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福家警部補の考察 (創元クライム・クラブ) 単行本 – 2018/5/21

4.4 5つ星のうち4.4 96個の評価

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地位と愛情を天秤にかける医師の誤算(「是枝哲の敗北」)、夫の企みを察知し機先を制する料理好きな妻(「上品な魔女」)、身を挺して師匠の名誉を守ろうとするバーテンダー(「安息の場所」)、数年越しの計画で恋人の仇を討つ証券マン(「東京駅発6時00分 のぞみ1号博多行き」)――犯行に至るさまざまな事情と慮外の齟齬。透徹した眼力で犯人の思惑を見抜くシリーズ最新刊。

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2018/5/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/5/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 244ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4488025579
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488025571
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 96個の評価

著者について

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大倉 崇裕
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カスタマーレビュー

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5つのうち4.4つ
96グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
福家警部補にすっかり魅了されました。これまでの福家警部補の話も全部読んでいます。次作が待ち遠しいです!
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安定の読み易さ。
2018年6月1日に日本でレビュー済み
ああ、やっぱり今回も面白かった。
地位と愛情を天秤にかける医師の誤算、夫の企みを察知し機先を制する料理好きな妻、身を挺して師匠の名誉を守ろうとするバーテンダー、数年越しの計画で恋人の仇を討つ証券マン――。
今回も容赦なく犯人を追い詰めていく福家警部補。その心理戦が実に面白い。
特に「安息の場所」での犯人との最後のやり取りや、「東京駅発6時00分 のぞみ1号博多行き」での犯人との攻防戦は読んでいて引き込まれてしまった。「上品な魔女」の犯人・さゆりのキャラクターも面白かった。
さて、京都では何が待っているのか?
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年9月12日に日本でレビュー済み
まとめてしまえば、いつもの福家警部補! 前回の「追求」が読み応えのある中編2編だったが、今回は原点回帰?で少し長めの短編が4編。どれも楽しく読むことが出来た。当たり前のことながら倒叙形ミステリーなので出だしから犯人が分かっており、細かく見ていけば突っ込みたくなるところはある。だけど、本格派と称して非現実的なトリックを持ってきたり、推理作家や素人が犯罪現場に乗り込んだりするあまたの作品よりはずっとリアリティがある設定ばかり。警部補のキャラが立っていないというレビューもあるが、正体不明・何を考えているか分からないのが主人公なのだから、書き込みすぎていないのは当然かと。淡々と犯人を追い詰める福家警部補はこのままであって欲しい。なお、ところどころに作者の別の作品の登場人物が出てくるのは、ファンとしてはニヤリとしてしまう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年6月30日に日本でレビュー済み
コロンボにも古畑にも新作が期待できない以上、福家を読むしかない。
ストーリーは相応に独創的だし、それぞれ「コロンボのあの作品」と引き比べながら読む楽しみもある。
が登場人物がみな平板だ。福家も含めてキャラが立っていない。
皆が同じ声で同じようなしゃべり方をする(ように感じられてならない)。
残念ながら作家としての力量不足なのだろう。
余計な描写も多い。
そんな暇があったらミステリに徹してトリックなどに磨きをかけて欲しい。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年8月28日に日本でレビュー済み
福家警部補のファンです。小柄でとぼけたキャラクターなのに、どんな強面の男性にも負けず、犯人の自供を引き出す様子が愉快です。

若干ファンタジー的で、福家警部補と話した人物(もちろん犯人は違いますが)が自分の幸福に気づいたり、前向きになったりする、という展開も好きです。

読みやすいので、気分転換に最適です。自作も期待してます!
2018年6月21日に日本でレビュー済み
とはいっても本文ではなくて、参考文献一覧の後の謝辞。
まったくもって、やらかしてくれるよなあ。
(ちなみに、ここだけ読んでも何のこっちゃ判りません)
本文も安定の出来栄えで、特に第四話が趣向のワクワク感で
楽しませるが、最後の犯人の行動はちょっと無理ありかな。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年6月17日に日本でレビュー済み
福家警部補シリーズ第5作。
いまや日本を代表する「刑事コロンボ」トリビュートシリーズと言ってよい人気シリーズになったとは思うが、別の作品でも述べたことがあるように、ごくたまにではあるが、大きく水準を下回る作品が交じるのが欠点であろう。
本作でいえば、唯一描き下ろしの「安息の場所」がそれに当たると思う。どこが悪いかということをちょっとでも述べるとネタバレになる可能性が高いので詳しくは書けないが、要するに「倒叙ものとしてこのオチはないだろう」という作品であり、もしかして本家コロンボにも似たような例があったかもしれないが、だからといってミステリとして容認もし辛いところ。
本書中でも最長の作品であり、これがないと1冊にするまで普通ならもう2作を待たねばならないところから無理やり突っこんだのかもしれないが、せっかくの人気シリーズでもあり、編集者ももう少しじっくりと構えてほしいところである。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート