吉野仁氏が、「孤低のつぶやき」(12/16)で、笠井潔氏の唱える「大戦間探偵小説論(大量死理論)」に対する異議を何点か並べている。これまでに比べて、相手を明快にしている分、ずっと論点が整理されているのはありがたい。どうやら吉野氏は「大戦間探偵小説=本格ミステリー」と早合点しているようだ。笠井氏の発言を引いてみよう。 たとえばハードボイルド派の元祖と見なされているハメットは、アメリカにおける本格派 続きを読む