実態の知られていない営業担当の仕事がつぶさに取り上げられており、とてもおもしろかった。その世界独特の仕事の方法、楽しみ、つらさなどが実感をもって描かれている。
ストーリーの作り方もとても巧みで引き込まれる。読んでいてとても楽しい作品だ。
しかし、ミステリとしてはイマイチ。ひねりがないし、楽屋落ち的なものも多くてガッカリさせられた。
同じギャグを何度も繰り返すのもちょっと。
成風堂書店のあのひともチラッとだけ登場する。
出版者の営業担当を主人公としたミステリで、5本の短編が収められている。
ほとんど実態の知られていない営業担当の仕事がつぶさに取り上げられており、とてもおもしろかった。その世界独特の仕事の方法、楽しみ、つらさなどが実感をもって描かれている。
ストーリーの作り方もとても巧みで引き込まれる。読んでいてとても楽しい作品だ。
しかし、ミステリとしてはイマイチ。ひねりがないし、楽屋落ち的なものも多くてガッカリさせられた。
同じギャグを何度も繰り返すのもちょっと。
成風堂書店のあのひともチラッとだけ登場する。
2013年6月20日に日本でレビュー済み
大学時代にバイトしていた中堅出版社にそのまま就職し、
営業になった井辻智紀の奮闘を、日常の謎を織り交ぜて描いた連作短編。
直接的な関わりはないものの、『成風堂書店事件メモ』シリーズと同じ世界観であることが暗喩されている。
当然実際の出版社営業の仕事ぶりは、他社との横のつながりはあれど、
もう少し淡々としたものだろうし、本作がフィクションであることは忘れてはならないが、
本作を通じ、一般の客があまり知る事の無い出版社の営業が何をやっているのかを
窺い知ることができる。具体的には
モチベーションを失った妙齢の書店員と、原因を探ろうとする智紀以下各社の営業たち。
出版社主催の賞にはどんな人が集まり、どのように進行するのか。そして受賞者に賞を
授与する以外に存在する意味とは何か。また、賞に入賞したからと言って必ずしも
デビューできるとは限らないし、デビューして所謂『ワナビ』から作家になれたとしても
順風満帆にキャリアを積めるわけではないという厳しい現実。
ある地方の小さな書店の閉店と絵本作家の忸怩たる思い。
大手書店の一店舗が主催した、出版社営業が他社の作品をリコメンドするフェアで起きた、
平台の並べ替えに含まれたメッセージとは?
などといったストーリーが展開されている。
世の中には大小さまざまな書店が存在するが、似たような大規模書店でも
得意な分野とそうでないものがあり、ビジネス書や「これは誰が買うんだろう?」と
思ってしまう(しかし必要な人には宝の山である)資料文献に強い八重洲ブックセンター、
雑誌に強いブックファースト、サブカルチャーに強いリブロ、ターミナル駅から
少し離れた場所にすべてのジャンルを万遍無く揃えるジュンク堂、
同じ紀伊國屋書店でも新宿の2店は漫画やライトノベルが充実している一方、
渋谷店はそうでも無かったりと千差万別で、小生も目的に合わせてこれらの書店を
使い分けているが(もちろん、一般書店に置かれてなさそうな本が急に必要になったときは
Amazon.co.jpも使う)、その陰には客の琴線に触れる店舗づくりをするべく動いている
書店員のみなさんの努力とセンス、そして出版社営業の提案力が存在することを忘れてはならない。
営業になった井辻智紀の奮闘を、日常の謎を織り交ぜて描いた連作短編。
直接的な関わりはないものの、『成風堂書店事件メモ』シリーズと同じ世界観であることが暗喩されている。
当然実際の出版社営業の仕事ぶりは、他社との横のつながりはあれど、
もう少し淡々としたものだろうし、本作がフィクションであることは忘れてはならないが、
本作を通じ、一般の客があまり知る事の無い出版社の営業が何をやっているのかを
窺い知ることができる。具体的には
モチベーションを失った妙齢の書店員と、原因を探ろうとする智紀以下各社の営業たち。
出版社主催の賞にはどんな人が集まり、どのように進行するのか。そして受賞者に賞を
授与する以外に存在する意味とは何か。また、賞に入賞したからと言って必ずしも
デビューできるとは限らないし、デビューして所謂『ワナビ』から作家になれたとしても
順風満帆にキャリアを積めるわけではないという厳しい現実。
ある地方の小さな書店の閉店と絵本作家の忸怩たる思い。
大手書店の一店舗が主催した、出版社営業が他社の作品をリコメンドするフェアで起きた、
平台の並べ替えに含まれたメッセージとは?
