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背表紙は歌う (創元クライム・クラブ) 単行本 – 2010/9/11
大崎 梢
(著)
地方の書店の動向をなぜか必要以上に気にする営業マン、訪問予定の作家を気にする曰くありげな書店員……。愉快な他社の営業マンたちに助けられながらも、出版社営業の新人・井辻智紀は奮闘する。《出版社営業・井辻智紀の業務日誌》第二弾!
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2010/9/11
- ISBN-104488025366
- ISBN-13978-4488025366
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2010/9/11)
- 発売日 : 2010/9/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4488025366
- ISBN-13 : 978-4488025366
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,317,954位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の1冊目は読了済みだったのですが2冊を買い忘れていてあわてて購入しました。
2018年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
出版業界や書店の、苦労やら努力やら自然と分かる。本屋さんは街になくてはならないのだと思う
2015年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わゆる人の死なないミステリー。
連作で、今回の中で好きだったのは、総タイトルにもなっている「背表紙は歌う」。
書店店長の元旦那さんはお調子者で困った人なのだろうけど、愛はあるのだなあ、と、なんとなく暖かくなる話。
でもしくじるのが人間。
良い環境には、つい慣れちゃうんだよねえ。
そして、東々賞の話。
え、そこで切るの。
それは確かに、お題となる謎は解かれたけど。
気になるじゃないですか。ねえ。
連作で、今回の中で好きだったのは、総タイトルにもなっている「背表紙は歌う」。
書店店長の元旦那さんはお調子者で困った人なのだろうけど、愛はあるのだなあ、と、なんとなく暖かくなる話。
でもしくじるのが人間。
良い環境には、つい慣れちゃうんだよねえ。
そして、東々賞の話。
え、そこで切るの。
それは確かに、お題となる謎は解かれたけど。
気になるじゃないですか。ねえ。
2021年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単純におもしろい
謎が解けた後、すっきりします。
シリーズ続けていってほしい。
謎が解けた後、すっきりします。
シリーズ続けていってほしい。
2015年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
成風堂の多絵ちゃんとの出会いと掛け合いのエピソードを作ってほしい。
2013年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『平台がおまちかね』に続く、中堅出版社営業・井辻智紀の奮闘を、
日常の謎を織り交ぜて描いた連作短編。
日本著者販促センターのWebサイトによれば、日本では一日に400点の新刊が発行され、
ベストセラーや定番があるので一概には言えないが、計算上、蔵書10,000冊の店舗では
1ヶ月ですべての本が入れ替わるという。『ビターな挑戦者』では、出版社営業に辛く
当たる取次が出てくるが、小生も実際のタイトルこそ挙げはしないが
「こんなクソみたいな内容でよくISBNコードを付けて売っているな」と思ってしまう本と
エンカウントしてしまうことがある。活字離れ・出版不況と言われ、出版社も売り上げを
確保すべく多くの本を出版しなきゃいけない事情もあるのだろう。
もしかしたら作中に出てくる、書店員がエッセイを出版するくだりは、
昨今の状況に対するアイロニーなのかも知れない。
『新刊ナイト』は、作家とともに書店を回る営業活動がテーマのおはなし。
以前から、新人作家はどのタイミングで処女小説を出版した会社以外から
本を出すようになるのだろうという素朴な疑問を抱いていたが、
これを読んで納得することができた。
『背表紙は歌う』では、委託営業の女性が気に掛ける新潟の書店がどうして経営不振に
陥ったのかを、安楽椅子探偵よろしく事実関係を整理し始める井辻智紀。
確かに東京以外の書店に行くと、それが千葉や埼玉であったとしても、
その土地ならではの出版物が並んでいることが多いことを思い出した。
『君とぼくの待機会』は、世間的にも大きな影響を与える文学賞の選考を巡り、
