いやー、桜庭一樹はさすがにたくさん読むなあ。
というよりもどこかの大食い女子のように、本を貪り喰らうという感じだ。
しかも国内・海外のミステリーや純文学からコミック、写真集に至るまで
凄まじいまでの雑食である。
この人の本も本が読めないときに読む本である。
面白そうな本が、現れては消え、また浮かんでは流されてゆく。
僕は、その中で舶来の特に芳しい香りのするものだけをメモしておく。
軽いノリの読書日記の中に、突然、鬼気迫るような書くことの苦しみが
立ち現れることもある。
軽くてちょっと塩味が利いていて、なんだかポテトチップスみたいな本だね。
また、読めなくなったらお世話になります。
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少年になり、本を買うのだ 桜庭一樹読書日記 (創元ライブラリ) (創元ライブラリ L さ 1-1) 文庫 – 2009/8/30
桜庭 一樹
(著)
作家サクラバカズキは稀代の読書魔である。本当に毎日本を読むのである。内外文芸を読みまくる疾風怒濤の一年間を綴り読書界を瞠目させた読書エッセイ第一弾、待望の文庫化。
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2009/8/30
- ISBN-104488070647
- ISBN-13978-4488070649
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2009/8/30)
- 発売日 : 2009/8/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4488070647
- ISBN-13 : 978-4488070649
- Amazon 売れ筋ランキング: - 670,474位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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2000年デビュー。04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が、ジャンルを超えて高い評価を受け、07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞を受賞。同書は直木賞にもノミネートされた。08年『私の男』で第138回直木賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 GOSICK IV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (ISBN-13:978-4044281106)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
5 星
心の中に「本好き少年」がいるなら
人生で最も難しいことの一つは、心の中に「本好き少年」を失わずにいること。「古い本と古い映画、そして相変わらずの自分、がなくては保てない、 頑固で不安定なものが心のどこかにあるような気がする(p29)」この一文に深く肯くのなら、あなたの中の「本好き少年」はきっとこの本も求めている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人生で最も難しいことの一つは、
心の中に「本好き少年」を失わずにいること。
「古い本と古い映画、そして相変わらずの自分、がなくては保てない、
頑固で不安定なものが心のどこかにあるような気がする(p29)」
この一文に深く肯くのなら、
あなたの中の「本好き少年」はきっとこの本も求めている。
心の中に「本好き少年」を失わずにいること。
「古い本と古い映画、そして相変わらずの自分、がなくては保てない、
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この一文に深く肯くのなら、
あなたの中の「本好き少年」はきっとこの本も求めている。
心の中に「本好き少年」を失わずにいること。
「古い本と古い映画、そして相変わらずの自分、がなくては保てない、
頑固で不安定なものが心のどこかにあるような気がする(p29)」
この一文に深く肯くのなら、
あなたの中の「本好き少年」はきっとこの本も求めている。
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2010年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はまだ桜庭一樹の作品を読んだことがない。新聞の書評を見て
赤朽葉家の〜を読んでみようかと思っているところだ。
かなりの読書魔である。常に書店に向かっている。
ただその幅は狭い。出ている作品が東京創元社の作品が多いのは
出版社へのサービスか それとも単に推理文庫マニアなだけか?
日頃から固い作品が多い私にとっては 新しい分野を広げてくれた
という感謝につきる。
なるべくならこの日記のような レビューが書けたらなぁと思ったりもする。
自分の気持ちが悪くなるくらいその世界にどっぷりハマれるのも羨ましい。
いいとか悪いとかは言えない。ただ本当に面白く読めたのだ。
赤朽葉家の〜を読んでみようかと思っているところだ。
かなりの読書魔である。常に書店に向かっている。
ただその幅は狭い。出ている作品が東京創元社の作品が多いのは
出版社へのサービスか それとも単に推理文庫マニアなだけか?
日頃から固い作品が多い私にとっては 新しい分野を広げてくれた
という感謝につきる。
なるべくならこの日記のような レビューが書けたらなぁと思ったりもする。
自分の気持ちが悪くなるくらいその世界にどっぷりハマれるのも羨ましい。
いいとか悪いとかは言えない。ただ本当に面白く読めたのだ。
2013年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
桜庭さんの人となりが浮かび上がってきて面白い。なんてない日常の日記ですが、とにかく読んでいて楽しかったです。編集者さんとの絡みもたくさんあって、作家さんの生活を覗き見ている気分でわくわくしました。読書の内容の解説はそこまで濃くないですが、なんだか無性に本が読みたくなってきます。桜庭さんの読書好きがうつってしまうのかも。
2015年3月14日に日本でレビュー済み
2007年に出た単行本『桜庭一樹読書日記』の改題・文庫化。
2006年2月~2007年1月の読書日記を収めたもので、そのほか小説の執筆、編集者たちとの付き合い、実家での生活、家族やペットのことも出てくる。
それにしても、とてつもない数の本を読んでいる。しかも、ジャンルを限らず、多様なものに手を出しているところが凄い。そして、本の面白さや魅力を語るのが上手い。かならずしも読んでみたくなるような紹介ではないのだが、著者自身の感激が伝わってくる。
下欄には、編集者によって、取り上げられた本の紹介や、細々とした注釈が出ていて便利。
本好きの人間にとっては、生きる勇気が湧いてくるような一冊であった。
2006年2月~2007年1月の読書日記を収めたもので、そのほか小説の執筆、編集者たちとの付き合い、実家での生活、家族やペットのことも出てくる。
それにしても、とてつもない数の本を読んでいる。しかも、ジャンルを限らず、多様なものに手を出しているところが凄い。そして、本の面白さや魅力を語るのが上手い。かならずしも読んでみたくなるような紹介ではないのだが、著者自身の感激が伝わってくる。
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本好きの人間にとっては、生きる勇気が湧いてくるような一冊であった。