などといったストーリーが展開されている。
世の中には大小さまざまな書店が存在するが、似たような大規模書店でも
得意な分野とそうでないものがあり、ビジネス書や「これは誰が買うんだろう?」と
思ってしまう(しかし必要な人には宝の山である)資料文献に強い八重洲ブックセンター、
雑誌に強いブックファースト、サブカルチャーに強いリブロ、ターミナル駅から
少し離れた場所にすべてのジャンルを万遍無く揃えるジュンク堂、
同じ紀伊國屋書店でも新宿の2店は漫画やライトノベルが充実している一方、
渋谷店はそうでも無かったりと千差万別で、小生も目的に合わせてこれらの書店を
使い分けているが(もちろん、一般書店に置かれてなさそうな本が急に必要になったときは
Amazon.co.jpも使う)、その陰には客の琴線に触れる店舗づくりをするべく動いている
書店員のみなさんの努力とセンス、そして出版社営業の提案力が存在することを忘れてはならない。
2015年3月25日に日本でレビュー済み
出版社の営業を主人公とした作品で、仕事を通じておこる事件を解決してゆきます。本屋には、本があってあたりまえだと思っていましたが、そこにいたる、出版社や書店での仕事が書かれていてよかったです。短編で五作収録されているのですが、短編作の-ときめきポップスター-では著者の成風堂シリーズの登場人物が間接的に描かれていておっと、思ってしまいました。面白かったです。
2012年9月16日に日本でレビュー済み
中堅出版社明林書房の新人営業マン・井辻智紀は今日も書店廻り中。
平台に陳列される書籍は大手出版社には敵わない。
そんな中、以前に取り引きが途絶えてしまった書店の一角が自社の本で独占している状況に出くわす。
奇跡のような出来事に感動した井辻は、書店の店主に話しかけるが……
元書店員の著者の作品。デビュー作「配達あかずきん」から続く『成風堂書店事件メモ』シリーズは書店員からの視点だったが、今作は出版社の営業からの視点で、書店等に発生する「日常の謎」を描く連作短編ミステリ。
収録された5編ともちょっといじられキャラの主人公・井辻のあまり押しの強くない探偵役が好印象。
自社本の特集を組んでくれている書店で、店長に感動を伝えようとしたらなぜか冷たくあしらわれる表題作「平台がおまちかね」。
書店の出来る女性店員が悩んでいるのはなぜか?「マドンナの憂鬱な棚」
文学賞の贈呈式に受賞者がやってこない「贈呈式で会いましょう」
地方の閉店してしまった本屋の看板に描かれていたノンタン、ババール、ジョージ、ハリー。町の書店の苦境と、絵本が繋ぐ心「絵本の神様」
書店の企画でライバル出版社と競っている中、書籍の位置が何故か動く「ときめきのポップスター」
どの作品も優しい書き口で好きですが、導入としては素晴らしい「平台がおまちかね」、他シリーズとのリンクをすっと入れてきている「ときめきのポップスター」は見事だと思います。
個人的には「絵本の神様」が一番。町の書店が潰れていって大型書店ばかりになっている現状を重くなりすぎないように描きながら、人の繋がりを大事にした素敵な一篇です。
あー、おもしろかった。
続編を読まなきゃ。
平台に陳列される書籍は大手出版社には敵わない。
そんな中、以前に取り引きが途絶えてしまった書店の一角が自社の本で独占している状況に出くわす。
奇跡のような出来事に感動した井辻は、書店の店主に話しかけるが……
元書店員の著者の作品。デビュー作「配達あかずきん」から続く『成風堂書店事件メモ』シリーズは書店員からの視点だったが、今作は出版社の営業からの視点で、書店等に発生する「日常の謎」を描く連作短編ミステリ。
収録された5編ともちょっといじられキャラの主人公・井辻のあまり押しの強くない探偵役が好印象。
自社本の特集を組んでくれている書店で、店長に感動を伝えようとしたらなぜか冷たくあしらわれる表題作「平台がおまちかね」。
書店の出来る女性店員が悩んでいるのはなぜか?「マドンナの憂鬱な棚」
文学賞の贈呈式に受賞者がやってこない「贈呈式で会いましょう」
地方の閉店してしまった本屋の看板に描かれていたノンタン、ババール、ジョージ、ハリー。町の書店の苦境と、絵本が繋ぐ心「絵本の神様」
書店の企画でライバル出版社と競っている中、書籍の位置が何故か動く「ときめきのポップスター」
どの作品も優しい書き口で好きですが、導入としては素晴らしい「平台がおまちかね」、他シリーズとのリンクをすっと入れてきている「ときめきのポップスター」は見事だと思います。
個人的には「絵本の神様」が一番。町の書店が潰れていって大型書店ばかりになっている現状を重くなりすぎないように描きながら、人の繋がりを大事にした素敵な一篇です。
あー、おもしろかった。
続編を読まなきゃ。