受賞作が出来レースで決まっているという流言飛語に振り回される各出版社の営業と
作家たちの姿が描かれている。既に出版されている本がノミネートされていること、
ノミネート作品がエンターテインメント的なタイトルであることから、
作中の「東々征治郎賞」のモデルはおそらく「直木三十五賞」かと。
勝手にノミネートしたくせに、落ちたら落ちたで、作品によっては貶されるものも
存在するわけだから、作家にとってはたまったものではないだろう。
そりゃ、審査員が全員死ぬ話を書いて意趣返しをされるわけである。
『プロモーション・クイズ』は自社の新刊を強力にプッシュする過程で、
作中に答えが無いなぞなぞが存在することに気付いた登場人物たち。
ある書店員があっさりとそれを解いてしまったうえ、追い打ちをかけるように
新たな問題を提供したことで、営業のみならず、編集や他の作家を巻き込んで
いくことに……というおはなし。クロスオーバーをしているのかいないのか、
井辻智紀とあのキャラクターとの距離感と言い、ギリギリの線を狙っているところが絶妙。
日常の謎を織り交ぜて描いた連作短編。
日本著者販促センターのWebサイトによれば、日本では一日に400点の新刊が発行され、
ベストセラーや定番があるので一概には言えないが、計算上、蔵書10,000冊の店舗では
1ヶ月ですべての本が入れ替わるという。『ビターな挑戦者』では、出版社営業に辛く
当たる取次が出てくるが、小生も実際のタイトルこそ挙げはしないが
「こんなクソみたいな内容でよくISBNコードを付けて売っているな」と思ってしまう本と
エンカウントしてしまうことがある。活字離れ・出版不況と言われ、出版社も売り上げを
確保すべく多くの本を出版しなきゃいけない事情もあるのだろう。
もしかしたら作中に出てくる、書店員がエッセイを出版するくだりは、
昨今の状況に対するアイロニーなのかも知れない。
『新刊ナイト』は、作家とともに書店を回る営業活動がテーマのおはなし。
以前から、新人作家はどのタイミングで処女小説を出版した会社以外から
本を出すようになるのだろうという素朴な疑問を抱いていたが、
これを読んで納得することができた。
『背表紙は歌う』では、委託営業の女性が気に掛ける新潟の書店がどうして経営不振に
陥ったのかを、安楽椅子探偵よろしく事実関係を整理し始める井辻智紀。
確かに東京以外の書店に行くと、それが千葉や埼玉であったとしても、
その土地ならではの出版物が並んでいることが多いことを思い出した。
『君とぼくの待機会』は、世間的にも大きな影響を与える文学賞の選考を巡り、
受賞作が出来レースで決まっているという流言飛語に振り回される各出版社の営業と
作家たちの姿が描かれている。既に出版されている本がノミネートされていること、
ノミネート作品がエンターテインメント的なタイトルであることから、
作中の「東々征治郎賞」のモデルはおそらく「直木三十五賞」かと。
勝手にノミネートしたくせに、落ちたら落ちたで、作品によっては貶されるものも
存在するわけだから、作家にとってはたまったものではないだろう。
そりゃ、審査員が全員死ぬ話を書いて意趣返しをされるわけである。
『プロモーション・クイズ』は自社の新刊を強力にプッシュする過程で、
作中に答えが無いなぞなぞが存在することに気付いた登場人物たち。
ある書店員があっさりとそれを解いてしまったうえ、追い打ちをかけるように
新たな問題を提供したことで、営業のみならず、編集や他の作家を巻き込んで
いくことに……というおはなし。クロスオーバーをしているのかいないのか、
井辻智紀とあのキャラクターとの距離感と言い、ギリギリの線を狙っているところが絶妙。
2014年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このシリーズを読むとつくづく本屋さんの大変さがわかりますね。
1を読んで多少分かった気になったところで、今度は取次ですか。
主人公の遭遇する「謎」を追いかけて読み進むうちに業界の話が分かるというのは、なかなか楽しいものです。人の死なない日常の謎。読み方楽しみ方は人それぞれなのは当たり前ですが、その幅が広い本だと思います。
1を読んで多少分かった気になったところで、今度は取次ですか。
主人公の遭遇する「謎」を追いかけて読み進むうちに業界の話が分かるというのは、なかなか楽しいものです。人の死なない日常の謎。読み方楽しみ方は人それぞれなのは当たり前ですが、その幅が広い本だと思います。
2020年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公もさることながら、彼を囲む個性豊かな同業者たちが、読めば読むほど、身近に感じ、魅力的に描かれてます
一つの謎を解くのも、名探偵1人の力というより、総合力の勝利みたいなところが、主人公の魅力でもあるかな
短編なので小説が苦手な人でも、とても読みやすいです
一つの謎を解くのも、名探偵1人の力というより、総合力の勝利みたいなところが、主人公の魅力でもあるかな
短編なので小説が苦手な人でも、とても読みやすいです